サッカー日本代表・田中選手が愛用している南部鉄器は●●!
テレビで田中選手が愛用していると紹介していた鉄瓶、あれはどんなタイプの商品なのか?菅原さんに尋ねたところ「姥口アラレの鉄瓶、1.2Lタイプでないかと思われます」との答えが。
姥口アラレの鉄瓶とはこんなタイプの鉄瓶だ。
画像提供:奥州市ふるさと納税サイト
※写真の鉄瓶は田中選手が実際に使っているものではなく、あくまで同じタイプということなのであしからず。
ちなみに姥口(うばぐち)とは、蓋のおさまりの輪口部分を表現したもので口の周囲が高く盛り上がり、そこから内に少しすぼまった形のこと。
アラレとは南部鉄瓶独特のポコポコと規則的に揃った丸い凹凸の文様。鉄瓶の表面積を増やす効果があり、これが保温効果を増加させるという。
ではここで、鉄瓶の正しい使い方を説明しておこう。菅原さんに聞いたポイントはこちら!
【慣らし作業】
鉄瓶は鉄だけに錆びやすい。その錆びを最小限に抑えるための作業として大事なのが「慣らし」。新品の鉄瓶を買ったら、まずは水で軽くすすいだ後にお湯を沸かして捨てる作業を2〜3回繰り返す。
【注意点&使用方法】
鉄瓶は中に水分を残さないことが大事。沸騰したらお湯を注ぎ切り、フタを外して乾燥させる。鉄瓶はアツアツなのでこれだけで余熱で水分が蒸発する。
使っているうちに水分中のカルシウムが白く鉄瓶の内側に付着していくが、この白い膜のようなものを「湯垢」と呼ぶ。「湯垢」を付けることで錆びにくくなり、口当たりの良いお湯を沸かすことができる。なにより「毎日使うこと」が最高のお手入れになる。
日本が誇るアスリートをも虜にした南部鉄器の鉄瓶だが、そもそも『南部鉄器』の定義ってあるのだろうか?
「岩手県南部鉄器協同組合連合会の加盟業者によって作られている鉄器で、産地は岩手県盛岡市(南部鉄器協同組合)と奥州市(水沢鋳物工業協同組合)の2か所。そこで生まれた鉄器が南部鉄器になります」
ーー南部鉄器を使ったことで体調が良くなったなどの報告も多いとか?
「お客様の中には『貧血が治った』『健康診断の貧血でひっかからなくなった』とおっしゃる方もいます。私自身も毎日使っていますがもともと丈夫なので白湯がおいしいこと以外ちょっと実感はないです(笑)」(菅原さん)