お酒を飲む機会が多い年末年始、その一方で最近はノンアルコール飲料の市場も活性化。ビールはもちろんカクテルやワイン、レモンサワーといったノンアルコールのバリエーションも広がっており、お酒を飲めない人でも楽しめる選択肢が増えているように感じる。
だが、ノンアルコール市場はもともと日本より欧米がリードしているといっていい。欧米では日本以上にヴィーガンやベジタリアンが市民権を得ていることはよく知られているが、実は「ソバーキュリアス」と呼ばれる、アルコールを飲まないことをポジティブに捉える人たちも日本以上に多い。欧米ではお酒を飲まなくても楽しめることがカッコよく、クールという風潮が強いのだ。
イギリスで親しまれている「ジンジャービア」と「オルタナティブドリンク」とは?
だからこそヨーロッパのノンアルコール飲料ジャンルは、日本以上に豊富。例えば、日本ではあまり知られていないが欧米で人気のノンアルコールとして「ジンジャービア」と呼ばれる飲料がある。ビアといってもホップや麦などは入っておらず、甘い生姜に水やレモンなどを加えて、発酵させた炭酸飲料だ。発祥は1700年代のイギリスで、日本でもおなじみのジンジャーエールは、ジンジャービアが原型といわれている。
ノンアルコール飲料人気の高まりをうけ、最近では日本でもジンジャービアが少しずつ身近になっている。例えばこちらの「フォーキントンズ ジンジャービール」。フォーキントンズは高級ワインの「テロワール」に証明されるような真証性を、ジュースやソフトドリンクにも再現できないか?との想いから誕生したイギリスのブランドだ。現在日本では同商品の輸入代理店「山本商店」の公式オンラインショップで購入できる。
「フォーキントンズ ジンジャービール」希望小売価格313円
西アフリカ産のショウガにシチリア産レモンジュース、そしてイギリス産ルバーブジュースがブレンドされた上品な味わいは、甘さ控えめで大人向けの味。飲み慣れたジンジャーエールとはまったく違う飲み物だ。
もうひとつ、こちらもイギリスで人気を博す「オルタナティブドリンク」と呼ばれるノンアルコール飲料がある。ハーブやスパイス、ジンジャーなどをビネガーに漬け込んで作られており、中でも人気が高いのは「/shrb(シュラブ)」だ。
「シュラブ オレンジ&ジンジャー」希望小売価格594円
代表的な「シュラブ オレンジ&ジンジャー」はアップルビネガー、オレンジ、ジンジャー、ローズペタル(バラの花びら)が入っている炭酸飲料。料理とのペアリングも抜群で、現在ミシュラン星付き店をはじめ、ラグジュアリーホテル、レストランで提供されている。
「フォーキントンズ ジンジャービール」と「シュラブ オレンジ&ジンジャー」は、どちらもイギリス発祥でジンジャー風味が特徴。アルコールが飲めない人でも楽しめる、大人の飲み物だ。年末年始のパーティーシーズンなどにお酒でもジュースでもない新しい選択肢として、ぜひ試してみてほしい。
フォーキントンズ ジンジャービール
山本商店 https://h-yamamoto.co.jp/
shrb(シュラブ)
アルコ・アルトhttps://www.alt-alc.com/
取材・文/高山 惠