第5位
サンポー食品 究極の一杯久留米豚骨
サンポー✕taka:a 共同開発。
佐賀県の雄サンポー食品とトップカップ麺ブロガーのtaka:a氏がタッグを組んで作られた一品。
カップのフタを開くと小袋が4つ。内訳は先入れのかやく・粉末スープと、後入れの調味油・有明のり2枚。
サンポーのレギュラー商品と比べると非常に贅沢な作りだ。
このあたりはtaka:a氏のこだわった部分なのだと思われる。
粉末スープと調味油で白濁し、たっぷりの油と粒々の背脂浮いたつゆは、独特な香りのある久留米らしい超濃厚こってり仕上げ。
白っぽいつやなしのスリムな麺は、豚骨に向いたガッシリシコシコした食感。
かやくは背脂加工品・メンマ・焼のり・ねぎ。麺もラード入りの油で揚げてあるため、つゆを全部飲み干すとアブラのパンチが胸にズシンとくる。
第4位
サンヨー食品マヨら~めんとんこつマヨネーズ味
インスタントラーメン研究家大和イチロウおすすめ!
インスタントラーメン店を経営し、「マツコの知らない世界」などの番組でもインスタント麺の解説をするインスタントラーメン研究家大和イチロウ氏が開発した一品で、まずは袋麺が登場し、それが好評だったことによりカップ麺化した。
フタを開くとマヨの酸味ある香りが強くただよう。
白濁したつゆは、コテコテせず濃さも中庸なコクあり豚骨ラーメン。
そこにマヨの風味と酸味が加わってスッキリ感も出る。
ちぢれた太めの麺は、噛みごたえがあるモッチリ食感。かやくはキャベツ・鶏豚肉そぼろ・コーン・にんじん。
第3位
東洋水産 マルちゃんZUBAAAN!背脂濃厚醤油
お店品質の一杯。
ラーメン好きのど真ん中。
レジェンド袋麺のほとんどは昭和生まれで、参考にしたラーメン店も昭和に人気のあった店だ。
しかしそんな人気ラーメン店の傾向も平成・令和と絶えず変化している。
そんな今人気のラーメン店をインスパイアして開発された袋麺シリーズがこちらである。
粉末スープと脂たっぷりの液体スープで作る色の濃いつゆは、粒々入り背脂が濃厚で、丼から背脂の香りが強くただよってくる。
また醤油の風味や辛みが強めで食べ応えがデカイ。
四角い断面でゆるくちぢれた太さ中くらいの麺は、コシ感がありつつモチモチした嚙みごたえがある。
まさに平成・令和ラーメンの再現となっている。
第2位
明星食品麺とスープだけ琥珀貝だし中華そば
深い香り生みだす特別仕様だしパック入り。
自分の好みは基本「こってり・濃厚・ドロドロ」なので、上品な食べ物には評価が厳しくなる傾向にあるのだが、こちらは文句なく高評価をつけたい。
まずだしパックを入れ、そこに熱湯を注いで4分間待ち、だしパックを10回ほど揺らしてから取り出し、後入れの液体スープを入れて作る透明感のあるつゆは、アサリ・ハマグリ・ホタテだしにオイスター・かつお・昆布・さば・あごの旨みを加えた、コクと香りが生きた、まろやかで上質な醤油味つゆとなっている。
麵はモッチリプリプリな食感。「麺とスープだけ」がコンセプトなのでかやくは無し。スープの上質さで具無しにじゅうぶん納得がいく。
第1位
日清食品最&強どん兵衛かき揚げそば
このどん兵衛すべてが主役 麺の弾力、のどごし新太そば 厚さアップサクサク旨い鬼かき揚げ 華やぐ香り6種の合わせだし 浅草やげん堀特製七味唐辛子。
最&強どん兵衛きつねうどんと共に登場したプレミアム版のどん兵衛。
先入れの粉末スープで作るつゆは、鰹だしや魚粉や昆布で色濃いめの東日本風。
厚みがある四角い断面でちぢれが少ないグレーがかった麺は、日本そばらしいやさしい噛みごたえになっている。メイン具材は直径約85ミリで厚さは18ミリほどもある極厚あとのせのかき揚げ。
姉妹品の天ぷらそばのかき揚げとは違い玉ねぎが中心で甘みがあって、つゆを吸う前からやさしい噛みごたえだ。
かやくはほかにねぎ入り。最後に浅草やげん堀の七味唐辛子を入れるが辛みより風味づけが主目的のようだ。
文/大山即席齋