子育ては母親に任せきりだった家庭の子どもはひきこもりやニートになる確率が2倍に
内閣府の調査によると、15歳以上40歳未満のひきこもりは推計54万1千人(※1)、40歳以上65歳未満は推定61万3千人おり、7割以上が男性であった。(※2)
そこで、『親子の法則 人生の悩みが消える「親捨て」のススメ』の著者・三凛 さとし氏は、15歳以上60歳未満の契約・派遣社員、フリーター、無職の未婚男性全国4,000人を対象に「ひきこもりとニート」について調査を実施。
原因や対策などの助言も添えて回答結果を公開した。
3割以上の人がひきこもりやニートの経験あり
「ひきこもり(※3)やニート(※4)、中年ニート(※5)の経験はあるか?」尋ねたところ、67.5%が「どれも経験がない」と回答し最多であった。
一方で、「現在、ひきこもり中」(8.4%)、「過去にひきこもりの経験がある」(7.4%)、「現在、ニート(中年ニート)中」(7.0%)など、ひきこもりやニート(中年ニート)の経験がある人が32.5%いることも判明。
ひきこもりやニート(中年ニート)の経験者1,300人と未経験者2,700人それぞれに「未成年だった頃、家庭環境について不満や問題を感じていたか?」尋ねたところ未経験者の最多は「感じていなかった」(38.9%、経験者は16.8% )。
一方、経験者は「感じていた」(23.9%、未経験者は11.1%)、「やや感じていた」(23.0%、未経験者は13.7%)が2トップとなり、家庭環境について不満や問題を感じて経験者は未経験者よりも約2倍多い結果に。
最後に「未成年だった頃の父親と母親の関係」について尋ねた。どちらも最多は「夫婦仲は良好」(経験者:35.8%、未経験者:41.0%)であったが、「夫婦仲は悪かった」(経験者:19.9%、未経験者:9.4%)と「父親は子育てを母親に任せっきりだった」