自宅で利用している個人所有のパソコンをうっかり落としてしまい、液晶画面が割れるなどの破損が生じた場合、火災保険で補償されることがあるのをご存知だろうか。
火災保険は火事や台風などの自然災害にあわないと縁がないと思われがちだが、意外と日常で補償が適用されるケースもある。また、昨今の外国からのミサイルや火山噴火の脅威などへの補償も気になるところだ。そこで今回は、火災保険の補償について素朴な疑問をケースごとに保険会社に聞いてみた。
2022年の主要な自然災害の振り返り
近年は、日本国内で大型の台風や豪雨などの大規模災害が増えており、気候変動が原因として問題視されている。
そんな自然災害、2022年は次のようなものが発生した。ソニー損害保険株式会社(以下、ソニー損保)がインフォグラフィック形式でまとめたものがこの図だ。
出典:ソニー損害保険株式会社「2022年に起きた自然災害の振り返りとともに学ぶ、意外と知らない“火災保険”に関するレポートをソニー損保が公開 」
人的被害と住家被害の両方が発生したケースは特に7月から9月にかけての大雨・台風が顕著となっている。特に住家被害については、火災保険の補償が頼りになる。