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正月行事として知られる「左義長まつり」はそもそも何のお祭りか?

2023.01.01

『左義長』は日本の伝統的な行事で、日本全国で開催されています。地域によって若干特徴が異なりますが、おめでたい意味がある点は同じです。左義長の意味や起源、例年多くの見物客を集める『左義長まつり』の情報を見ていきましょう。

左義長って何?

『左義長(さぎちょう)』は正月の行事として知られ、炎を使うことが大きな特徴です。別の名前で呼ぶ地域もあり、全国的に行われています。左義長の意味や起源について見ていきましょう。

左義長は新年のお焚き上げ行事

年の始めに行われるお焚き上げ行事を『左義長』と呼びます。古くなったお札・正月飾り・書初めなどを集めて燃やす、おめでたい意味のある行事です。

お焚き上げは祈りを込めて物品を燃やし浄化することで、正月行事以外でも、人形や故人の愛用品などを捨てるのが忍びないときに燃やしてもらう場合もあります。

小正月の1月14日~15日ごろに行われますが、日程は地域によって変わります。九州地方では1月6日~7日に行われることが一般的です。

地域によって呼び方が異なる

左義長は一部地域での呼び名で、場所によっては『どんど焼き』『鬼火』『道祖神祭り』などの名称で呼ばれます。名前は違っても、各戸で持ち寄った正月飾りを燃やす点は同じです。

地域によっては特別に作られた人形を焼いたり、団子や餅などの食品を焼いて食べたりして無病息災を願うことも珍しくありません。また、左義長で書初めを燃やすと字がうまくなるといわれ、縁起を担げる行事として知られています。

もともとは悪魔払いの儀式

左義長はもともと『宮中行事』として行われていたものでしたが、だんだんと民間にも広まるようになりました。宮中では青竹に結び付けた書初めや扇子を、陰陽師が謡いながら焼いて悪魔払いをしたとされます。

昔は病気や災害などの悪いことは悪魔が原因で起こっていると思われていたので、災いを取り除くための儀式が必要だったのです。

燃やした青竹の倒れ方で、その年の吉兆を占うこともありました。現代でも一部の地域でこの伝統が受け継がれています。

お正月の贈り物が語源

左義長は『毬杖(ぎっちょう)』を三つ立て、その上でものを焼いたことに由来するという説があり、平安時代の書物に記録が残っています。

毬杖は毬をつえで打ち合う遊戯に使われていた道具で、中世には盛んに遊ばれていました。時代の移り変わりとともにだんだんと廃れていったため、詳しい遊び方は不明となっています。

毬杖には子孫の繁栄を願うおめでたい意味があり、新年の贈り物としても用いられました。また、3本の竹や木の棒を使うことから、『三木張』という漢字を当て左義長と書かれるようになったという説もあります。

左義長まつりは何の祭り?

どんど焼き

(出典) photo-ac.com

左義長は『左義長まつり』として全国で開催され、地元の人々によって無病息災を願って行われます。祭りの起源や目的を見ていきましょう。

中国の行事が日本に伝承

左義長は中国の正月行事が日本に伝わったものです。中国では新年に大量の爆竹を鳴らして、盛大にお祝いをします。縁起を担ぎたいときやおめでたいときに鳴らすだけでなく、魔除けの意味も込められていることが特徴です。

爆竹に火を付けたときに出る音や光で悪いものを追い払い、一年を健康に過ごすことを願って行われます。日本の左義長では爆竹は使用しませんが、炎を使用して音や光を出す点は同じです。

祭りとなった理由は織田信長

左義長が祭りとして行われるようになった理由には諸説ありますが、戦国時代の武将『織田信長』が左義長の行事で派手な服装をして踊り、盛大に祝ったことが理由だとされます。

正体がバレないように変装し、町民に混ざって踊ったのだそうです。その様子は安土桃山時代の織田信長の活躍を記した書物『信長記 (しんちょうき)』に記載されています。

織田信長は祭り好きな性格だったといわれており、現代の左義長まつりにも影響を与えているのでしょう。

歴史と迫力を肌で感じる左義長まつり2選

踊る着物の女性たち

(出典) photo-ac.com

左義長を盛大に行う地域もあれば、そうでない地域もあります。場所が変わると趣向も変わり、自分が住んでいる地域では見られない祭りに出会えるはずです。左義長まつりの中でも歴史が深く、見ごたえのあるものを紹介します。

勝山左義長まつり(福井県)

『勝山左義長まつり』は、例年2月の最終土曜日と日曜日に福井県勝山市で行われます。町で古くから開催されてきた、歴史のある行事で、2023 年は2月25日(土)〜26日(日)に開催される予定です。

1748年(寛延元年)に書き記された資料に左義長に関する記述が見つかり、資料が作成される以前から祭りが行われてきたことが示されました。

12基の櫓(やぐら)を建てて、その上でお囃子にのって赤襦袢(あかじゅばん)姿の大人や子供が踊ることが特徴です。赤襦袢を着るのは一人前の男になった証とされます。

その年の干支にちなんで、生活用品を使った『作り物』が見られるのも大きな特徴の一つです。行灯に絵や文字をかいた『絵行灯(えあんどん)』は、当時の庶民が世相を交えて記したものが起源となっています。

※20221225日時点の情報です

参考:令和4年度勝山左義長まつりの実施について|勝山市ホームページ

近江八幡左義長まつり(滋賀県)

滋賀県近江八幡市で行われる左義長は、例年3月14~15日に近い土日に行われます。織田信長も参加した祭りとして有名で、ほかの左義長まつりに比べて派手なことが特徴です。

織田信長が派手な着物を着て踊った逸話から、男性の参加者が化粧をしたり女物の長襦袢を着たりして盛り上がることもあります。干支をモチーフにした、手の込んだ『左義長ダシ』は大きな見所です。各町内が費用を惜しまずに、趣向を凝らしたデザインを完成させます。左義長ダシ同士をぶつけ合う『ケンカ』も迫力満点です。

2023年の情報はまだ解禁されていませんが、開催された際はぜひ足を運んでみてください。

※20221225日時点の情報です

参考:ホーム | 近江八幡左義長まつり

構成/編集部


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