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2023年は海外景気の悪化で国内経済成長はやや減速の見込み

2022.12.31

2023年の日本経済の見通しは明るいのか、それとも、暗いのか。

三井住友DSアセットマネジメントはこのほど、同社チーフマーケットストラテジスト・市川雅浩氏がその時々の市場動向を解説する「市川レポート」の最新版として、「2023年の日本経済見通し」と題したレポートを発表した。レポートの詳細は以下のとおり。

国内景気は経済活動の再開を背景に持ち直しつつあり企業の設備投資計画も依然として堅調

日本では、経済活動の再開を背景に、景気が持ち直しつつある。新型コロナウィルスと共存する「ウィズコロナ」の生活様式が浸透するなか、外出規制などでいったん抑え込まれていた消費者の需要、いわゆるペントアップディマンドが顕在化し、また、日本政府による水際対策の緩和や、円安の追い風などから、訪日外国人(インバウンド)消費も回復している。

企業の景況感について、日銀が12月14日に発表した12月の全国企業短期経済観測調査(短観)では、原材料費の高騰や、海外景気減速の影響を受け、大企業製造業の景況感が悪化傾向にある一方、前述のペントアップディマンドの顕在化などで、大企業非製造業の景況感は改善傾向が確認されている。また、省力化や気候変動対応で、企業の設備投資計画は依然として堅調だ。

23年度は海外景気悪化で国内の経済成長はやや減速、物価はコストプッシュ圧力緩和を予想

景気の持ち直しは当面続くとみているが、2023年度前半は海外景気の一段の減速で国内の経済成長はいったん鈍化し、その後は海外景気の持ち直しとともに成長ペースは回復すると見込んでいる。

実質GDP成長率は前期比年率で2022年10-12月期が+3.6%、2023年1-3月期が+1.7%、4-6月期が+0.6%、7-9月期が+0.8%、10-12月期が+1.5%、2024年1-3月期が+1.3%で(図表1)、2022年度は前年度比+1.7%、2023年度は同+1.3%の予想だ。

国内の物価について、2023年以降は原材料費の高騰などコストプッシュ圧力が緩和するとみており、消費者物価指数(CPI)の生鮮食品を除くコア指数の伸びは、基調的に鈍化する見通しだ。コア指数の前年同期比伸び率は、2022年10-12月期が+3.7%、2023年1-3月期が+2.3%、4-6月期が+2.7%、7-9月期が+2.0%、10-12月期が+1.5%、2024年1-3月期が+2.4%で(図表2)、2022年度は前年度比+2.7%、2023年度は同+2.1%の予想だ。

日銀はYCCを一部修正も枠組みは維持、世界景気下振れなどのリスク顕在化確率は20%ほど

日銀は本日の金融政策決定会合で、長短金利操作(イールドカーブコントロール、YCC)の運用を一部見直し、10年国債利回りの操作目標(ゼロ%程度)に対する許容変動幅を上下0.25%から0.5%へ拡大することを決めた。今回の決定は、市場にとって大きなサプライズとなったが、異次元緩和の枠組みに変更はなく、今後も基本的には緩和継続が予想される。

なお、上記見通しに対するリスクは、(1)世界的なインフレの高止まりと景気の下振れ、(2)新型コロナウィルスの感染、(3)値上げによる家計の節約行動、(4)供給制約(半導体不足、アジア工場停止、地政学的リスク)、(5)国際情勢の緊張(ロシアの軍事行動拡大、日中関係、米中関係の悪化)などが、想定以上のものになることだ。ただ、三井住友DSアセットマネジメントでは、これらの生起確率は20%程度と考えている。

出典元:三井住友DSアセットマネジメント

構成/こじへい

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