小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

巨人軍投手・高梨さんがプロデュース!東京ドームの人気グルメ「たかなしきっちん×東京ドーム TGカレー」開発秘話

2022.12.18

[〝趣味活〟万歳!読売巨人軍・高梨雄平さんの料理道③]

プロ野球選手として活躍する傍ら、趣味の料理をテーマにしたYouTubeチャンネル「たかなしきっちん」を運営している読売巨人軍の投手・高梨雄平さん。2021年シーズンの春季キャンプにおいて、自慢の料理を原辰徳監督やチームメイトに振る舞ったのをきっかけに「たかなしきっちん」ブランドのカレーが、東京ドーム内のスタジアムグルメとして提供され始めた。2022年シーズンは新メニューが加わるなど、東京ドームの名物メニューとなりつつある。そんな「たかなしきっちん」のカレーに込めたこだわりなどについて、たっぷりと打ち明けてもらった。

料理も野球もマネをしながら上手くなる!「たかなしキッチン」で話題の読売巨人軍・高梨雄平さんの料理道

[〝趣味活〟万歳!読売巨人軍・高梨雄平さんの料理道①] プロ野球・読売巨人軍の中継ぎ左腕・高梨雄平さん。2022年シーズンは59試合に登板し、防御率2.14とい...

読売巨人軍・高梨雄平さんの料理道!YouTubeチャンネル「たかなしきっちん」のリニューアル構想を語る

[〝趣味活〟万歳!読売巨人軍・高梨雄平さんの料理道②] 料理上手のプロ野球選手として知られる読売巨人軍の投手・高梨雄平さん。料理を始めたきっかけなどについて話を...

ほかのメニューとは異なる高梨さんこだわりのプロデュースカレー

――2021年シーズンから提供されている「たかなしきっちん×東京ドーム TGカレー」は、どんな流れで実現したのでしょうか。

2021年シーズンの春季キャンプで作ったものをベースに「こんな感じで作ってくださいよ」と、担当スタッフにレシピを渡してメニュー化してもらいました。

※写真は東京ドーム Webサイトより

最近は、各球団とも「~選手のわんぱくパフェ」みたいなスタジアムグルメが結構多いんです。そういうのって、例えば「~さん、今年は甘いメニューで行きましょう」と担当スタッフが選手に提案して「チョコとバニラ、どっちが好きですか?」といったやりとりで食材などが決まっていく……みたいな感じなんですけど。僕の場合は、その真逆です。

――言い方はアレですけど〝名前貸し〟みたいなことじゃないわけですね。

レシピを渡してからしばらくたって「高梨さんのレシピどおりに作ったのがコレ。それよりもちょっと辛くしたのがコレ。予算を抑えたものがコレ。どうですか?」と。食べてみて「こっちのカレーは、ダメっすね」みたいな。

――厳しいですね(笑)

そういうやりとりを重ねてメニュー化しています。だから、ほかのプロデュースメニューに比べて、値段がちょっと高いんですよ。僕にフィーが流れているというよりかは、やっぱり原価の高い食材を使った方がメシはうまいので。そのあたりは、あまりケチらないようにしています。

――ダメ出しして作り直してもらって……というやりとりは結構多かったんですか?

基本的に僕が渡したレシピどおりのカレーは、最初からおいしく作ってくれたので〝最後の詰め〟くらいの感じでしたね。「もうちょっとスパイス感があった方がいいですね」「ちょっとトマト感が欲しいっすね」とか。そんな話をしました。

――実際に食べてみると爽やかな酸味がありました。

それはまさにトマトっすね。リクエストとしては、あんまり水を入れすぎないでほしいと伝えてて、トマトとともにブイヨンも入れてもらっています。ブイヨンを入れた方が(サラサラとした感じにならないので)買ってから自分の席に持ち運んで食べるスタジアムグルメとしてはいいかなと。

2022年シーズンは夏野菜をトッピングしたカレーも登場!2023年に向けて新メニュー開発も進行中!

