「愛妻家」はあるけど「愛夫家」がないのは何故?
1月31日は『愛妻の日』だ。
日本愛妻家協会が「1(アイ)月31(サイ)日」の語呂合わせと共に2007年に制定。日本独自の伝統文化…かもしれない「愛妻家」というライフスタイルを世界に広めていこうとの想いから誕生した記念日らしい。
画像:愛妻家協会HP
「奥さんを大切にする人が増えると世界はもっと平和になる」。おっしゃる通り。
パートナーが笑顔で居るだけで家庭も平和。生活にも潤いが生まれる。
今回、筆者は初めて「愛妻の日」があることを知り、普段なかなか言えない感謝の気持ちやありがとうの想いを伝えようかなと思った次第。
ただ…その前に物凄く気になることがいくつかある。
『愛妻の日って何をするの?』
『そもそも日本愛妻家協会って何?』
『てゆーか、愛夫家がないのは何故?』
勝手ながらこれらを解決してからでないと、妻に思う存分感謝を伝えられない気がした。
そこで今回、日本愛妻家協会の事務局長・山名清隆さんに話を聞くことに。愛妻家の鏡とも言えるほど甘美で奥深いお言葉をたくさん頂戴したので、心して聞いて欲しい。
画像:山名さんツイッターより
ーー「愛妻の日」制定の経緯を改めて教えてください
「愛妻家協会を立ち上げた翌年に制定したんですが、そもそもは“全国一斉男の早期帰宅大作戦”という呼びかけをしたのが始まりです」
ーー全国一斉男の早期帰宅大作戦とは?
「1月31日ぐらいは、旦那衆は寄り道せず、早く帰宅して奧さんに感謝の気持ちを伝えるのはどうだろう?という提案です。一斉にやるなら恥ずかしくないですし」
「それに、見栄とか建前をちょいとはずして感謝の言葉を口にしてみると二人の間の何かが溶け出すのではないかと思ったんです」
そんな大作戦は盛り上がりを見せ、2008年から日比谷花壇と連携し「日比谷公園で妻に愛を叫ぶ」イベントを開催。これを機に愛妻の日は花を買って帰ろうという呼びかけが全国の花屋の店頭で始まった。
「1月31日の夕方に仕事帰りの男性が花を買う姿を見かけたら、温かく見守ってあげてください」と山名さんは語る。
さらに、
画像:愛妻家協会
「バレンタインデーが近いこともあり日比谷公園に世界中のメディアの取材が殺到。CNN、BBC、ロイター、AFP、アルジャジーラなどが『日本の男性が愛を叫ぶなんて信じられない』と世界に配信したんです。世界からみると日本の男性のイメージは80年代からほぼ変わっていないことに驚きました」
愛妻家協会、凄すぎる。一体、何者?