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ソニーとKDDIが「5G SA」で複数ネットワークスライスの同時通信に成功

2022.12.20

ソニーとKDDIは、2022年10月14日に5Gスタンドアローン (以下「5G SA」) 構成で複数のネットワークスライスを使い分けて同時利用する技術実証に成功したことを発表した。ネットワークスライスとは、論理的にネットワークを分割することで高速・大容量や低遅延など用途やニーズに合わせたネットワークを提供する技術のこと。今回の実証では、ソニーのゲームアプリケーションで映像信号と操作信号の送受信に異なる性質を有するネットワークスライスを割り当てることで、安定したプレーを実現する環境を構築できることを確認できたという。ひとつのアプリケーションに対して複数のネットワークスライスを使い分ける実証は世界初となる。ソニーとKDDIは、「5G SA」を活用した新たなビジネスユースケースやエンターテインメントサービスの創出を目指した技術実証を2021年1月から推進しており、今回の実証もその一環。実証については、エリクソン・ジャパンの協力のもとで実施された。

実証の背景について:ゲームストリーミングや映像配信は、周囲の通信状況に影響されず安定的に利用するために「5G SA」構成でのネットワークスライシングの活用が期待されている。こういった用途では、映像などのデータのやりとりには高速性、制御信号のやりとりには低遅延性といった異なる特徴の通信が必要になることが想定されている。現状のネットワークスライシングでは、スマートフォンなどの通信機器と適用されるネットワークスライスが紐づいており、ひとつの通信機器上で複数種類のネットワークスライスを利用することはできない。

ソニーとKDDIでは、2022年2月に「5G SA」構成でのネットワークスライシングを活用する取り組みとして、ゲームストリーミングを想定した実証を実施。同じネットワークで提供される他サービスからの影響を受けにくい安定した通信で、外出先でもスマートフォンで安定してゲームをリモートプレーできることを確認できたという。

本実証について:3GPP(移動通信の標準化団体「Third Generation Partnership Project」の略称)で標準化された機能「URSP (User equipment Route Selection Policy)」を実装した5Gコア装置と「5G SA」対応の『Xperia』スマートフォンを使用。

5Gコア装置からスマートフォンにURSPのプロファイルを通知することで、単一のゲームアプリケーションに対して、映像信号と操作信号の送受信に異なる性質のネットワークスライスが割り当て可能であることを確認。今後、操作信号は低遅延で確実に通信可能なネットワークスライスを利用し、映像信号は無線環境に応じて最適化することで、無線環境が変化した場合でもより一層安定したゲームプレーが可能になる。本実証の結果を受け、アプリケーションが高度化される時代にも多様な要件を満たすことが可能なネットワークの提供を目指すという。

https://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2022/12/16/6447.html

構成/KUMU

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