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テーマパーク、ホテル、自治体、謎解きイベントが人気の理由とその舞台裏

2023.01.04

昨今、テーマパークや観光スポット、ホテルなどで「謎解きイベント」が頻繁に開催され、利用者数が急増している。謎解きの出題を考案する謎解き制作プロ集団や企業も介在し、凝った内容もぞくぞく登場。謎解きイベントの魅力を探る。

謎解きイベントとは?

謎解きイベントとはどんなイベントなのか。その魅力とは? 今回は、謎解き関連のイベントを手がける株式会社タカラッシュと株式会社SCRAPの2社に話を聞いた。

●タカラッシュ「takarush BLACK LABEL」

「takarush BLACK LABEL」イメージ

タカラッシュは、全国の常設施設や観光施設で体験型の「リアル宝探し」や謎解きイベントを実施する宝探し専門会社。国内外にて年間130エリア以上で開催している。施設・企業・地域自治体等、累計200以上に周遊イベントや集客イベント施策としての利用がされており、年間参加者数は200万人以上という。

そのうち、大人のための謎解きイベント「takarush BLACK LABEL(タカラッシュ ブラックレーベル)(以下、ブラックレーベル)」は、参加者自身が物語の主人公となり、施設内や街中を巡りながら謎を解き明かしていくもの。昨対比1.5倍の勢いで参加者が急増しており、好評を博しているという。イベントの実施場所は地方自治体、観光地、テーマパークなど。謎解きのテーマやストーリーに施設や地域の特徴、伝統や歴史、文化などを織り込むことで、参加者が謎解きを進めるうちに、その場所の理解・関心を深められるメリットもある。

●SCRAP「リアル脱出ゲーム」

SCRAPは、これまでに全世界で940万人を動員している謎解きイベント「リアル脱出ゲーム」の企画運営をしている会社だ。

「リアル脱出ゲーム」とは、マンションの一室や野球場、学校、廃病院、地下鉄や六本木ヒルズなどさまざまな場所を舞台に、謎を解くことでその場所から「脱出」することを目的とした物語体験を楽しむ体験型ゲームイベントだ。

例えば、マンションの一室に閉じ込められて最後の鍵を見つけると部屋から脱出できるもの、ホールなど広い空間でたくさんの人と同時に謎を解き、最後の答えを導き出せればゲームクリア=脱出成功となるもの、約60分の制限時間内にすべての謎を解き明かすのが目標のイベントもある。

全国に15店舗ある自社運営の施設で毎日遊べるリアル脱出ゲームや、テーマパーク全体を使って謎解きを行う大規模なものまで、さまざまな場所で展開されている。最近ではWeb上で自宅にいながらオンラインで遊ぶことができるゲームもあるそうだ。

謎解きイベントの基本的な流れ

「takarush BLACK LABEL」イメージ

タカラッシュの事業プロデュース部 広報 德丸裕氏は、「ブラックレーベル」の基本的な流れについて次のように解説する。

「参加前に、まず参加キットをご購入いただきます。現地やオンラインショップで購入した後は、ご自身のペースで各開催場所を訪れ、非日常的な謎解きや物語体験をお楽しみいただけます。キットの内容はストーリーに沿って謎を解いていくものや、地図を頼りに謎解きを行うものなどさまざまです。謎を解き進めていく過程でチェックポイントが設置されているので、そこで新たなキットを追加しながら物語の核心に迫っていきます」

SCRAP広報/宣伝 マネージャー 横供信英氏は「リアル脱出ゲーム」の流れについて次のように話す。

「チケットを購入し会場に行くと、その日一緒に謎を解き明かすメンバーとのチーム組みがスタッフより行われます。公演によって異なりますが、6人~10人程度で1チームとなり、チーム人数より少ない人数で参加しても、スタッフがその日の参加者の中でチームを組みます。同時に複数チームが参加することもありますが、同じチームのメンバーだけが共に脱出を目指す仲間となります。

