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メダルレスの新遊技台「スマスロ」はパチスロ復活の狼煙となるか?

2023.01.09

パチンコ店に設置されている遊技台には、球を使って遊ぶパチンコとメダルを使って遊ぶパチスロの2種類がある。どちらも、その球数やメダル数の増減で勝ち負けが決まり、増えた球、メダルは計量後、カウンターで景品と交換する…というのがこれまでの基本的な遊び方。

ところが最近、この流れに変化が起こった。メダルを使って遊ぶのが〝常識の〟パチスロに、メダルレスの遊技台「スマスロ」が登場したのだ。なぜメダルを使わないパチスロが誕生したのか。メダルを使わないことによるメリットはなんなのか。大量に出たメダルを箱に入れて積み上げるという快感がなくなることでプレイに変化が出るのか。さまざまな角度からスマスロを調査した。

メダルの数を正確に把握できるのがメリット

まずはパチスロ台を製造するメーカーで作られた業界団体、日本電動式遊技機工業協同組合の担当者に開発の経緯を聞いた。

「平成30年2月に施行された『ギャンブル等依存症対策基本法』が導入のきっかけとなりました。メダルの数を容易に確認でき、射幸性が過度に高まることを防止することが法律の『過度な射幸性の監視と抑制』につながると考え、金額・遊技時間・遊技回数を適正化していくことを目的とした遊技機の開発・導入することを計画しました。そして『メダルの数を一元的に確認できるシステムに接続する』『メダルの数を正確に把握するために電磁的に記録する』という2つの要件を満たす遊技台の製造が認可され、メダルレス遊技機であるスマートパチスロ(スマスロ)の開発がスタートしました」

メダルを使った場合、ここまでに何枚のメダルを注ぎ込んで何枚のメダルが放出されたのか、といった正確な勝ち負けの状況がざっくりとしかわからない。メダルレスで、現在のメダルの枚数を台に備え付けられたパネルに表示されれば勝ち負けの状況が簡単に確認できる。「やめ時」を容易に判断できることで射幸性を抑えようという考えだ。

メダルをなくすことで、導入する店にはどんなメリットがあるのか。

「メダルの持ち込みや払い出し系のゴト行為(不正行為)がなくなります。また、パチスロ台からメダルを溜め込んだり放出したりする機能が省かれるので省電力化にもつながります。さらに、メダルの保守、洗浄、計量といった従業員が行ってきた作業も軽減されます」

パチスロには、大当たりの確率を設定する機能が備え付けられており、大当たりが出やすい設定6から、やや出づらい設定1まで、6段階ある設定の中から店が各台の設定を自由に決めている。不正がなくなり電気代、人件費が浮けば、その分の利益をプレイヤーに還元できるので、大当たりがでやすい設定にする可能性も高まる…かも!

DIMEライターが「スマスロ」デビューしてみた

そんな導入間もないスマスロをプレイしてみた。

チャレンジしたのはSANKYOの「革命機ヴァルヴレイヴ」。2013年に放送されたアニメをモチーフにした台だ。

台の右横にある紙幣を入れる機械に1万円札を入れ、貸し出しボタンをポチッ。今までの場合は押すと下皿と呼ばれるところにザラザラとメダル流れてくるのだが、台の右側、従来のマシンの場合メダルを入れる場所に当たる部分に「47」と表示された。そして1万円札を入れた機械には残金9000円の表示。今回チャレンジした台のメダルの貸出レートは1000円で47枚。これまではメダルが出てくるまで少し時間があったがスマスロは一瞬でプレイ体制が整う。

初めて遊ぶ台だったので、ゲームの流れがよくわからずプレイしたが、メダルがないので、これまでのパチスロではメダルをつかんだり投入したりしていた右手の動きが少なくなって手持ち無沙汰だ。MT車ばかり運転していたのに急にAT車に乗ることになった際の左足の感じ、といったらいいだろうか。

ゲーム性をつかめないままプレイしていると2000円投入したところで「カミツキステージ」というモードに突入。3000円で当たりを引くことに成功。これまでのパチスロも大当たりを引いた場合、払い出しのメダル数は表示されていたが、ボーナスゲームをプレイするために投入したメダルの枚数は表示されないので、純粋に何枚増えたのかをつかむのは難しかった。だが、スマスロならこれまでのメダルを入れる場所を見ればすぐに枚数が確認できる。

メダル枚数が750枚ほどになったところでボーナス終了。その後50ゲームほど回して残り枚数が650枚となったところでゲーム終了。貸出ボタンの隣の返却ボタンを押すと残金7000円とメダル650枚の情報が記録されたICカードが出てきた。このICカードを店内の精算機に投入して7000円の返金を受けた後、景品カウンターで650枚分のメダルを景品に交換、ホクホクな状況で帰宅した。

プレイした感想は、メダルが貯まる高揚感はないが、現在の状況が数字ではっきり出るのでわかりやすいということ。筆者も古いタイプの人間なので、モノが貯まる方がプレイしていて楽しいが、公営ギャンブルの売上のほとんどがネット投票となった今、数字のやり取りだけで勝ち負けを見るということに抵抗があるというタイプは少数派だと思われる。

また、これまでのメダルありきの台を継承した形状となっていたため、これまでメダルを貯めるためにあった下皿のスペースがスマホなどを置いておくスペースとなっていたが、今後はこの部分も変化していくだろう。

ちなみに、前述の日本電動式遊技機工業協同組合の担当者によると「すべての台がスマートスロットになるとは考えていないが、液晶タイプのAT機と呼ばれる台は数年かけてメダルレス化すると考えている」とのこと。そうなると、店の様子も大きく変わるのではないだろうか。

今回プレイした機種のほか、現在スマスロは

HEY!エリートサラリーマン鏡(パオン ディーピー)
スマスロリノヘブン(山佐)
Lバキ 強くなりたくば喰らえ!!!(オリンピア)

が稼働中。新しい形のパチスロをぜひ体験していただきたい。

パチスロ 革命機ヴァルヴレイヴ

今回プレイした「革命機ヴァルヴレイヴ」。台の上のVが3つ点灯すると大量のメダルが獲得できたそうだが、残念ながら2つしか点灯させることはできなかった。

HEY!エリートサラリーマン鏡

17年前にヒットした人気作「押忍!番長」のスピリッツを継承したスマスロ。

現在のメダル枚数はこんな感じで確認できます(画像は「HEY!エリートサラリーマン鏡」より)

スマスロリノヘブン

2001年にリリースされた人気機種「スーパーリノ」をモチーフとしたスマスロ。画面上にあるトマトのランプが赤く光ればボーナス確定。

取材・文/渡辺雅史


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