ペットの家族化推進をミッションとしてペット医療DXを行うTYLは、2023年の卯年(うさぎどし)を迎えるタイミングに合わせて、近年人気が上昇していると言われているエキゾチックアニマルのウサギに関する飼育実態調査を実施した。
ウサギを飼ってみたい人は約3割、20代は半数がウサギを飼いたいと回答
20代~50代男女1046名に対して「ウサギを飼ってみたいと思いますか?」と質問したところ、34.1パーセントが「はい」と回答。20代は、半数の50パーセントがウサギを飼いたいことが判明した。「ウサギを飼っている、または飼ったことがありますか?」という質問には、20パーセントが「はい」と回答し、5人にひとりがウサギを飼ったことがあることがわかった。
飼った品種はミックス、ミニウサギ、ネザーランドドワーフがトップ3
ウサギを飼っている人と飼ったことがある人209名に「飼ったことがあるウサギの種類を教えてください」と質問したところ、1位がミックス、2位がミニウサギ、3位がネザーランドドワーフ、5位から8位は、ホーランドロップ、ロップイヤー、ミニレッキス、ドワーフロップ、ライオンラビットという結果だった。
「うさんぽ」を実施している飼い主は約4割
ウサギを飼っている人と飼ったことがある人209名に対して「ヘルスケアのためにうさんぽ(ウサギとの散歩)を実施していますか?」と質問したところ、約4割の飼い主が実施していた。「ウサギのヘルスケアについて悩んだことは何ですか?(複数回答可)」という質問に対しては、もっとも悩みが多かったのは「なんとなく元気がない」で、2位から5位は、運動不足、食事を摂らない、便の回数に異常がある、水分を摂らない、という結果だった。
獣医師よりワンポイントコメント
「なんとなく元気がないときは、何かしらのストレスを抱えている可能性があります。そのほかにも食滞を起こしていてお腹の調子が悪かったり、子宮の病気が潜んでいたりと、命にかかわるような病気のこともあるため、早めに動物病院の受診をおすすめします。
ウサギと散歩、通称「うさんぽ」とは、ウサギをケージから出して室内を中心にお散歩することを言います。野生のウサギは本来山に生息しており、天敵から逃げることで走る機会も多い動物です。一方で飼育されているウサギは、普段ケージから出されることが少なく、運動不足で肥満に繋がるケースもあります。
健康状態を維持するためにも、「うさんぽ」は獣医師も推奨している飼い主とウサギとのコミュニケーションのひとつです」
ウサギの飼育で気を付けることを解説!
(高田馬場動物病院byアニホック 美山幸輝先生)
①構いすぎない:ウサギは犬猫と違い、触りすぎるとストレスを感じてしまうことが多いペット。そのため、ウサギのペースに合わせて飼育をすることが大切で、一定の距離を保って接するようにしましょう。
②エサはペレットと牧草のバランスを1対1に:ウサギは食滞(消化器官が滞る状態のこと)を起こしやすく、それを防ぐために牧草を十分に与えることが重要となってきます。ペレットだけではなく、牧草も与えるようにしましょう。
③メスのウサギは子宮の病気に注意!:5歳以上のメスのウサギは、8割が何かしらの子宮疾患を持っているといわれています。子宮疾患は、不妊手術をおこなうことで防ぐことができます。子宮の病気になると、尿に血が混じったり陰部から出血したりするほか、元気がなくなるなど様子がおかしくなるので、早めに動物病院を受診しましょう。
https://pet-tyl.co.jp/2022/12/13/pressrelease-4/
『ウサギに関する飼育実態調査』概要
方法:インターネットリサーチ
期間;2022年12月5日~2022年12月7日
対象:20代~50代男女1046名
調査主体:TYL
構成/KUMU