近年はデジタルツールによりスマホやタブレットで簡単にスケジュールが管理できるため、紙の手帳を所持しない人も増えている。そんな中でも、“手帳は紙派”の人たちはどのようなこだわりを持ち、また、どのように紙の手帳を活用しているのだろうか。
クロス・マーケティングはこのほど、20~69歳の男女1100人を対象に手帳に関する意識調査を実施し、その結果を発表した。
紙の手帳は4割の人が使用
紙の手帳を使用している人は42.5%と半数に満たなかった<図1>。使っている手帳は「月間マンスリータイプ」が22.4%で最も多く、以下「手帳以外のノートやメモ帳」「週間レフトタイプ」が続く。
紙の手帳を使っている人のうち、紙の手帳のみ使用は50.4%、デジタルツール併用は49.6%と二分<図2>。特に若年層ほどデジタル併用者が多い傾向にあった。
紙の手帳の使い方を調べたところ、約8割が「自分のスケジュール管理」として紙の手帳を利用していることがわかった<図3>。紙の手帳のみ利用者は、次いで「ちょっとしたメモなど、とにかく何でも書く」 「家族の予スケジュール管理」 があがった。一方、デジタルツール併用者は、「仕事のメモとして」「ToDoリストの管理」「家族の予スケジュール管理」の順に回答数が多かった。
紙の手帳を選ぶ時のこだわりを聞くと、「1月始まり」の紙の手帳を選ぶと回答した人が43.2%と最多だった<図4>。次いで、「かさばらないサイズのものを選ぶ」「祝日や祭日が書かれている」という結果になった。
併用者のデジタルツールの使い方について聞いたところ、「自分のスケジュール管理」が80.2%と最多だった<図5>。あえて紙の手帳を使うこだわりとしては、「書いた方が記憶に残る」「書いた方が頭が整理される」「デジタルは味気ない」などの意見が寄せられた。
<調査概要>
調査手法 : インターネットリサーチ(クロス・マーケティング セルフ型アンケートツール「QiQUMO」使用)
調査地域 : 全国47都道府県
調査対象 : 20~69歳の男女
調査期間 :2022年11月4日(金)~11月6日(日)
有効回答数 : 本調査1,100サンプル
※調査結果は、端数処理のため構成比が100%にならない場合がある。
出典元:株式会社クロス・マーケティング
構成/こじへい