牡蠣牡蠣と2回も書けば字画は莫大だが価格は低し!
グダグダ説明抜きで見ていただきましょう、生牡蠣の写真です!
↑このキラキラ輝いたヤツが2つ盛られてわずか220円。どうする、この夢の価格?
殻ごと左手に持って口に近づけりゃ、それだけで牡蠣ならではの磯の香りが鼻腔を幸福へと誘う。ウオオォ~こりゃ辛抱たまらんと、一気にそのプリンとした海のミルクを口の中へと流し込む!!
瞬時に口の中全体が三陸海岸ですよ!舌の味蕾がリアス海岸の波に洗われる快感ですよ!!
本当にしつこいようだが、これで一個110円。たまらない味覚の快感がまだ口の中に残っているうちに、日本酒の『乾坤一』をグイッとあおれば、もうこのカウンターに尻から根が生えてもいいって気分になるよ、まじ。
牡蠣を2コ、感動しつついただいた後は、こりゃもう続けざまに口の中をリアス海岸攻めにしてやる!とホヤを頼んでみました。先に載せたメニュー写真の右下に鎮座まします『宮城県の珍味・蒸しホヤ/3個550円』ってヤツね。
ホヤって生の酢の物はちょくちょく東京でも食べるけど、逆に熱を通した蒸し物で食べたことないんですよね。期待して待ち、そして届いたヤツをこれまた写真で見ていただきましょう。
↑ド~ンと大迫力!皮ごと蒸されたホヤの中身を、皮からめくり取るようにして食べる。
これまた独特の牡蠣とは若干違うホヤ特有の磯の香りが酒をグイグイ進めてくださる。オマエはお酌上手な高級クラブのホステスさんか? と、思いつつ杯が重なる『乾坤一』!
ホヤも熱通すと、やっぱり貝みたいな感じで歯ごたえが増して旨味が濃厚になるのね。当たり前の感想書いて申し訳ないけど、ド直球でウマイ!!
そんなホヤに感動したら、やっぱりもう一度牡蠣に戻りたくなっちゃってね~。つうのも『牡蠣のオイル漬け/2個330円』ってのをメニューで見つけまして……それに白ワイン合わせたら美味いだろうな~って想像したら、それを堪能せざるを得なくなっちゃったんですよ。もう自分で自分に抗えなくなっちゃった。
で白ワインのグラス660円とともにいっちゃいました。
↑あーなんかもうただただいい感じ!
このセットで約千円ってことか…。最近、日本も世界も暗いニュースばっかりですけど、まだまだ捨てたもんじゃないなぁ~この地球!
そんなヤケにスケールの大きいことまで思いつつ、ワインはあと一杯お代わりして、当然のように大満足でこのお店を後にしたのだった。
もう一回言う。捨てたもんじゃないな、この地球。宮城県に来てつくづく思った!!
【SHOP DATA】
『牡蠣小屋 ろっこ』
電話:022-722-6531
住所:仙台市青葉区一番町2-3-30 いろは横丁30小間
営業時間:15時~24時(LO.23時) 不定休
文/カーツさとう
コラムニスト。グルメ、旅、エアライン、サブカル、サウナ、ネコ、釣りなど幅広いジャンルに精通しており、新聞、雑誌、ラジオなどで活躍中。独特の文体でファンも多い。