授業を受けずに劇場通い!映画に恋した少年の物語
『エンドロールのつづき』
2023年1月20日より公開/配給:松竹
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「第95回アカデミー賞」における国際長編映画賞のインド代表作品。映画に対する様々なリスペクトが散りばめられている。色とりどりのガラスなどを用いた幻想的な映像や、おいしそうな料理の数々も必見!
CHECK POINT【1】人間ドラマ
映画でつながる少年と映写技師
少年サマイは、映画館で働く映写技師ファザルと師弟のような関係を深めながら、映画づくりの夢を膨らませていく。
CHECK POINT【2】社会描写
映画を楽しむインドの人々
チケット売り場に人が押し寄せて座席が完売する様子や、上映中に踊り出す観客など、インドの映画鑑賞風景を垣間見れる。
熱血教師〝マスター〟が悪いヤツらをまとめて更生!
『マスター/先生が来る!』
全国公開中/配給:SPACEBOX
©B4U Motion Pictures, ©Seven Screen Studio, ©X.B. Film Creators
2021年インド国内の興行収入ランキングで、第3位に輝いた注目作。日本では2022年11月18日から公開中だ。インド映画界の次世代スター・ヴィジャイ氏が極悪な麻薬ギャングにも動じない激アツ教師を演じる。
CHECK POINT【1】人間ドラマ
悲しい事件がマスターを本気に
マスター(ヴィジャイ)は酒飲みで寝坊の常習犯。それが原因で起きた悲劇の後、改心したマスターはギャング打倒に燃える。
CHECK POINT【2】社会描写
少年を取り巻く深刻な麻薬問題
若者の間で薬物が横行する近年のインドを想起させるのように、少年院の子供たちは麻薬に毒され犯罪に手を染めてしまう。
取材・文/田尻健二郎