民放TV局が共同で展開する無料の動画配信サービス「TVer」。ドラマ、バラエティ、アニメなど、多種多様なコンテンツが見逃し配信できるため広く親しまれているが、実際のところ、どれぐらいの人が利用しているのだろうか?
NTTドコモ モバイル社会研究所はこのほど、スマホ・ケータイを所有する全国の15~79歳の男女7050名を対象に、動画サービス利用と民放公式テレビ配信サービス「TVer(ティーバー)」利用動向に関する調査を実施。その結果をグラフにまとめて発表した。
TVer認知率7割超、利用率は4年で倍増の16.2%
無料動画サービスの認知率はYouTubeが96.2%と非常に高く、広く知れ渡っていることが明らかになった。TVerに関しては約7割の認知率があった。利用率(月1回以上利用)については、YouTubeが65.2%と他の無料動画サービスよりも高かった。次いでTVerが16.4%という結果に。
2019年には、TVerの認知率は46.4%で半数以下だったが、年々増加して2022年には72%まで達した。また、TVerの利用率は2019年には8.2%だったが、利用率も年々増加して16.4%まで倍増した。
図1.無料動画サービス認知率・利用率調査
[調査対象:全国・15~79歳男女・スマホ・ケータイ所有者対象・複数回答・n=6587]
図2. TVerの認知率・利用率(2019年~2022年)調査
[調査対象:全国・15~79歳男女・スマホ・ケータイ所有者対象・複数回答]
10代女性利用率が3割超、全体でも男性上回る
性年代別でTVerの利用率を見ると、女性全体で17.6%、男性全体で15.1%と女性のほうが若干高かった。
10代女性が3割超えと高かった。20代女性が22.4%、30代女性が19.3%、40代女性が18.4%、50代女性が18.6%と約2割が利用していた。
男性は10代が20.9%で、50代が17.6%、40代が17.0%という結果になった。
図3. 性年代別TVer認知率・利用率
[調査対象:全国・15~79歳男女・スマホ・ケータイ所有者対象・複数回答・n=6587]
<調査概要>
調査方法:WEB
調査対象:全国・15~79歳男女
有効回答数:7,050
サンプリング:QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付。
調査時期:2022年1月
出典元:NTTドコモ モバイル社会研究所
構成/こじへい