公演が始まると、司会から注意事項や今回の物語の設定、最後の目的が提示され、オープニング映像が流れます。謎解きに必要な道具はすべて会場に用意されており、持ち物は特に必要ありません。制限時間が来るまで、脱出を目指してさまざまな謎や暗号を解き明かします。制限時間が来ると、司会から謎の解説と共に、脱出に成功したチームなどの結果発表があります」

謎解きイベントが人気の理由とメリット

人気が高まる謎解きイベント。その人気の理由はどこにあるだろうか? 両者に意見を聞いてみた。

●達成感を味わえる

「大人のための謎解きイベントは、日常的に達成感を味わう機会が少ない中、イベントを体験することでたくさんの謎を解き、その都度、達成感を味わうことができます」(タカラッシュ德丸氏)

「リアル脱出ゲームでは、脱出に成功できるのは参加者のうちほんの一握りの人だけです。脱出に成功しても何かがもらえるわけではありませんが、成功したときに感じられる快感は格別です」(SCRAP横供氏)

●ストーリーへの没入感・非日常感を味わえる

「タカラッシュが開催する謎解きイベントは、ひたすら謎を解くのではなく、ストーリーに没入しながら体験していくコンテンツになっています。発見する遊びの中で得ることができる成長と達成感。それは一冊の本を読んでいるような、映画の中に実際に入り込むような没入体験です」(タカラッシュ德丸氏)

「リアル脱出ゲームでは、あらゆる設定の『物語体験』が参加者には待っています。あるときはハイジャックされた飛行機の中に、またあるときは沈没する船の中に、さまざまな物語に簡単に入っていくことができます。そんな『非日常体験』が手軽にできることも人気の理由の一つだと思います」(SCRAP横供氏)

●街や人との新たな出会いも

「宝探しや謎解きイベントには、単に目的達成のためだけでなく、捜索中にもその時々の街や人との出会いがあります。その土地ならではの歴史や文化を体感しながら新たな発見をすることもできます」(タカラッシュ德丸氏)

●仲間づくり・チームビルディングにもつながる

「仲間との『情報共有』や『役割分担』が脱出の鍵となるので、チームビルディングにも役立ちます」(SCRAP横供氏)

●発想・ひらめきなど柔軟な思考を身につけられる

「また謎解きに参加することで、これまでになかった発想やひらめきを手に入れたり、柔軟な思考を身につけたりすることができます」(SCRAP横供氏)

●「ひらめき」一つで誰もが物語の主人公になれる

「リアル脱出ゲームは、大人でも一筋縄では解けないようなひらめきが必要な謎を、仲間と協力して解き明かしていきます。大人がうなっても解けないような謎を子どもがさっと思い付くこともあったり、知識や経験だけでないひらめきという誰にでも思いつける可能性があるものが、物語を進める突破口になります。ひらめき一つで誰もが物語の主人公になれるのが魅力の一つです」(SCRAP横供氏)

最先端の技術を使った謎解きイベント例

具体的な謎解きイベントを見ていこう。両者に、最近注目の技術を用いた謎解きイベントを挙げてもらった。

●「ナゾトキ文化財めぐり 天空の秘境と夢幻手稿」(タカラッシュ)

「現在、世界遺産の高野山で開催している謎解きイベントです。謎解きで訪れた文化財の鑑賞記念としてNFT(Non-Fungible Token)の仕組みを活用した『NFT文化財カード』を配布しています。全国の文化財を題材にしたカード型の画像コレクションプラットフォームで、トレーディングカードの唯一性を担保し、カードコレクションのデジタル化を実現しています。謎解きの過程で訪れる複数のチェックポイントに二次元コードが設置されており、参加者はスマートフォンでカードを受け取ることができます。謎解きイベントに参加することで鑑賞した文化財を思い出として持ち帰るだけでなく、さらに深く知るきっかけを作り出すことができます」(タカラッシュ德丸氏)

