年齢を問わず急増中!?コロナ感染後に始まる「コロナ男性更年期」の傾向と対策

Dクリニック東京では、 コロナ男性更年期に悩む患者へ向けて、コロナ男性更年期窓口を2022年8月に設置した。コロナ感染症が徐々に拡大していく中、男性更年期に関する相談件数も増加しているというので、その概要をお伝えしよう。

コロナ男性更年期とは何か〜心、体、性において複数を併発

コロナウイルス感染症から回復する過程や、感染症治癒後に「男性更年期障害」を発症することを指す。症状は一つではなく、心、体、性において、複数を併発することが多いのが男性更年期の特徴だ。

心の症状としてはイライラ、不安などに加えて睡眠障害が起きるケースがある。体の症状としては、関節の痛みや発汗、ほてり、以前と同じような運動量や食事量にもかかわらず太りやすくなる、筋力がつきにくくなるなどが挙げられる。

さらに、性機能関連の症状としては性欲低下、勃起力の低下、夜間睡眠時勃起の減少などが認められる。また、更年期とうつ病は類似しているが、更年期では食欲は保たれていることが多く、うつ病になると食欲は低下する。

コロナ男性更年期窓口設置以降、相談件数が120％増加

コロナ男性更年期窓口設置以降、2022年10月～12月の男性更年期に関する相談件数が昨年同月比120％と増加している。

本来、若年層での発症は少ない男性更年期障害だが、20代の人など年代問わず「コロナ感染後に更年期症状が始まった」などと問合せが続く状況にある。

実際にDクリニックでは、更年期症状に悩む10～40代までの男性の患者の割合が約半数を占めているという。

また、傾向としてコロナ感染後1～3か月ほど経ってから更年期症状が現れる人が多く、感染が拡大した2022年7月、8月頃の第7波の影響があるのではないかと考えられる。

ドクターからのコメント

新型コロナウイルスの流行が続く中、更年期症状に関する問い合わせが増加しています。年末年始の行動制限がなかったため、今後もコロナ感染が拡大する可能性があるので、更年期症状に悩んだ場合は一人で悩まずにクリニックにお問合せください。

関連情報：https://www.d-clinicgroup.jp/clinic/

構成／Ara