au(KDDI)が提供するオンライン専用ブランドとして知られる「povo 2.0」は、基本料金が月額0円で、使用する分のデータ通信量を「トッピング」という形式で購入していく料金プラン。基本的には0円で維持できるため(180日間以上有料トッピングの購入などがない場合は、利用停止や契約解除に至る場合もあり)、緊急用のサブ回線として契約しておくのもおすすめとなっています。
本記事では、そんなpovo契約時に、スマートフォンの機種変更を行う方法を紹介していきます。
目次
au(KDDI)のオンライン専用ブランド「povo」から直接スマートフォンは購入できる?
povoの場合、公式サイトからスマートフォンの販売は行われていません。そのため、契約時には、auやUQ mobileといった、乗り換え前の料金ブランドや他キャリアから購入したスマートフォンを使用するか、SIMフリースマートフォンといった端末を購入する必要があります。
オンライン専用ブランド「povo」契約者でも通信キャリアのスマートフォンを購入できる?
なお、執筆時点(2023年1月上旬)では端末(スマートフォン)と通信回線を分離して販売されているため、povoユーザーでも、ドコモやau、ソフトバンク、楽天モバイルといったメインブランドからも、回線契約なく端末を購入することができます。
通信キャリアからスマートフォン単体で購入する場合でも、各社の返却プログラムを適用できることが多いので、気になる機種がある人は、事前にチェックしてみるのがおすすめです。
「povo」での機種変更のやり方は? 初期設定は必要?
ここからは、povo回線の機種変更を行う際の初期設定や注意点を紹介していきます。機種変更の方法は、契約しているSIMが「SIMカード」か、「eSIM」かによって変わるので、それぞれ紹介していきましょう。
なお、機種変更を行う前には、データバックアップといった作業をあらかじめ行っておくのがおすすめ。移行したいデータの容量によりますが、バックアップの作成には時間がかかる場合もあるので、余裕をもって作業をしておくと良いでしょう。
povoのSIMカードはiPhone、Androidスマートフォンのどちらでも差し替えるだけで機種変更できる?
SIMカードでpovoの契約を行っている場合、基本的には旧機種から新機種へとSIMカードを刺しかえるだけで、機種変更が行えます。
機種変更先のスマートフォンがiPhoneの場合、iOSのバージョンが「iOS 15.0」以降であれば、自動的にAPN(アクセスポイントネーム)が登録されるので、機種変更の場合は先にソフトウエアのアップデートをするのがおすすめです。
Androidスマートフォンの場合、機種によっては自分でAPNを設定する必要があります。APNの設定方法はpovo公式HPに記載されているので、下記URLをご確認下さい。
【参照】povo/機種変更のお手続き
povoの機種変更、「eSIM」の場合は手続きが必要
povoでは、物理的なSIMカードだけでなく、スマートフォンに直接ユーザーのデータを書き込める「eSIM」のサービスも提供中。SIMカードを抜き差しする必要がなく、タイミングによっては即日通信サービスを利用できるため便利ですが、機種変更の際には、一度SIMの再発行を申請する必要があります。
eSIMの再発行手続きは、「SIMカードからeSIM」、「eSIMからeSIM」のどちらでも必要になります。また、20時~翌日9時30分までの間は、再発行の受付、交換の手続きが行われていません。eSIMの再発行手続きの手順は、下記の通りとなります。
「povo 2.0」アプリを開き、左上に表示されている人型のアイコンをタップ。プロフィール画面が表示されるので、「契約管理」内の「ご契約中プランの詳細確認とSIMに関するお手続きができます」をタップし、「SIMの再発行・交換」に進みます。
「SIM再発行手続き」の画面にて、「eSIM」を選択し、必要項目を入力。手順に沿って本人確認を進めていきます。
「お申込み内容の確認」というページにて、入力した情報に間違いがないことを確認し、「次へ進む」をタップ。続いて「ご契約名義」のページが確認出来たら、右下の「次へ」に進みます。
本人確認が取れた場合、povo 2.0アプリ上に「SIM有効化」というアイコンが表示されるため、これをタップ。以上の操作でeSIMが有効になるので、povoの回線を使用したいスマートフォンにて設定を行えば、データ通信が行えるようになります。
※データは2023年1月中旬時点での編集部調べ。
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文/佐藤文彦