●「不思議な晩餐会へようこそ」(SCRAP)

「テーブルにプロジェクションを映し出すことで謎解きを進める『プロジェクションテーブルゲーム(PTG)』と呼ばれるシリーズは最先端の技術が使われています。このシリーズの一つである謎解きイベント『不思議な晩餐会へようこそ』(歌舞伎町の東京ミステリーサーカスで2023年2月28日まで開催)では、テーブルにプロジェクションで豪華な食事が並べられたり、時にはテーブルを走り回る豚を捕まえたり、と最先端の技術と謎解きが融合したまったく新しい体験をすることができます」(SCRAP横供氏)

この冬におすすめ謎解きイベント

最後に、この冬に参加できるおすすめの謎解きイベントをピックアップしてもらった。ぜひ参加してそのメリットを体験してみよう。

1.「東京タワーと四十五秒の時間旅行」(タカラッシュ)

プログラム名:「東京タワーと四十五秒の時間旅行」
開催場所:東京タワー
開催期間:12月23日(土)~
参加費用:3,500円(税込)メインデッキチケット1枚付き
プレイ可能時間:10:00~21:00
想定所要時間:約2時間~
URL:https://huntersvillage.jp/blacklabel/promo/tokyotower2/

「本作はタカラッシュが東京タワーでお届けする『大人のための謎解き』第2弾です。コロナ禍に実施された第1弾の『芝公園恋物語』は、イベントスタート以来、参加者の満足度96%以上を獲得した人気謎解きコンテンツとなりました。物語は、東京タワーで働くアテンダントが体験する不思議な時間旅行がテーマ。ストーリーの中で東京タワーの歴史に触れるため、タワーの魅力を再発見できるのも魅力です。また、展望台も捜索の舞台となっており、施設を周遊しながら、謎解きを通して発見と冒険の旅をお楽しみいただけます。

東京タワーで体験する昭和と令和を結ぶ謎解き時間旅行。ちょっと不思議な冒険の物語をぜひご体験ください」(タカラッシュ德丸氏)

2.「鍵だらけの部屋からの脱出」(SCRAP)

プログラム名:「鍵だらけの部屋からの脱出」
開催場所:リアル脱出ゲームの店舗(東京、名古屋、札幌、京都、福岡、岡山)
開催期間:開催中
参加費用:平日 前売2,400円、当日2,700円/土日祝ハイシーズン 前売2,700円、当日3,000円
制限時間:30分
想定所要時間:50~60分
URL:https://realdgame.jp/kagidarake/

「プレイヤーが閉じ込められるのは、いたるところに鍵がかけられた不思議な部屋。脱出する方法はただ一つ、部屋にあるすべての鍵を開けること。制限時間の30分以内に、仲間と協力してこの鍵だらけの部屋からの脱出を目指せ!! 鍵を開けて、脱出するというシンプルなのに奥が深い今回のイベントは、謎解きに慣れていない方はもちろん、老若男女どなたでも楽しめること間違いなしです。イベント中に何度も訪れる、鍵を見つける、そして鍵を開けるという楽しみをぜひ味わってください」(SCRAP横供氏)

謎解きイベントは、非日常の物語の中に没入して楽しめるだけでなく、謎を解くというゲームをクリアする達成感も魅力。さらに、チームで協力して謎を解くその取り組みは、ただのゲームの領域を超えた体験となりそうだ。さらに、その謎解きやストーリーの仕掛けや技術もレベルが高くなっており、より楽しめるのも注目を集める理由のようだ。ぜひこの冬、謎を解きに行ってみてはいかがだろうか。

【参考】
タカラッシュ「takarush BLACK LABEL」
タカラッシュ「ナゾトキ文化財めぐり 天空の秘境と夢幻手稿」
SCRAP「リアル脱出ゲーム」
SCRAP「不思議な晩餐会へようこそ」

取材・文/石原亜香利


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