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LIFULL（ライフル）が運営する“住まいの本当と今”を伝える情報サイト『LIFULL HOME’S PRESS（ライフルホームズプレス）』は、今春からテレワーク中心の新生活を始めるひとり暮らし層に向けて、『【一人暮らし×テレワーク編】住みやすさのわりに家賃が安い駅ランキング2023』を発表した。
自宅で働く人が増えたとはいえ、日常的にテレワークをする人でも、週に数回は出社や打合せのために都内へ出向くことも多いはず。
そこで今回のランキングは、そのようなライフスタイルを想定して、対象駅は全国ではなく1都3県（東京・神奈川・千葉・埼玉）の全駅とした。
TOP3に千葉県の主要駅である柏、京成千葉、千葉がランクイン
ランキング1位は柏駅（JR常磐線・千葉県柏市）、2位は京成千葉駅（京成千葉線・千葉県千葉市）、3位は千葉駅（千葉都市モノレール・千葉県千葉市）だった。千葉県の中核市である柏市の中心駅と千葉県を代表する主要駅がトップ3を独占する結果になった。
1位となった柏駅前は、駅周辺だけでも日常の買い物から休日のレジャーまでまかなえる幅広い魅力がある駅。駅から徒歩15分以内でアクセス可能な施設（スーパー、コンビニ、公園、飲食店、カフェ、文化施設、子育て・教育施設、医療施設など）の充実度をカテゴリー別にスコア化した「駅周辺充実度」は、100点満点のうち86ポイントだった。
柏駅は、今回の対象駅で駅周辺充実度から算出した理論家賃よりも実際の平均家賃がもっとも安くマイナス4.34万円。これは柏駅の住環境から見た妥当な家賃に対して、4.34万円ほど安い家賃相場で借りられる可能性があることを意味している。平均家賃の6.98万円は、上位トップ10でも7位の平塚駅に次ぐ2番目に低い金額。カテゴリー別の「駅周辺充実度」では、「パン」のスコアが90、「飲食店」のスコアが88とひとり暮らしの食生活を支える店が、駅前にそろうのもうれしいポイントになっている。
2位の京成千葉駅は、理論家賃と平均家賃との差額は-4.24万円だった。京成千葉駅は、柏駅と同様に駅前に百貨店などの大型商業施設が集積していて日常の買い物に便利な街だ。「駅周辺充実度」は87で、「飲食店」スコアは87、「弁当・惣菜」スコアは95と外食や中食を楽しみやすい店が充実した環境といえる。京成電鉄千葉線が利用できるほかに、千葉都市モノレール千葉駅やJR各線の千葉駅にも徒歩圏内と交通利便性にも優れる街だ。
3位にランクインしたのは、都市方面へ向かう各路線が集結するターミナル駅の千葉駅。優れた交通利便性も大きな魅力だが、「千葉駅周辺の活性化グランドデザイン」を掲げて進められてきた商・住一体型の大規模な駅前再開発で、駅の周辺環境はここ数年でより便利に発展を遂げている。平均家賃は7.5万円で、「駅前充実度」が千葉駅と同程度の郊外駅と比べてもマイナス1万円ほど家賃を抑えて単身用の住まいを借りられる結果になっている。
テレワーク中心のひとり暮らしに住環境・家賃のバランスがいい国道16号線エリアが人気
ランキングの結果を地図上に示したものをみると、4位に八王子駅（JR中央線・東京都八王子市）、5位に藤沢駅（小田急江ノ島線・神奈川県藤沢市）がランクインしている。埼玉県からも川越駅や大宮駅が15位以内にランクインするなど、全体として首都圏を環状に結んだ国道16号線沿いとその周辺エリアの各拠点駅が上位に名を連ねた。
国道16号線沿いは、1960年代以降ベッドタウンとして発展して、近年も「0～14歳の転入超過数の多い市町村（2021・首都圏）」ランキングで柏市、千葉市、八王子市が上位に入るなど子育て世帯から人気の高いエリアだ。郊外としてもともと生活環境が整っていることに加えて、2000年代以降は大型のショッピングモールが相次いで出店するなど、ひとり暮らしの街選びでも平均家賃の割に住環境が充実している結果となった。
『【一人暮らし×テレワーク編】住みやすさのわりに家賃が安い駅ランキング2023』調査概要
・対象駅：1都3県（東京・神奈川・千葉・埼玉）に所在する全駅、また掲載物件200件以上の駅
・対象物件：築40年以内、駅徒歩15分以内、1R・1K・1DK、10平米～45平米未満の賃貸マンション
・対象期間：（家賃・掲載物件）2021年10月～2022年9月・（駅周辺充実度）2022年10月時点
・算出方法：駅ごとの対象物件の平均家賃と駅周辺の施設充実度から「理論家賃（駅周辺の住みやすさに見合う妥当な家賃）」を算出。その理論家賃と比べて実際の平均家賃が安い駅をランキング化
・集計分析：LIFULL HOME’S事業本部リサーチグループ
https://www.homes.co.jp/cont/press/report/report_00272/
構成／KUMU
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