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古いのに新しい!?世田谷ボロ市で出会ったソニーの名機「セパレートラジオ ICF-7500」の色褪せない魅力

2023.01.25

■連載/コウチワタルのMONO ZAKKA探訪 

東京都世田谷区に「ボロ市」と呼ばれる催しがあることをご存知だろうか?

一見して変わった名前の催しであるが、実は約500年の歴史を持つ東京都が指定している無形民俗文化財でもある。

元々は小田原城主・北条氏政がこの地に楽市を始めたのが起源といわれ、当時は古着やボロ布が売られていたことがその名の由来となっている。

ひと言で言ってしまえば蚤の市ということになるのだが、その由来を継承しているのか、着物や帯、骨とう品などの露店も多く目にする率が高い点は全国の蚤の市とは異なる印象を受けた。

2022年12月から2023年1月にかけて、このボロ市が3年ぶりに開催されると聞き足を運んできた。

そこで入手したのが今回紹介するソニーのセパレートラジオ『ICF-7500』である。

この製品、発売は1976年ということで約50年前の製品となり、ラジオ好きとしてそれだけでも垂涎ものだが、現在見ても非常に優れていることが分かる製品だと感じている。

今回はこの製品の魅力を紹介していこう。

『ICF-7500』とは?

上述した通り、『ICF-7500』はソニーが今から約50年前の1976年11月に、14,800円で発売したラジオである。

ちなみに当時のサラリーマンの平均月収が143,900円と言われているので、現在の価格に直すと3万円くらいの感覚になるだろうか。

発売された翌年1976年にはグッドデザイン賞の20周年記念通産大臣賞を受賞していたり、ソニーの公式HP内の「ソニーにおけるデザインの歴史」でも紹介されていることを見ると、ソニーにとっても印象に残っている製品であったのだろうと推測する。

『ICF-7500』の特徴

◆出っ張りがなく、今見てもスタイリッシュな印象を与えるデザイン

ボロ市のような様々な売り物がごった返している場面で、私がこの製品に目を留めた理由は何だっただろうかと考えると、やはりこの製品のデザインが今の感覚からしてもスタイリッシュであったからであろう。

ご覧のように殆ど出っ張りの目立たない箱型のデザインをしており、メタリックな外装と共にスタイリッシュな印象を与えている。

サイズは幅155㎜、高さ101㎜、奥行き23.5㎜となっており、数値上は別段薄いというわけではないのだが、幅、高さとのバランスで見ると「薄い」という印象を受けるサイズとなっている。

本体上部には3つのボタンがあり、左から順番に低音・高音を切り替えるトーンコントロール、電源ボタン、AM/FM切り替えボタンとなっている。

1983年生まれで昭和の時代のラジカセを知っている私としてはこのボタンのデザインだけでグッとくるものがある。

ボタン自体がメタリックな点で安っぽさがないし、横にスライドするデザインであることにより出っ張りを抑えることに一役買っていることが分かる。

本体側面にはダイヤル2つとイヤホンジャックが備わっており、ダイヤルは上から順番にボリュームダイヤル、選局ダイヤルとなっている。

当然のことながら自動選局機能やプリセット機能などというものはない。しかし、ラジオ好きとしてはこれが良いと思っている。

自分でダイヤルを回して電波を捕まえ、綺麗な音になるように調節する。これこそがラジオの醍醐味だと思っている。

本体表面に周波数が印字されており、AM/FM切り替えボタンによって選択された種類は周波数の上方の丸窓に表示されている。

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