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2月12日はブラジャーの日!知られざる記念日の由来と豆知識

2023.02.04

ブラジャーは、現代女性の必需品です。単にバストを保護するだけでなく、こだわりのブラジャーを揃えて見えないおしゃれを楽しむ人もたくさんいます。ブラジャー誕生の記念日『ブラジャーの日』について、由来や豆知識を紹介します。

ブラジャーの日とは

ブラジャーは、いつどのようにして生まれたのでしょうか。まずは、ブラジャーの日が制定された経緯を見ていきましょう。

2月12日はブラジャーの日

ブラジャーの日は、バレンタインデーの2日前に当たる2月12日です。1914年2月12日、アメリカ人女性であるメアリー・フェルプス・ジェイコブが、現在のブラジャーの原型となるアイテムを考案し『BRASSIERE( ブラジャー)』の名称で特許を申請したことにちなんでいます。

この日を記念日として制定したのは、女性下着で有名な日本の衣料品メーカー『株式会社ワコール』です。以来この日は、ブラジャーの啓もう活動や販促に役立てられています。

参考:一般社団法人 日本記念日協会
ワコール・Wacoal|女性下着(ブラジャー・ショーツ)ワコール公式サイト

最初のブラジャーはハンカチ?

メアリー・フェルプス・ジェイコブが特許申請したブラジャーは、2枚のハンカチとリボンを縫い合わせただけのシンプルなものでした。

ハンカチが左右の胸を包むカップで、リボンがホックや肩ひもと考えるとイメージしやすいでしょう。それまでの女性は、コルセットで胸を支えていました。

現在ではブラジャーに肩ひもが付いているのは当たり前ですが、当時はそのような下着はなく、大変画期的だったといわれています。

ブラジャーに歴史あり?

下着

(出典) photo-ac.com

ブラジャーが発明される前は、女性はどのように胸を覆っていたのでしょうか。女性下着の歴史を解説します。

胸を覆う下着は紀元前からあったとされる

胸を覆う下着は、紀元前3000年頃からあったとされています。ただし当時は胸を隠すというよりも、乳房が垂れ下がらないようにするためのものでした。革や布で作ったベルトのようなものを使い、アンダーバストを支えていたと伝わっています。

紀元前7世紀の古代ギリシアでは『アポディスム』と呼ばれる帯を、胸を支えるために使っていました。世界各地でも似たようなものが使われていたと考えられています。

また紀元前8世紀の古代ローマ帝国の女性は、胸に『ストロピウム』と呼ばれる布を巻いています。現在の胸パットのように、詰め物をして着ることもありました。

現在の下着の起源はコルセット

現在のブラジャーの元となったのは16~19世紀頃にヨーロッパを中心として世界中で使われていたコルセットです。コルセットは胴体部分を締め付けることで、バストを高く持ち上げウエストを細く見せる効果がある下着です。

当時はウエストが細いほど美しいとされていたため、多くの女性は窮屈さに耐えつつコルセットを着用していました。しかし胴体部分をきつく締め付けていると動きにくくなるのはもちろん、体に負担がかかります。

締め付け過ぎはよくないと認識されるようになってからは、動きやすさを重視したセパレートタイプの下着やメアリー・フェルプス・ジェイコブ考案のブラジャーが、徐々に浸透していきました。

20世紀に入り、伸縮性に富み肌触りのよい素材の開発が進んだこともあって、ブラジャーは日常的にバストラインを整えるための下着として使われるようになったのです。

日本にブラジャーが入ってきたのは?

赤いブラジャー

(出典) photo-ac.com

日本の女性は、いつからブラジャーを使っていたのでしょうか。和装が主流だった時代の下着事情も合わせて見ていきましょう。

日本でブラジャーが発売されたのは昭和初期

日本では、昭和の初期に『乳バンド』や『乳押さえ』と呼ばれる下着が発売されます。当時は和装で生活している人が主流で、胸を押さえて凸凹のない体形にする役割を担っていました。

そもそも、日本にコルセットが伝わったのは、19世紀後半の明治時代になってからです。明治維新で洋装文化が入ってきたことで、上流階級の女性がドレスを着用する際に用いられました。

ただし一般庶民は和装が主流だったので、洋装用の下着がそれほど広まったとはいえません。和装はボディラインに凹凸のない方が美しい着こなしとされていたため、コルセットのようにボディラインにメリハリを付ける下着の需要はほとんどなかったのです。

江戸時代の女性は下着を付けていない?

明治時代以前の日本では、女性が胸用の下着を付ける習慣はなかったようです。江戸時代には乳房を隠さなければならないという概念がなく、着物を腰まではだけて働く女性の姿も普通に見られました。

『腰巻(こしまき)』と呼ばれる体温調節用の肌着を着ることはありましたが、現在のようにショーツをはく習慣もありません。今でも和装の際には、ブラジャーやショーツを着用しない人もたくさんいます。

終戦から徐々にブラジャーも一般化

第二次世界大戦が終わり、敗戦国となった日本では急速に欧米化が進みます。服装においてもそれまで主流だった和装から、欧米と同じ洋装へと、一気に変わっていきました。

同じ頃、ヨーロッパで活躍するファッションデザイナーの洋服が流行したこともあり、洋服を美しく着こなすための下着への需要が高まります。

デパートでは下着売り場の面積を大幅に拡張し、下着に特化したファッションショーも開催されます。ショーには多くの女性が詰めかけ、おしゃれなブラジャーを買い求めました。

構成/編集部

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