カレーは日本人の国民食ともいえる食べ物です。「献立に迷ったときにはカレーにお世話になる」という家庭も多いでしょう。そんなカレーには実は記念日が設定されています。知っておくと日々の生活が楽しくなるかもしれない、カレーの日の知識を紹介します。
カレーの日は1月22日
毎年1月22日は『カレーの日』です。たとえカレーの日の存在を知っていても、由来まで知っている人は少数派なのではないでしょうか。記念日となった由来を解説します。
カレーの日制定の由来
カレーの日は、全日本カレー工業協同組合が2016年に、カレーの普及を目的として制定した記念日です。1982年の1月22日に、全国の小中学校でカレーが給食に出されたことが由来とされています。
全国の小中学校で給食にカレーを提供する取り組みは、1982年に学校給食創立35周年を記念して行われた学校給食試食会にて決定され、全国学校栄養士協議会の呼びかけにより実現しました。1982年の1月22日には、全国およそ800万人の小中学生が給食でカレーを食べたとされています。
カレーに関係する記念日
カレーと深い関わりを持つ記念日は、1月22日のカレーの日だけではありません。数ある記念日の中から主要なもの、おもしろい由来があるものをピックアップして紹介します。
変わり種のカレーの日がたくさんある
変わり種のカレーの日の代表格といえるのが、『レトルトカレーの日』と『ボンカレーの日』です。1968年、世界で初めて発売された市販のレトルトカレーであるボンカレーの発売日が2月12日だったことから、この日をレトルトカレーの日・ボンカレーの日としました。
1月・2月に続いて翌3月には『ご当地レトルトカレーの日(3月2日)』があります。ご当地レトルトカレーの日は、ご当地レトルトカレー協会が制定した記念日で、47都道府県のレトルトカレーを通して地域の魅力を発信し、地域の活性化を図る目的で設定されました。
この他にも『スープカレーの日(7月22日)』『北本トマトカレーの日(8月21日)』『ごめんなさいカレーの日(10月3日)』など、ユニークなカレーの日がいくつもあります。
まだまだあるカレーにまつわる記念日
カレーに関連する記念日はまだまだあります。たとえば6月2日は『横浜カレー記念日』です。カレーの伝来を記念して定められた記念日で、全国のカレー店の味が一つの場所で楽しめる、横濱カレーミュージアム(現在は閉館)により制定されました。
その10日後の6月12日は『恋と革命のインドカリーの日』です。『純印度式カリー』の発売にちなんで老舗レストラン新宿中村屋が制定した記念日で、日本に亡命してきた独立運動家ラス・ビハリ・ボースと、彼を支えた中村屋創業家夫妻の長女俊子との絆にあやかって命名されました。
この他にも『福神漬の日(7月29日)』『カレーうどんの日(8月2日)』『カレー南蛮の日(12月1日)』など、一風変わった記念日が多数存在します。
カレーの日に食べたいレトルトカレー
カレーの日である1月22日にぜひ食べたい、プロの味や本場の味を気軽に楽しめるレトルトカレーを紹介します。おいしいレトルトカレーを家族みんなで味わって、カレーの日を満喫しましょう。
明治「銀座カリー 中辛」
銀座の洋食文化を継承する『銀座シリーズ』の中辛カレーです。1930年に発売された『キンケイ・ギンザカレー』の復刻版で、当時流行の最先端を走っていたモダンボーイ・モダンガールに愛された味を今に伝えています。
芳醇な香りが特徴の二段仕込みブイヨンをベースに、甘さを引き出すようにソテーされた玉ねぎと香り立つバター、すっきりとしたキレのあるスパイスを合わせた一皿です。薄切りの牛肉のうまみが引き立っているので、食べごたえのあるカレーが楽しめます。
- 商品名:明治「銀座カリー 中辛」
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新宿中村屋「インドカリー ビーフスパイシー」
『伝統のカリーの味をご家庭で』をコンセプトに作られたレトルトカレーです。1927年から中村屋の厨房で培われた調理技術が結集した一皿で、家庭ではなかなか再現できない味わいが手軽に楽しめます。
特徴は芳醇な香りを放つスパイスとごろごろと入った具材です。本格的な洋食レストランで食べるような一皿を自宅で気軽に楽しめるでしょう。
じっくりとソテーした玉ねぎと、フルーティーな甘味の果物とが融合したまろやかなソースも特徴です。真空調理でうまみを凝縮させたビーフが合わさり、極上のおいしさを実現しています。
- 商品名:新宿中村屋「インドカリー ビーフスパイシー」
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無印良品「素材を生かしたカレー グリーン」
自宅で本格的なグリーンカレーが手軽に楽しめるレトルトカレーです。すっきりとした辛さの青唐辛子と6種類のハーブが織りなすスパイシーな味わいを、まろやかなコクを持つココナッツミルクが包み込んでくれる一皿です。
具材には鶏肉・たけのこ・ふくろたけを使用し、現地で親しまれているグリーンカレーの味を再現しています。ジャスミンライスと組み合わせることで、より本格的な味わいにレベルアップします。
辛さが苦手な人には『素材を生かした 辛くない グリーンカレー』がおすすめです。辛いものが得意でない人でも気軽に本格的なグリーンカレーが楽しめます。
- 商品名:無印良品「素材を生かしたカレー グリーン」
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吉田ハム「飛騨牛ビーフカレー」
「たまには贅沢をしたい」というときには、吉田ハムの『飛騨牛ビーフカレー』がおすすめです。カレーのために選び抜かれた飛騨牛をたっぷり使用したレトルトカレーで、贅沢な気分にどっぷり浸れます。
飛騨牛のポテンシャルを生かす工夫が施されているのがポイントです。ソースに入れて煮込む前に肉の表面を焼くことで、肉の中にうまみをぎゅっと閉じ込めています。肉を噛み締めたときにあふれ出すうまみは、この製法だからこそ引き出せる味わいといえるでしょう。
時間をかけて煮込んだソースには、5種類の野菜が溶け込んでいます。まろやかなうまみが肉の存在感をより一層引き立てます。
- 商品名:吉田ハム「飛騨牛ビーフカレー」
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構成/編集部