ハイエンドノートPC向けのHXシリーズは最大24コア/32スレッドを実現
インテルは、2023年1月8日まで米国ラスベガスで開催された「CES 2023」において、ノートブックPC向けの第13世代インテル Core モバイルプロセッサー・ファミリーを発表した。
第13世代インテル Core モバイルプロセッサー・ファミリーは、HXシリーズ、Hシリーズ、Pシリーズ、Uシリーズの4シリーズで展開。計32種類のプロサッサーをラインアップする。
特に注目なのは、ハイエンドノートPC向けのHXシリーズで、Core i5からi9まで9種類が用意され、最大24コア(Pコア8+Eコア16)/32スレッドを実現。ターボ時動作周波数は最大5.60GHzで、前世代と比べて、シングルスレッド性能が最大11%、マルチタスク性能が49%高速化しているという。また、メモリはDDR5(5,600MHz)およびDDR4(3,200MHz)に対応し、最大128GBまでサポートする。
HXシリーズ以外では、Hシリーズで11種類、Pシリーズで4種類、Uシリーズで8種類をラインナップ。最大コア数とスレッド数はHシリーズとPシリーズが14コア(Pコア6+Eコア8)/20スレッド、Uシリーズが10コア(Pコア2+Pコア8)/12スレッドとなる。
あわせて、デスクトップ向けの第13世代Coreプロセッサーの追加ラインアップや、エントリークラスPC向けのインテル プロセッサーNシリーズも発表。
デスクトップ向けの第13世代Coreプロセッサーでは、メインストリームのデスクトップPC、一体型PC、小型フォームファクターのシステム、IoTデバイス向けとして、65ワットと35ワットの設計電力の製品を新たに展開していく。
インテル プロセッサーNシリーズはエントリーレベルの教育向け製品、メインストリームのノートブックPC、デスクトップPC、またエッジ・ネイティブ・アプリケーション向けに設計されたCPUとなる。
構成/立原尚子