2022年8月に正式版がリリースされた「Android 13」。配信当初はGoogle Pixelシリーズのみに対応していましたが、執筆時点(2023年1月中旬)では、「AQUOS R7」、「AQUOS sense7」や「Xperia 1 IV」、「Xperia 10 IV」、「Galaxy S22」シリーズなど、多数のAndroidスマートフォンに配信されることが発表されています。
OSの大型アップデートとなると、新機能や操作性が気になるという人も多いはず。そこで本記事では、Android 13を搭載した「Google Pixel 7」を使いながら、Android 13の新機能をご紹介します。
目次
【Android 12→Android 13の新機能】「テーマ別アプリアイコン」でホーム画面の統一感UP
Android 12では、色調を統一する「Material You」という新デザインが採用されたことでも話題を呼びました。これにより、対応するアプリやウィジェットなどが同系色にまとまり、統一感のあるデザインを楽しむことができるようになっています。
Android 13では、ホーム画面の統一感がさらに増す「テーマ別アプリアイコン」の選択が可能。有効にすると、ホーム画面に配置したアプリアイコンが、設定した色調に統一されます。
ただし、執筆時点ではサードパーティー製アプリで、対応、非対応が分かれている状態。下の画像のように、Twitterアプリは統一されたデザインになるものの、LINEアプリやFacebookアプリ、Instagramアプリでは非対応となっています。
【Android 12→Android 13の新機能】アプリごとに設定言語を選択可能
Android 12以前のバージョンでは、端末ごとに言語設定をする必要がありましたが、Android 13では、ベースとなる言語のほかに、アプリごとの言語設定が可能となります。
「設定」アプリの「システム」より、「言語と入力」に進むと、「アプリの言語」という項目が用意されており、ここに言語の変更ができるアプリの一覧が表示されているため、好みの言語に設定可能。
画像のように、「マップ」アプリを英語に設定すると、地図上には英語と日本語の両方が表示されます。目的地検索は日本語で入力してもできるため、地名の学習などに役立てられるでしょう。
【Android 12→Android 13の新機能】メディアプレーヤーのデザイン刷新
スマートフォンで音楽や動画を再生している際に、通知画面やロック画面に表示される「メディアプレーヤー」のデザインも、Android 13で刷新されています。
メディアプレーヤーはより大きなデザインとなり、再生バーが表示されているため、アプリを切り替えることなく任意の時間までスキップできるようになっています。
【Android 12→Android 13の新機能】クリップボードの使い勝手が向上
Android 13では、文章をコピーした際にプレビューが下部に表示される機能が追加されています。プレビュー画面をタップすると、そのまま編集モードに移行するため、コピーする内容を簡単に修正可能。また、コピーしたテキストを共有するといった動作も簡単になっています。
ちなみに、Android 13ではコピーした際の日本語の折り返し地点が、文節やフレーズ単位になるように改善されているため、視認性も向上しています。
また、Android 13をChromebookと併用している場合、スマートフォン側でコピーしたテキストを、そのままChromebookに張り付けるといった使い方の可能となります。