――2022年シーズンからは新メニューとして「たかなしきっちん×東京ドーム TG夏野菜カレー」も加わりました。

夏野菜カレーは球団の方からの提案ですね。「もうちょっとお肉とか野菜とかをたっぷり食べたい人がいるので、どうでしょう?」と。いいんじゃないかなと思って「肉はカツにしたらいいんじゃないですか?」みたいなことは伝えました。あとは、コロッとした肉が欲しいと思って、入れてもらっています。

※写真は東京ドーム Webサイトより

 それと辛さ的には、子供には「ちょっとピリッとする」と感じるけど食べられて、大人は「いい感じだね」というくらいを目指しました。やっぱり辛すぎると、子供が食べられないので。だから、わりと万人向けなんだけど「甘いのじゃないとムリ……」という人には食べれないくらいの設定にしています。

――カレーって、そのあたりの〝辛さのバランス〟って難しいですよね。

難しいんですよ。「もっと辛い方がいい」と言われることもあります。けれど、それを反映すると、おいしいと思う一部の人が100点満点を出しても、辛くて食べられない人が結構増えちゃったりして「じゃあ、それはカレー専門店でやれば?」となるわけで。スタジアムグルメって、よりニッチなところに行きすぎても売れなかったりするし、せっかくスタジアムグルメとして提供するのであれば、やっぱり食べてほしいというのがあるので。

――高梨さんはYouTubeチャンネルの「たかなしきっちん」で、いろんな料理を作っていますが、スタジアムグルメとしてカレーを選ばれた理由は?

「ラーメンやりましょう!」ということになったら、おいしいものを作れるとは思いますけど、やっぱり球場内で持ち運んだり食べたりしにくいじゃないですか。スープがこぼれちゃいそうで。そういうことをいろいろ考えてみて「やっぱりカレーがいいな」と。あとは、2021年の企画で、原監督から「作って!」と言われたのがカレーだったこともあり、いろいろ考えた結果、カレーがいいよねって。

――2023年シーズンにも新しいメニューを追加するんでしょうか。

もうちょっとおいしくしたいという思いもあって、一応(新メニューの開発に)動き出しています。仕込みのスケジュールなどの問題はあると思いますけど、僕の中では「コレで行きたい!」というのは決まっていますので、楽しみにしていてください。

――ちなみにカレーショップには、よく足を運ばれるのでしょうか。

仙台で、あんまり営業していないカレー店があるんですけど。山水苑という焼き肉店の向かいにあるメチャクチャ小さい店で。6席くらいのカウンターしかない。でも、すごくおいしくて。そういうお店を行きつけにしていた時期もありましたね。そういうのって、ありませんか? 好きなお店に一時的にハマって通うとか。ずっとカレーが好きというよりも、

カレーが好きな時期というのがあって、その時にはカレーばかり食べてましたね。

――好きなカレーの種類とかはあるんでしょうか?

 ルーの味うんぬんというよりも、最近は特にチーズナンが好きですね。バターチキンカレーといっしょに食べるとおいしいし、スパイシーな香辛料をチーズナンにまぶしてもうまいし。球場で出したらメッチャ売れると思うんですけど、ナンって出来立てがおいしいから、難しいかもな~。

――2023年の新メニューは、ナンが付くかどうか……も含めて楽しみですね。ありがとうございました!

読売巨人軍
高梨雄平投手

1992年7月13日生まれ。左投げ左打ち。川越東高、早稲田大、JX-ENEOSを経て、2016年のドラフト9位で東北楽天ゴールデンイーグルスに入団。2017年に初勝利を挙げ、2018年は自己最多の70試合に登板。2020年7月14日に交換トレードで読売巨人軍へ。ユニークで理にかなった発想で考案された斬新なトレーニング方法も、たびたび話題に。プライベートでは、2022年11月にテレビ番組で結婚を発表したばかり。

Twitter
@yuhei_takanashi

YouTube「たかなしきっちん」
https://www.youtube.com/@user-es4pq5db2t/featured

取材・文/田尻 健二郎
撮影/湯浅立志(Y2)
取材協力/読売巨人軍

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年11月15日(金) 発売

DIME最新号は「2024年ヒットの新法則!」、永尾柚乃、小田凱人、こっちのけんと他豪華インタビュー満載!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。