今年は、物価高や値上げラッシュが絶え間なく続く一年となった。
では、その影響を感じた人はどれくらいいるのだろうか? また、それに伴い1か月の生活費が1万円以上増えたという人はどれくらいいるのだろうか。
スキマバイトサービス「タイミー」を提供するタイミーはこのほど、同サービスの働き手7,083名を対象に、2022年中に世間から注目を集めている「物価高・値上げ」と「スキマバイト」に関する実態調査を実施。その結果を発表した。なお同社では2022年5月、10月にも同様の調査を実施しており、今回は第3弾となる。
大世帯ほど値上げ・物価高の影響を感じる割合が高い傾向
普段の生活費に値上げの影響が出ていると感じている人は96.0%という結果になり、2022年5月調査の回答(78.2%)、2022年10月調査の回答(86.5%)と比較して、大きく増加していて、ほぼ全ての人に値上げの影響が行き渡っていることが確認された。
なお、生活している人数が多い世帯ほど、値上げ・物価高の影響を感じる割合が高い傾向が確認された。
値上げの影響を最も感じているものは「食材」で、65.7%の方が回答しており、突出して高く、来年以降も食料品の値上げが予定されているなど、さらなる負担増が予想される。
25.3%の人が1か月の生活費で10,000円以上負担が増えたと回答
値上げによる生活費の負担増加額に関する回答では、25.3%の人が1か月の生活費で10,000円以上負担が増えたと回答しており、2022年5月調査の回答(15.5%)、2022年10月調査の回答(19.1%)と比較すると大きく増加した。相次ぐ値上げの影響が、どんどん家計へと広がっている様子がうかがえる。
また、生活している人数が多い世帯ほど、負担額が高い傾向にあることも確認された。
支出が増え家計の負担は増える一方だが、“直近1ヶ月以内の給与改定”についての質問への回答では、「変わらない(74.7%)」、「下がった・下がる予定がある(12.5%)」と、「上がった・上がる予定がある(5.6%)」は少ない現状も確認された。
<調査概要>
調査名 :物価高・値上げとスキマバイトに関する調査 2022年12月版
調査期間:2022年12月5日(月)~2022年12月7日(水)
調査対象:「タイミー」の働き手 7,083名
年齢 :10代~60代
調査方法:インターネット
エリア :全国47都道府県
出典元:株式会社タイミー
構成/こじへい