ビジネスシーンでスマートに見せるには、シワや汚れのないスーツやネクタイは必須。常にキレイな状態をキープしたいところですが、ネクタイやスーツは家でアイロンがけできるのでしょうか。また、正しいお手入れ方法は何なのかもご紹介します。
目次
ネクタイにアイロンをかけると失敗する可能性も
ネクタイにはシルクなどの優しい生地のタイプが多く、アイロンや洗濯をしてしまうと生地が傷んだり伸びたり、型が崩れてしまう可能性も。また、アイロンがけをすることで、テカリが出たり中に入っている芯の形状が表に浮き出てしまう場合があります。
お手入れなどをしたい場合は、クリーニング店やプロなどに任せるのがいちばん安心です。
シワがついてしまったらどうするべき?
もしネクタイにシワがついてしまったら、ハンガーにかけてネクタイの重みでシワを伸ばしましょう。ハンガーにかけて2~3日陰干しすることで結び目のシワも少しおさまってきます。
また、湿気の残った状態のバスルーム内で干すと、ネクタイが蒸気をまとってシワが伸びやすくなります。
ネクタイをクリーニングに出す目安は?
ネクタイは大体3か月に1回のペースでクリーニングに出すと良いでしょう。多くのネクタイは素材にシルクを使用しているので、クリーニングへ出しすぎるのも生地が傷んでしまう原因に。
ウールタイや麻混のネクタイなど季節限定のネクタイは、長期に渡って使用しない場合は、クリーニングに出してから次のシーズンまで保管するのがおすすめです。
日頃からネクタイのお手入れを心がける
頻繁にクリーニング店にネクタイを持って行くのは、時間や費用もかかってしまいます。いつでもキレイにネクタイを着用できるよう、日頃からお手入れをするように心がけると良いでしょう。
ネクタイのお手入れ手順①ハンガーにかけておく
1日中使用したネクタイはホコリと汗が付着しています。なので、ハンガーにかけて半日から1日干ししておくだけでもリフレッシュ可能。ニットタイはハンガーにかけると伸びてしまうので、平置きにします。
ネクタイのお手入れ手順②ブラッシング
ハンガーにかけた状態で、ネクタイの中心部分から大剣・小剣に向かってブラッシングします。これにより、軽い汚れやホコリが落とせます。
【参考】ozie ネクタイのお手入れ方法
スーツにアイロンをかける時に覚えておきたい3つのポイント
スーツにアイロンをかける時、覚えておきたい3つのポイントがあります。この基本を理解せずにアイロンをかけてしまうと、スーツにダメージを与えて寿命を縮めてしまう恐れもあります。
スーツにアイロンをかける時のポイント①スチーマーなどで適度に水分を含ませる
衣類スチーマー、またはスチーム機能付きのアイロンを使用することで、シワ対策と臭い対策になります。また、霧吹きを使って生地に水分を含ませてアイロンがけをするという方法も有効です。
スーツにアイロンをかける時のポイント②当て布が必須
普段のお手入れはスチームを使用したシワ・臭い対策のみでも大丈夫です。ですが、折り目をきっちりつけたいシーンもあるでしょう。そのような時は、アイロンでプレスをしますが、直接アイロンを当てると生地を傷めてしまいがち。なので、綿素材などの通気性のよい生地を当て布として使用し、アイロンをしましょう。当て布を使うことでテカリ防止にもなります。
スーツにアイロンをかける時のポイント③温度に気をつける
スーツの適切な温度は素材によって変わるので、スーツに縫い付けられている洗濯表示を確認しましょう。
綿や麻だと180~200度の高温、ウールは140~160度の中温、ナイロンやポリエステルなどの化学繊維素材は110~130度の低温が基本とされています。温度が低すぎると美しく仕上がらず、高すぎると生地を傷めて失敗するので注意が必要です。
【参考】P.S.FA スーツを着る全ての人に知ってほしい「スーツの正しいアイロンがけ」
シワになりにくいスーツを着用するのも◎
アイロンの頻度を減らすためにも、シワになりにくく、自宅で選択可能なスーツを着用するのもおすすめです。
温かみのある素材で季節感のある1着。シワになりにくいスーツ①
P.S.FA「WEB限定スーツ ウールライク バーズアイ ネイビー」1万4630円(WEB価格)
表地に使用されているポリエステル素材は、ウールライクで柔らかな風合いと高いストレッチ性が特徴。ウールライクで温かみのある素材は、季節感を感じることができ秋冬のおしゃれを楽しめます。
【参考】P.S.FA「WEB限定スーツ ウールライク バーズアイ ネイビー」
※データは2022年11月下旬時点での編集部調べ。
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文/山田ナナ