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伝統芸能の歌舞伎から和紙まで!サクッと楽しめる日本の「無形文化財」

2023.01.26

身近だからこそかえって疎い人も多い日本の伝統文化。最近は、インバウンド再開に伴って観光地で外国人と一緒になるケースも多いが、外国人観光客の方が日本文化や歴史に詳しいケースもザラだ。

今回は、ユネスコの無形文化財に選ばれたものの中から、大人の男なら知っておきたい伝統芸能の代表格からマニアックなものまでをピックアップ!
新年が始まったばかりの今こそ、これまで触れたことのなかった日本の伝統・文化に向き合い、実際に体験しに行ってみては?

大ヒット漫画の歌舞伎化や新時代ならではの演目が増加中!歌舞伎(伝統的な演技演出様式によって上演される歌舞伎)

歌舞伎(伝統的な演技演出様式によって上演される歌舞伎)は、2008年にユネスコ 無形文化遺産に登録されている日本を代表する伝統芸能の一つ。

文化庁のデータベースでは、その特徴を「女性役を「女方」といわれる男性が演じ、伝統的な演技やせりふなどの表現手法を用います。また、伝統的で独特の衣裳や鬘、化粧、大道具・小道具、舞台機構、複雑で多様な音楽、拍子木・ツケなどが総合的に一体となって、一定の伝統的な演技演出様式による芸能」と記載されている。

実際、「見得を切る」など歌舞伎ならではの動き、観客が俳優の屋号(やごう:家系の通称)「◯◯屋!を声掛けする昔ながらの独特の作法があり、鑑賞には敷居が高いイメージも。。。

しかし、2019年に大きな話題となった『風の谷のナウシカ』や、西野亮廣が原作・脚本を担当し、市川海老蔵(現・市川團十郎白猿)とその子供たちが親子共演して話題となった『プペル~天明の護美人間~』が上演。

また、今年1月6日〜27日上演の初春歌舞伎公演では、古典「源平布引滝」をベースに新しいアレンジが加えられた新作「SANEMORI」が上演され、宮舘涼太(Snow Man)が主要な役どころで出演するなど、新たな試みの新作歌舞伎が続々と上演されている。

ユニークな着想の新作が生まれている大きな要因は、主役を務める歌舞伎役者の世代交代と、新型コロナウイルスの影響だ。

2019年の『風の谷のナウシカ』でナウシカ役を演じた尾上菊之助は「もともと歌舞伎はSFX的な効果を江戸時代から作っていた」と語り、海老蔵は「歌舞伎は、伝統文化としてすごく貴重で大事なものだと思っているが、そこに甘んじていていいのか、という自問自答がコロナ禍で加速した」と当時の記者会見で語っている。

大ヒットエンタメ作品の歌舞伎化や、若手役者や話題のキャストの起用など、コロナ禍を経て新時代に突入した歌舞伎の世界。まだ一度も観劇したことがないという人は、今年こそ劇場に足を運んでみては?

便箋にマスキングテープ、下着まで…おしゃれで活用幅無限大の和紙(日本の手漉和紙技術)

ロフト限定 そえぶみ箋 15周年記念復刻デザイン 各330円
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001147.000018324.html

「和食;日本人の伝統的な食文化」に続いて、その翌年2014年に登録されたのが「和紙:日本の手漉和紙技術」だ。もともと島根県の石州半紙が単体で登録されていたが、その後2014年に岐阜県の本美濃紙、埼玉県の細川紙もその登録対象となり、上記3つが「和紙:日本の手漉和紙技術」として再登録された。

和紙は、丈夫で独特の風合いがあり、文房具によく使われる。特に創業187年老舗メーカー・古川紙工株式会社が発売する美濃和紙の「そえぶみ箋」 は誕生15周年、ロフトなど若い層にも人気の量販店や日本最大級の文具の祭典「文具女子博」にも出品し、現在も年間35万個を売り上げる大ヒット商品だ。

コアハーフトップ 4950円(税込)、コアフルレングスレギンス 8910円
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001818.000018505.html

また、和紙が薄手で強度がある点、天然由来で消臭・抗菌に優れた点を活かし、最近ではマスキングテープや UNDERSON UNDERSONの下着のように、アパレル製品の素材として使われるケースも増えている。

SDGsが叫ばれ、環境負担が少ないサステナブル素材が注目される中、和紙への注目度は今後ますます上がりそうだ。

日本各地の民俗芸能が続々登録!盆踊りや念仏踊りなどの風流踊、男鹿のナマハゲなど来訪神も文化遺産に!

近年、登録されたものの代表格が2018年登録の「来訪神:仮面・仮装の神々」と、昨年11月30日に登録が決定したばかりの「風流踊(ふりゅうおどり)」だ。

来訪神とは、秋田県男鹿市のナマハゲや、宮古島のパーントゥ、鹿児島県の甑島のトシドンなど、仮面・仮装の異形の姿をした神々のこと。日本各地には彼ら「来訪神」が正月などに家々を訪れ,怠け者を戒めたり,人々に幸や福をもたらしたりする年中行事がたくさんあり、来訪神行事10件が合わせて登録されている。

もっとも最近登録が決定した「風流踊(ふりゅうおどり)」は、盆踊りや念仏踊などのような太鼓・鼓・笛・鉦などの囃子に合せて歌いながら踊る群舞のこと。死者の供養や豊作祈願、雨乞いなどの祈りが込められた踊りで、全国各地で開催されており、西馬音内の盆踊や郡上踊り、滝宮の念仏踊など、24都府県の計41件ものイベントが登録されている。

今は旅行こそしやすくなったが、まだまだ海外旅行は抵抗があるご時世。こんな時期だからこそ、日本の各地域の祭りやユニークな年中行事を体験しに訪れてみてはいかが?

文/あさみ

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