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やっぱり価格?今でも中古の「iPhone 8」が売れている理由

2023.01.19

物価の上昇、株価の低迷、コロナ禍の影響などもあり、多くの方が高額商品の購入に慎重かもしれません。

スマホもご多分に漏れず、高額なモデルが売れにくい状況です。さらに、通信料金と端末販売価格を別にする〝分離プラン〟の導入で、以前のように高額なスマホを、販売奨励金を利用して低価格で購入することが難しくなっています。

多くの人が利用するiPhoneも同様、最上位モデルがいちばん売れるモデルとは限らず、新品では長らく、低価格のiPhone SEが人気上位となっています。

そのiPhone SEのベースとなったとされるのが、iPhone 8です。

2017年9月に登場し、2023年1月現在、発売から6年以上が経過したモデル。大手キャリアやアップルストアで新品の販売はすでに終了しています。しかし、こちらの整備品(中古)が今でも人気となっているようです。

iPhone 8の64GBモデルの整備品が低価格で購入できる

たとえば、Amazonの売れ筋ランキングでは、iPhone 8の64GBモデル、ゴールドのSIMフリー版が整備品として、1万9500円の価格で人気トップとなっています。

整備品とは新品同様の再生品で、リファービッシュ品とも呼ばれます。初期不良などで回収した新品や中古品を検査・クリーニング、必要であれば修理などを施しており、保証が効く場合もあります。

中古とはいえ新品同様に扱えるため、ユーザーとしてはiPhoneを低価格で購入できるわけです。

なぜ、iPhone 8の整備品(中古)が人気なの?

iPhone 8の整備品が人気なのはわかりましたが、ではなぜ、iPhone 8なのでしょうか? その理由として考えられる要素をまとめてみました。

理由1.iPhone 8は現行モデルのiPhone SE(第3世代)とほぼ同じサイズ、デザイン

iPhone 8は現行となる第3世代のiPhone SEとほぼ同じサイズ。ホームボタンをフロントボディに搭載し、背面カメラを1基搭載する、iPhone 6から連なるデザインとなっています。

iPhone 8

画面サイズ:4.7インチ
高さ:138.4mm
幅:67.3mm
厚さ:7.3mm
重量:148g

iPhone SE(第3世代)

画面サイズ:4.7インチ
高さ:138.4mm
幅:67.3mm
厚さ:7.3mm
重量:144g

理由2.iPhone 8はiPhone SE(第3世代)の価格より圧倒的に安い

前述した通り、iPhone 8の64GBモデル、ゴールドのSIMフリー版は1万9500円です。一方、iPhone SE(第3世代)のアップルストアでの価格は、下取りがない場合は64GBモデルが6万2800円、128GBモデルが6万9800円、256GBは8万4800円となっており、64GBモデルなら1/3以下の価格となっています。

ちなみに、ドコモで機種変更をし、23か月目に端末をドコモに返却する「いつでもカエドキプログラム」を利用した場合の実質負担額は3万7730円です。こちらを利用しても価格は倍近くなり、分割支払金の3万5640円を支払わなければiPhone SEは手元に残りません。

【参考】ドコモ|iPhone SE(第3世代)

理由3.iPhone 8はアップルのサポートが継続していて、最新のiOS 16が利用可能

iPhoneはご存じの通り、iOSというアップルのオペレーティングシステム(OS)を利用します。iPhoneでは、最新のiOSにアップデートして利用することを推奨していますが、古い端末ではそのサポートを順次終了します。もちろん古いOSのままでもiPhoneは動きますが、最新のアプリが使えなくなったり、セキュリティの不安は避けられません。

2023年1月時点で最新となるのはiOS 16で、iPhone 8/8 Plusはそのサポートを受けられます。その点も、iPhone 8の人気が高い理由の1つになっているようです。

【参考】iOS 16をサポートしているiPhoneのモデル – Apple Support

理由4.iPhone 8はiPhone SE(第3世代)の容量と同じ64GB、128GB、256GBを採用

iPhone 8のストレージ容量は、64GBと128GB、256GBで、iPhone SE(第3世代)と同様なのも、評価が高い理由の1つでしょう。

また、iPhone 8のチップセットはA11 Bionicチップで、iPhone SE(第3世代)のA15 Bionicチップに比べて4世代ほど古いですが、ネット検索や簡単なSNS程度の利用で、よほど重いゲームアプリなどをハードに利用しない限り、その動作にストレスを感じることは少ないはず。

もちろん防水に対応し、Suicaなどの電子マネーを利用できるApple Payも利用できて、普段使いには困らないのではないでしょうか。

理由5.iPhone 8は5Gモデルではないが、キャリアの5Gネットワークが完成していない

iPhone 8の通信は最新の5Gには対応しません。一方のiPhone SE(第3世代)は5G対応モデルです。しかし、5Gネットワークの進捗はまだ発展段階です。いまだに3Gサービスも利用されているキャリア・エリアもあることから、4Gモデルで不便を感じるケースはまれかと思われます。

ちなみにiPhone 8の発売開始当時の価格はいくらだった?

ちなみに、iPhone 8は発売開始当時、いくらで販売されていたのでしょうか? 調べてみました。

iPhone 8の発売開始当時、ドコモの価格はいくらだった?

まずはドコモでの発売開始当時の価格を確認しましょう。当初は64GBモデルと256GBモデルがラインアップしていました。

iPhone 8 64GBモデル

一括価格:8万8776円
月々サポート:2376円(×24回)
実質負担額:3万1752円

iPhone 8 256GBモデル

一括価格:10万6920円
月々サポート:2367円(×24回)
実質負担額:5万112円

iPhone 8の発売開始当時、auの価格はいくらだった?

続いて、auでの発売開始当時の価格を確認しましょう。こちらも当初は64GBモデルと256GBモデルがラインアップしていました。

iPhone 8 64GBモデル

・MNP

販売価格:9万1440円
毎月割:2965円×24回(総額7万1160円)
実質負担額:2万280円

・新規/機種変更

販売価格:9万1440円
毎月割:2515円×24回(総額6万360円)
実質負担額:3万1080円

iPhone 8 256GBモデル

・MNP

販売価格:10万9680円
毎月割:2965円×24回(総額7万1160円)
実質負担額:3万8520円

・新規/機種変更

販売価格:10万9680円
毎月割:2515円×24回(総額6万360円)
実質負担額:4万9320円

iPhone 8の発売開始当時、ソフトバンクの価格はいくらだった?

最後に、ソフトバンクでの発売開始当時の価格を確認しましょう。こちらも当初は64GBモデルと256GBモデルがラインアップしていました。

iPhone 8 64GBモデル

・新規/MNP

一括価格:9万4320円
月月割:3210円(×24回)
実質負担額:1万7280円

機種変更

一括価格:9万4320円
月月割:2810円(×24回)
実質負担額:2万6880円

iPhone 8 256GBモデル

・新規/MNP

一括価格……11万2560円
月月割……3210円(×24回)
実質価格……3万5520円

・機種変更

一括価格……11万2560円
月月割……2810円(×24回)
実質価格……4万5120円

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