EarFun Technologyは、高音質コーデックaptX Adaptiveに対応した完全ワイヤレスイヤホン「EarFun Air Pro 3(イヤファン・エアプロスリー)」を発売した。価格は8,990円。
独自ANC技術「QuietSmart 2.0」により最大43dBのノイズ低減性能を実現
「EarFun Air Pro 3」は、ハイブリット型ANC(アクティブキャンセリング)を搭載した完全ワイヤレスイヤホン。「EarFun Air Pro 2」の後継モデルで、新たにビットレート可変型のオーディオコーデックであるaptX Adaptiveに対応し、24bit/96kHzのオーディオ伝送を実現。aptX Adaptiveに対応する再生機器と組み合わせることで、ハイレゾ相当の高品質再生が可能となる。
また、次世代Bluetoothオーディオ規格「Bluetooth LE Audio」および新コーデック「LC3」にも日公開予定のソフトウェアアップデートで対応する予定。公開スケジュールについては、詳細が決まり次第発表するとのことだ。
さらに、ハイブリッド型ANCとEarFunの独自ANC技術「QuietSmart 2.0」により、最大43dBという強力なノイズ低減性能を実現。フィードフォワードマイクとボイスピックアップマイクの配置を最適化し、風を検知するとフィードフォワードマイクの感度を下げる新アルゴリズムを導入したことにより、風切り音の低減やANCの効果を向上し、トランスペアレントモード時の周囲の音の自然な響きやより深い没入感に貢献するという。
ドライバーも改良されており、前モデルでは10mm径チタンコート振動板を搭載していたが、本製品では11mm径ウール複合素材を採用し、パワフルで豊かな低域と伸びやかな中高域を実現。
Bluetooth SoCにはQualcommの「QCC3071」を搭載し、高い通信品質を実現するとともに、左右チャンネルが音声を独立伝送する技術「TrueWireless Mirroring」により音途切れも低減する。
そのほか、最大2台までのデバイスを同時接続が可能なマルチポイント接続に対応し、低遅延伝送のゲームモードも搭載。iOS/Android対応の専用アプリ「EarFun Audio」にも対応し、音質などをカスタマイズすることも可能だ。
連続再生時間はANCオフ時が最大9時間(イヤホン単体)/最大45時間(充電ケースとの併用)、ANCオン時が最大7時間(イヤホン単体)/最大37時間(充電ケースとの併用)。Bluetoothバージョンは5.3で、対応コーデックはaptX Adaptive、AAC、SBC、LC3(アップデートで対応予定)。重量はイヤホン(片耳)が5.2g、充電ケース込みで52g。防水性能はIPX5準拠。充電用USB -Cケーブル、イヤーチップ(XS/S/M/L)、クリーニング用綿棒などを付属する。
製品情報
https://www.myearfun.com/jp/headphones/earfun-air-pro-3-le-audio-anc-true-wireless-earbuds-black
構成/立原尚子