あなたの頭はこっている?セルフチェックの方法を紹介
「頭のこり」は、あっても自覚できない人がほとんどだという。同書で紹介されているチェック法は以下の4つ。一つでもある人は、頭がこっているのでたるみやすく、要注意だ。
□頭皮が指でつまめない
村木さん「頭皮は額と同じくらいの指でつまめるやわらかさが理想ですが、数ミリつまむのがやっとという方も多いですね。頭皮はつまめるけど痛いという方は、むくみが起こっています」
□こぶしで生え際や眉の上をグリグリすると痛い
村木さん「痛いと感じたら、こりやむくみが起きている証拠です」
□頭皮をさわるとぶよぶよしている
村木さん「頭皮の弾力が失われているのも、頭がこっているサインです」
□額や頭頂部、えり足の左右が角ばって来た/左右で形が異なる
村木さん「本来、頭はなめらかな丸い形ですが、頭がこると、頭蓋骨が引っ張られてゆがみます」
ほおのたるみを解消する「頭ほぐし」はこれ
『10秒で顔が引き上がる 奇跡の頭ほぐし』には多くの方法が紹介されているが、その中のひとつ、ほうれい線の原因となる「ほおのたるみ」を解消する頭ほぐしの方法を紹介する。
① 親指をこめかみのへこんだ部分に置き、残りの指で後頭部に固定。親指に力を入れ、グッと頭を持ち上げるように引っ張る。
② そのまま、「あむあむ」と口を大きく開閉。
③ 親指の位置を写真の5カ所に替えていき、1~2を同様に行う。
実際にやってみると、かなり力が必要。だが口を大きく開閉すると、こめかみや耳の上の筋肉の動きがはっきりとわかる。簡単なので、一度やるとすぐに覚えられるし、1コースやり終えると確かに、本当に顔が軽くなったような感じがして、すっきり。感覚としても効果が実感できる。これだけでも続けてみたくなった。
枕をタオルに変えれば、寝ている間に頭のこりをほぐせる
『10秒で顔が引き上がる 奇跡の頭ほぐし』では、頭がこる原因になりやすい生活習慣も指摘。PCやスマホを使う時の頭がこりにくい姿勢や、仕事の合間にボールペンや椅子を使ってこりの蓄積を防ぐ方法も紹介されている。
また睡眠中の姿勢も、頭のこりの原因になる。村木さんのおすすめは、枕を使わず、タオルを複数枚使ってカスタマイズする方法。首や肩、呼吸がラクになり熟睡しやすくなるので、頭のこりの蓄積を減らせる。
まず1枚目のタオルの端を首と床のすき間が埋まる高さに丸め、逆の端は伸ばした状態にし、頭を乗せる。2枚目のタオルを後頭部の下に重ねて、眉間が水平になるように高さを調節。
※『10秒で顔が引き上がる 奇跡の頭ほぐし』より転載
マスクをはずす日までに、必読!
同書には、「フェイスラインを10秒で引き上げる」方法など、仕事の大事なシーンの前に役立つリフトアップ法をはじめ、体と心の不調を整える頭の「ツボ」押し、白髪・薄毛対策になる「頭ほぐし」のほか、頭ほぐしをより効果的に行うコツなど、頭ほぐしの情報が満載。マスクをはずす日に備え、ぜひ一読しておきたい。
最後に、この本をこれから読んで試そうと考えている方へのアドバイスを村木さんにお聞きした。
村木さん「ポイントは頭皮を耕やすように、1〜2ミリで小さく動かしてください。呼吸は自然な呼吸でリラックスしながら行ってください。毎日少しずつでも続けて行くと頭皮がほぐれ、顔もリフトアップしますし、いろいろな不調が改善されますよ」
『10秒で顔が引き上がる 奇跡の頭ほぐし』(村木宏衣著/主婦の友社)1430円(税込)。
取材・文/桑原恵美子
取材協力/主婦の友社