いよいよ2023年に向けて海外ブランドの春夏コレクション情報やトレンド予測も出揃った時期。例年、秋冬シーズンにくらべて色や柄ものが豊富になる春の立ち上がり時期ということで、今回は2023年のトレンドカラーや注目素材を大特集!
これを見て、新年の初売りやセールに備えよう!
2023年ポイントとなるファッションカラーはパステルカラー&ビビッドなグリーン!
ファッション業界には毎年のトレンドカラーというものがある。これは、時代や世相に従って年2回開催される「インターカラー(国際流行色委員会)」によって決定されたもの。色見本などで有名なPANTONEや国際流行色委員会に出席する日本代表のJAFCA(一般社団法人 日本流行色協会)といった複数の機関・企業によって決定され、ファッション業界だけでなく、映画などのエンタテインメント業界など、さまざまな産業・業界に影響を与えている。ここからはその23年春夏トレンドカラー予測から、実際にランウェイでも多く見られた配色などを紹介!
2023年注目カラーは癒し系の淡いパステルブルー&ラベンダー、コーデが華やぐイエローアイテムも要チェック!
パンデミックにロシアによるウクライナ侵攻、世界的な物価高、気候変動など、昨今の混沌とした世の中に疲れを感じる人が増える中、必要とされるのはホッとさせてくれる「癒し」。そうした傾向は来年のトレンドカラーに選出された配色を見ても明らかだ。
例えば、爽やかでジェンダーレスに楽しめるデジタルラベンダーが『パントン・カラー・オブ・ザ・イヤー 2023』に選ばれ、水色より深みのあるトランキルブルーなど、落ち着きのある寒色系カラーが2023年のトレンドカラーにセレクトさせた。
また、明るくて優しい色合いのマーガリンイエローもトレンドの一つ。レディースではあるが、「シャネル」や「ディオール」は、マーガリンイエローのジャケットやレースのミニ丈ショーツ、メッシュ素材のハイソックス&ヒールサンダルなどのスタイリングをランウェイで披露。また、JAFCAも「2023年の色」としてペールトーンの「ルミナスイエロー」を選定していて、その淡く心がほっと落ち着くような色合いを「やさしさに包まれるイエロー」と表現している。全身コーデに取り入れれば、コーディネートが一気に旬顔になりそうだ!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000036780.html
大本命はグリーン!洗練されたアッシュ・スモーキーカラーにも注目を
2023年は、「自然」を想起させるグリーンもキーカラー!例えば、「ロエベ」は自然(Nature)と進歩(Progress)をキーワードに、一部のコレクションにチアシードをまいて発芽させたアイテムをモデルが着用しランウェイを歩いた。また、鮮やかなグリーンのニットやシューズなどもたくさん登場した。
色の大枠として「アッシュカラー」や「スモーキーカラー」も注目株。メンズのコーディネートに取り入れやすいアースカラーはもちろん、パープルやピンクといったパステルも、アッシュやスモーキーカラーであれば取り入れやすい。
例えば、ノルマンディーにある創業者クリスチャン・ディオールの生家をモチーフにしたDIORのコレクションでは、テーラードスタイルをベースに、ショーツやスポーティーなパンツを合わせて着崩したスタイリング、バッグに水筒をセットするなど「ピクニック」を想起させる小物使いが目立った。ベージュやグレージュ(グレーと黄色ベースのベージュ)、オーガニックなテラコッタ、その他スモーキーなピンク、ブルーなどカラーアイテムが多かったが、大人っぽくカジュアルすぎない色使いのためコレクション全体が洗練された印象にまとまっていた。
デニムが大豊作!バギーデニムや腰履きなど、80〜90年代なシルエットが2023年春夏トレンドのキーポイント!
2023年春夏コレクションで、多くのブランドが力を入れていたのがデニム!Y2Kなどリバイバルブームの影響で数シーズン前からトレンドに浮上しているローライズデニムの勢いに加えて、今季はバギーデニムが豊作だ。特に、ランウェイでは裾に向かって広がるフレアシルエットと丈の長いデニムが注目株で、中には靴が隠れるほど長いものも!
ドルチェ&ガッバーナを筆頭に、もう一つのビックトレンド「テーラード」なジャケットやモードなシャツでトップスはかっちりしつつ、ボトムにルーズシルエットやダメージのデニムなどを合わせて着崩すスタイリングや、ハイウエストデニムにトップスをインして合わせる着こなしもなども目立った。
また、プラダでは上下デニムで合わせた着こなしが登場。ケンゾーやジェイ ダブリュー アンダーソンも、80年代DCブランドの雰囲気を匂わせるインパクトのあるカラートップスとデニムを組み合わせた着こなしを提唱している。
春もレザーがおすすめ!タフな「バイカースタイル」で旬の男らしさを匂わせろ
秋冬イメージが強いレザーアイテム。しかし、2023年春夏はレザーが主役のバイカースタイルもトレンドキーワードの一つだ。
印象的だったのは、バレンシアガの2023年夏コレクション。このショーのファーストルックでは、ポケットがたくさんついたミリタリージャケットと、ハードなレザーパンツの組み合わせで、それをカニエ・ウェスト改めイェが身に纏い登場したのだ。その他、オールブラック&レザーの着こなしや、オーバーサイズのバイカースーツ、MA-1などのルックも目立った。
レザージャケットやアウターは、オーバーサイズのものからタイトなものまで、他の多くのブランドコレクションでも見られたので、クローゼットにレザーアウターが眠っている人は、来シーズンに向けて今のうちからクリーニングやお直しを検討してみてはいかがだろうか?
文/あさみ
絶賛発売中!DIME最新号の特集は「トレンド大予測2023」、特別付録はLEDアクリルメモボード
DIME最新号では、2023年のトレンドを特集で徹底予測。2022年における世界情勢や為替の変動を受けて、2023年は日本国内における先進技術の研究開発をはじめ、ワールドワイドな製造体制の見直しや、内需拡大につなげる第一次産業のIT化の動きが加速しそう。そこで、加速するカーボンニュートラルの動向から、医療およびデジタルIDの最新事情まで、ビジネスパーソンが知っておきたい50のキーワードを紹介しています。
さらに、今号の付録は、いろんな使い方で楽しめるインテリア雑貨「LEDアクリルメモボード」。20cm×20cmの透明なアクリルパネルに、同梱される白いペンで文字やイラストで描き込めるようになっており、土台となるウッドベースにこのアクリルパネルをセットすると、7色に切り替えられるLEDライトによって、ライトアップできるデスクトップインテリアです。
20cm×20cmというサイズ感なので、文字だけでなく、表、グラフ、図などはもちろん、好きなイラストや絵を書き込めます。ちなみに、書き込んだ文字やイラストは同梱されている布できれいに拭き取ることができるため、何度でも書き直すことが可能。また、好きな写真やイラストをアクリルパネルの下に敷けば、トレースしてイラスト化することも可能です。
デスクトップでカレンダーやTo Doリストして使うこともできれば、家族が集うリビングやダイニングに置いて伝言板として使ったり、お店のテーブルやカウンターにメニューボードして使うこともできるので便利。家族や職場の同僚とのコミュニケーションを高めるために、推し活や趣味を盛り上げるために、このおしゃれな付録「LEDアクリルメモボード」を活用してみてはいかが?