東芝ライフスタイルは、冷凍冷蔵庫「VEGETA(ベジータ)」の新フラッグシップモデルとして、6ドアタイプ「FZSシリーズ」3機種を3月中旬に発売する。
ラインアップは定格内容積600Lの「GR-V600FZS」、550Lの「GR-V550FZS」、507Lの「GR-V510FZS」。価格はいずれもオープン。推定市場価格は「GR-V600FZS」が450,000円前後、「GR-V550FZS」が430,000円前後、「GR-V510FZS」が400,000円前後。
3機種ともに本体カラーはフロストグレージュとフロストホワイトの2色を用意する。
上段冷凍室の内部を2段構造に改良、風量や立ち上がりスピードも向上させた
いずれも、食品のおいしさを損なうことなく急速冷凍できる「おいしさ密封 急冷凍」を搭載したモデル。急速冷凍コーナーを最も冷却効率の良い場所に設置するために、上段冷凍室の内部を2段構造に改良、風量や立ち上がりスピードも向上させることで、よりパワフルな冷却を実現。
さらに、上段スライドケース底面に対流冷却口を設け、熱対流を起こすことでアルミトレイを急冷却。従来から行なっていた上からの冷却に加え、下からも冷却することで、細胞が壊れやすい温度帯(最大氷結晶生成帯)を、通常冷凍と比べ約7倍のスピード(約19分)で通過させることが可能となった。
また、食品の保存時、直接冷気を当てない構造とすることで食品の温度変化を抑制し、従来機種と比べて霜着きを約1/4に削減する「おいしさ持続 上質冷凍」(下段ケース)も搭載。一定時間急冷凍運転を行ない、終了時には音声アナウンスで知らせる「おしらせ冷却」(上段スライドケース)も採用した。
加えて、従来機種ではチルド室、野菜室に搭載していた「W-UV除菌」を冷蔵室にも搭載し、食品をより清潔に保存できるように進化。さまざまなニオイ分子に対応した「Ag⁺マルチバイオ脱臭」も採用しているので、今まで取れなかったキムチやニンニク臭などにも対応でき、冷蔵室のさまざまな種類のニオイを脱臭できるようにもなった。
そのほか、余った野菜やカットした野菜を、ラップなしでも新鮮に保存が可能な「使い切り野菜BOX」や、表面を氷の膜で包み込むことで食品を凍らせずに、肉なら約14日間、魚や刺身は約7日間おいしさと鮮度を守る「氷結晶チルド」も採用。
聞き取りやすい音声とメロディで冷蔵庫の状態を知らせる「音声アナウンススピーカー」には、お手入れ手順などの使い方や、スマートフォン専用アプリ「IoLIFE」に接続している同社洗濯機・オーブンレンジの運転終了通知、ごみの日など定期的なイベントのリマインド機能などを追加した。
「GR-V600FZS」の主な仕様は、定格内容積が600L(冷蔵室302L<チルド24L>、野菜室133L、製氷室22L、冷凍室143L)。外形寸法は幅685×奥行き745×高さ1,833mm、質量は130kg。
「GR-V550FZS」の主な仕様は、定格内容積が550L(冷蔵室278L<チルド21L>、野菜室123L、製氷室20L、冷凍室129L)。外形寸法は幅685×奥行き699×高さ1,833mm、質量は123kg。
「GR-V550FZS」の主な仕様は、定格内容積が507L(冷蔵室257L<チルド19L>、野菜室112L、製氷室20L、冷凍室118L)。外形寸法は幅650×奥行き699×高さ1,833mm、質量は120kg。
関連情報
https://www.toshiba-lifestyle.com/jp/refrigerators/
構成/立原尚子