仕事やプライベートで長期滞在を予定している人には、『コンドミニアム』がおすすめです。どのような宿泊施設なのか、魅力やメリットとともに紹介します。おすすめのコンドミニアムについても確認し、旅行の計画を立てるのに役立てましょう。
コンドミニアムとは
まずは、コンドミニアムがどのような宿泊施設なのか定義を紹介します。海外では、国によっては違う意味で用いられるケースもあるため、海外での定義についても確認しましょう。
生活に必要な設備が付いた宿泊施設
国内のホテル業界では、キッチンや洗濯機など生活に必要な設備が付いている宿泊施設をコンドミニアムと呼びます。施設によって異なりますが、キッチン・リビングルームとベッドルームが分かれたタイプが一般的です。料理や洗濯ができるため、長期滞在する人に向いています。
通常のホテル同様にフロントデスクがあり、チェックインから滞在中のトラブルまで幅広く対応してくれます。ベッドメイキングのサービスもありますが、ホテルとは異なり、毎日ではないことがほとんどです。
もともとの定義は分譲マンション
英語でアパート(apartment)は日本でいうところのマンションを指し、マンション(mansion)は豪邸を指すように、言葉の意味が日本と海外では異なるケースにコンドミニアムも当てはまります。
北米の不動産業界では、コンドミニアム(condominium)というと、分譲マンションのことを指します。日本の分譲マンションと同様の使われ方です。
ただし、ハワイやタイなどでは、日本と同じくキッチンや洗濯機付きの宿泊施設という意味で使われることもあります。
コンドミニアムの魅力・メリット
通常のホテルではなく、コンドミニアムに宿泊することには、どのようなメリットがあるのでしょうか?主なメリットや魅力を紹介します。
自由度の高い利用が可能
コンドミニアムには、生活に必要な設備がしっかり備わっているため、スケジュールを組む自由度が高いのが魅力です。部屋で朝食を作って食べてから遊びに行ったり、好きなときに洗濯ができたり、マンションの一室で暮らすように滞在ができます。
旅行中の外食は楽しみの一つといえますが、毎食となると金銭的に苦しいと感じる人もいるでしょう。自炊と比べて出費もかさみます。コンドミニアムであれば、家族の体調や予算に合わせて臨機応変に対応可能です。
また、ホテルのようにベッドメイキングのサービスが毎日あるわけではなく、基本的に自分で行います。ベッドメイキングのために部屋が使えないというようなこともなく、マイペースに利用ができるのも魅力でしょう。
部屋の数が多い
コンドミニアムは、キッチン・リビングルームとベッドルームが分かれているタイプが一般的で、部屋数が多いのがメリットです。広々とした空間でのんびり過ごせます。
家族でも早起きの人とそうでない人など、起床時間や就寝時間が異なることは珍しくありません。部屋が分かれていれば、お互いの邪魔にならずに快適に過ごせるでしょう。
ハワイなど海外でコンドミニアムを利用する場合には、利用人数ではなく1部屋単位で料金が設定されていることが多いです。子ども連れの家族など複数人で利用する際に、宿泊費を抑えられるのもメリットです。
国内のおすすめコンドミニアム3選
国内にある人気のコンドミニアムを紹介します。長期滞在を予定している人で、暮らすように滞在したい人は、チェックしてみましょう。
コンドミニアムホテル「欅庵」東京日本橋
東京観光に便利な東京日本橋にあるコンドミニアムホテルです。木の温もりを感じられる館内で、どの部屋も和室付きのスイートルームになっています。全室靴を脱いで過ごせるため、自宅にいるようにゆったりと過ごせる空間です。
2口のガスコンロや冷蔵庫・調理器具などがそろっているので、家族みんなの食事も無理なく作れます。浴室は広々としており、大型の浴槽が備え付けてあるので、子どもと一緒に入浴しても窮屈に感じません。腰掛も付いているので、半身浴で日頃の疲れを取るのもよいでしょう。
ミキハウス子育て総研株式会社の『ウェルカムベビーのお宿』にも認定されている宿泊施設です。
「MIMARU京都」 堀川六角
世界遺産である『二条城』まで徒歩約8分、京都駅まで直通のバス停まで徒歩約2分と便利な立地条件が魅力です。地元の人が利用する『三条商店街』も近いため、京都に住んでいるような体験ができます。
IHコンロ・冷蔵庫・電子レンジなど生活に必要なものがそろっており、快適に過ごせます。洗面台とバスルームが別になっているので、広々としたバスルームでゆったりと湯船につかり、疲れをいやせるでしょう。
犬と泊まれる部屋も用意されているので、愛犬と一緒に旅行を考えている人にもおすすめです。
コンドミニアムホテル「ナゴリゾート リエッタ中山」
沖縄フルーツランド内にあり、地上9階建てで40ルームあるコンドミニアムです。ベッドルームが一つのタイプと二つのタイプがあり、リビングルームが広く、快適に過ごせます。
ベッドルームが二つのタイプは、最大10名まで宿泊可能なので、祖父母と一緒の家族旅行やグループ旅行に便利でしょう。広々としたバルコニー付きの部屋もあり、美しい自然を眺めながらリゾート気分を満喫できます。
構成/編集部