標準機体重量248g、バッテリー駆動時間は最大51分を実現
DJIは、コンパクトかつ超軽量なカメラドローン「DJI Mini 3」を発表。公式オンラインストアなどで販売を開始した。
「DJI Mini 3」は、同社のコンパクトドローンシリーズ「DJI Mini」の最新モデル。標準の機体重量(インテリジェントフライトバッテリー、プロペラ、microSDカードを含む)が248gと超軽量で、折りたたみ時(プロペラなし)のサイズが148×90×62 mmとコンパクトなので、簡単に持ち運ぶことができる。
性能面では、4K/30fpsのHDR動画の撮影が可能で、1/1.3インチ CMOSセンサーと絞り値f/1.7により、高い解像度と浅い被写界深度を実現。また、クアッドベイヤー配列技術で4800万画素を1200万画素サイズの写真に作成、個々のピクセルサイズが2.4μmの大きさとなり、低照度環境下でも高品質の映像を撮影することが可能だ。
デュアルネイティブISOとチップレベルでのHDR技術により、短時間でクリアな映像を捉え、薄暗い環境でも明部・暗部の階調を自然に表現すること可能。縦向き撮影にも対応し、従来のように横向き画面からクロップする必要がなく、カメラを90度回転させ、各種SNSプラットフォームに適した高品質な縦向き映像を撮影することができる。
さらに、バッテリー駆動時間がさらに長くなり、飛行時間は標準付属するインテリジェントフライトバッテリー使用時で最大38分、オプションのインテリジェントフライトバッテリーPlus使用時で最大51分を実現。加えて、DJI O2映像伝送技術により720p/30fpsのライブ映像を最大10km(日本では6km)まで伝送することができ、最大風圧抵抗は10.7m/sを実現した。
そのほか、クイックショット機能も搭載し、タップ操作だけで、ドローニー、サークル、ヘリックス、ロケット、ブーメランといったさまざまなパターンで自動飛行させ、高度な技術を要する映像を簡単に撮影することが可能。
初めてでも安心して操作できるよう、自動離陸機能やRTH(ホーム帰還)機能といったインテリジェント機能も装備する。
価格は、送信機や充電器を同梱しない「DJI Mini 3(機体単体)」が65,120円で、送信機「DJI RC-N1」を同梱する「DJI Mini 3(DJI RC-N1付属)」が79,750円、DJI RC送信機を同梱する「DJI Mini 3(DJI RC付属)」が97,570円。
インテリジェントフライトバッテリーPlusなどを同梱したコンボモデルも用意し、価格はDJI RC-N1送信機、ショルダーバッグ、2WAY充電ハブ、インテリジェントフライトバッテリーPlus×2を同梱した「DJI Mini 3 Fly Moreコンボ Plus(DJI RC-N1付属)」が115,170円。DJI RC送信機、ショルダーバッグ、2WAY充電ハブ、インテリジェントフライトバッテリーPlus×2を同梱した「DJI Mini 3 Fly Moreコンボ Plus(DJI RC付属)」が132,990円となる。
製品情報
https://www.dji.com/jp/mini-3
構成/立原尚子