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フロントもリアも1080Pで撮影!事故映像を確実に記録するヘルメット設置型バイク用ドラレコ「MUFU V30P」

2023.01.14

バイク用のドライブレコーダー。これはなかなか厄介な問題である。

特にセパレートハンドルの旧車の場合、ドラレコなど設置できるスペースがないことが殆どだ。

そのバイクが製造された当時はドラレコどころかスマホもないから、それを取り付けるための装備もあるはずがない。

ならば、ここは白バイ隊員のようにヘルメットの側面にドラレコを設置しよう。

というわけで今回は、ライダー向けドラレコ『MUFU V30P』という製品を試していきたい。

正月早々の災難

本題に入る前に、読者の皆様に報告しなければならないことがある。

筆者は2023年1月1日の深夜、年が明けて僅か30分という時間帯にバイク事故に遭ってしまった。

いささか急な右カーブの1本道(40km/h制限)を進んでいた時、恐ろしいまでの速度でカーブしてきた対向車を避けようとしてスリップダウンしたのだ。

幸いにも左足で堪えたため、ほぼ立ちゴケに近い形で倒れることができた。

バイクの損傷はクラッチレバーの先端が錨形に曲がったのみで、筆者自身に怪我もなかった。

念のために書いておくが、この時の筆者の身体にアルコールは1滴も入っていない。

が、向こうはその限りではなかったのではないか? 何しろあの車は、黄色のセンターラインを踏み越えた状態でとんでもなく無茶なカーブをかましていた。

ところが、こんなことを字面で書いても説得力は皆無。というのも、この時乗っていた筆者のバイクにはドラレコがついてなかったからだ。

もちろんこの事故は警察に届けたが、やはり映像がなければ泣き寝入りである。

そんな正月早々の災難を踏まえた上で、本題に入ろう。

前後を撮影できるドラレコ

『MUFU V30P』はヘルメットに設置するタイプのドラレコである。

3Mの強力な両面テープでまずはホルダーを取り付け、そこへ『MUFU V30P』本体をはめる仕組みだ。本体をホルダーに設置したら、それだけで録画が開始される。

1080Pの鮮明な映像を、何と前後に渡ってmicro SDカードに収録する。これが前方だけの撮影であれば、後方から追突された時の映像を残すことができない。

「リア撮影ができるバイク用ドラレコ」というのは、我々ライダーにとっては非常に心強い!

『MUFU V30P』はIP66の耐塵・耐水性能を持ち、降雨くらいではビクともしない。連続稼働時間は約7時間。

これだけのスタミナがあれば、1日分のツーリングをまるまるカバーすることができるのではないか。

専用アプリを使って、走行経路と映像を紐づけすることもできる。即ち、内蔵のGPS機能を活用して「この時の映像はここを走っている時のもの」という具合の確認をすることが可能、ということだ。無論、日時の記録も自動的に行われる。

オービス感知機能も搭載され、走行中にオービスポイントに近づいたら内蔵スピーカーを通じて音声案内を実施してくれる。

これだけの機能が盛り沢山のドラレコが、Makuakeで2万3,584円という価格で販売されている(1月11日時点。一般販売予定価格2万9,480円)。これはお買い得ですよお客様!

……というテレビ通販のようなノリで、この製品を解説するのはいささか違う気もする。

『MUFU V30P』の場合は「これだけの機能が盛り沢山」という調子の良い説明ではなく、「最低限これくらいの機能がなければ安全を担保し切れない」という解説がより適切だ。

20世紀の「煽り運転対処法」

『MUFU V30P』をヘルメットに装着してみると、その存在感は決して小さくない。

まさに「俺はここに鎮座しているんだ」と自己主張しているかのような具合に、ヘルメットのシルエットそのものを変化させてしまっている。

しかしこの存在感は、自分以外のライダー及びドライバーに対して注意を促すものではないか?

格闘技歴20年超の筆者が一番最初に門を叩いた道場のA先生は、高速道路で煽り運転に遭遇したという。

しかも強制的に停車させられ、無理やり車外へ出るよう要求されたそうだ。

ところが、A先生は暴力に訴えた煽り運転ドライバーに対して瞬時に組みつき、何と高速道路のど真ん中で体落としを決めたとのこと。

筆者はその逸話を道場の先輩から聞いたのみだが、組み技格闘技の権威であるA先生ならそのくらいは朝飯前のはず。

以上の話は西暦2001年以前即ち20世紀の出来事。今のティーンエイジャーに言っても信じてもらえないだろうが、かつては路上で無法者に出くわしたらその場で格闘技のレッスンを施してやるくらいしか対抗手段がなかったのだ。

しかし21世紀も20年が経過した今、体落としやダブルリストロックを体得するよりも愛車にドラレコを設置したほうが遥かに早く、確実である。

そして『MUFU V30P』の場合は、その存在自体が煽りドライバーに警告を与える。

「これはドラレコだよ。君の蛮行はしっかり記録されているよ」と、相手に対して骨の髄まで説明してくれるのだ。

そしてその勇姿がハッタリではないことは、以下の画像が物語っている。


フロントもリアも、『MUFU V30P』は容赦なく記録してくれる。何と、その瞬間の走行速度まで表記されているではないか。

この製品は、持ち主に対しても非常に厳格な態度で向き合う。

ヘルメット装着型ドラレコの欠点として「映像の傾きが地面と水平にならない」というのもあるが、この製品の目的は「事故や煽り運転の瞬間を撮影すること」。

最重要任務さえ果たせば、映像の傾きなどは懸念にならない。

傾き検知機能も

なお、『MUFU V30P』には傾き検知機能も搭載されている。

これはバイクの急な傾き(即ちバイクの転倒)を判別し、その瞬間の映像を緊急録画フォルダに保存するというもの。

このフォルダは上書きで消えることはないため、安心してデータを取り出すことができる。

「バイク走行の安全」を真剣に考えた時、『MUFU V30P』のようなドラレコは絶対に入手を考慮しなければならない製品だ。

【参考】
取り付けも操作も超簡単!1台で前後録画できるバイク用ドライブレコーダー|mufu-Makuake

取材・文/澤田真一

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