■連載/コウチワタルのMONO ZAKKA探訪
2022年12月1日から5日まで、およそ3年ぶりに仕事の関係で海外旅行に出かけてきた。
今回訪れた国はシンガポール共和国である。
国土の大きさは日本の東京23区とほぼ同じと広くはない国であるが、活気と勢いを感じて日本人の私の目には眩しく映る国であった。
さて、久しぶりの海外旅行ということもあり、張り切ってシンガポール土産を購入してきたので、3回に分けてそれらのシンガポール土産を紹介していこうと思う。
選ぶ際はなるべくシンガポールらしいもの、シンガポールでしか購入できないものを中心に選ぶようにした。
今後シンガポールに出かける予定がある人はお土産選びの参考としてもらいたい。
前編となる今回はシンガポールの観光地でも人気の高いラッフルズ・シンガポールで購入できるお土産を紹介する。
ラッフルズ・シンガポールとは?
ラッフルズ・シンガポールはシンガポールのシティ・ホール駅近くのビーチロードに面した名門ホテルである。
1887年創業のこのホテルはサマセット・モームやチャップリンにも愛されたホテルとして有名なほか、敷地内にあるロングバーはシンガポール・スリング発祥の店としても有名である。
全室スイートルームの客室に泊まれればもちろんこの上なく楽しめるはずだが、宿泊者でなくともアフタヌーンティーをグランドロビーで楽しんだり、先ほど触れたロングバーを利用するなど、訪れて損はない観光スポットとなっているのでシンガポールに出かけた際は是非訪れてもらいたい。
このラッフルズ・シンガポールにはラッフルズ・ブティックと呼ばれるお店があり、ここではホテルオリジナルの雑貨や食品を購入することができるので、シンガポールらしいお土産を購入したいと考えている人にとっては外せないお店となっている。
私は今回が初来店となったわけだが、思った以上に敷地が広く、品ぞろえも豊富なことに驚かされた。
どんな製品が販売されているのか順番に見ていくのも楽しく、ついつい購入するお土産も増えてしまった。
ラッフルズ・シンガポールで購入できるお土産たち
◆Kaya Jam(200g)
カヤジャムとはココナッツミルクを主成分とするペースト状のスプレッドの1種であり、パンにカヤジャムを塗ったカヤトーストはシンガポールでも定番の朝食メニューとなっている。
宿泊したホテルによって朝食のビュッフェで食べる機会もあるはずだ。
このカヤジャム自体はスーパー等でも購入することはできるのだが、せっかくお土産で購入するのであればこのラッフルズ・シンガポールのものを購入してみて欲しい。
なぜならまずパッケージがカッコいいのである。
このように渋いグリーンの麻袋に入って販売されており、食べ終わったらこの麻袋を何に使おうかつい考えてしまうくらいカッコいいデザインである。
瓶本体にもラッフルズ・シンガポールのロゴがついたラベルが張られており、こちらもやはりカッコいい。
価格は200gのものがSGD 12.90ドル(約1,300円)、400gのものがSGD 18.50ドル(約1,900円)となっている。日持ちは開封してからはひと月程度と言われているのでその点は注意が必要だ。
◆Long Bar Groundnuts
ラッフルズ・シンガポールの敷地内にあるロングバーは長い木製のカウンター席を名前の由来に持つバーである。
この店発祥のドリンク、シンガポール・スリングを味わうことができるので是非こちらも訪れてもらいたいが、このお店で提供されるおつまみのピーナッツをお土産として購入できるのがこちらの製品である。
製品としてはこのように店名のロゴ入り麻袋に入れられて販売されており、中のピーナッツは落花生のまま密封されている。
なお、こちらは先ほどのKaya Jamとは異なり麻袋単体でも販売されているが、麻袋単体がSGD 15ドル(約1,500円)に対し、ピーナッツ入りのものはSGD 18ドル(約1,800円)と300円程度しか変わらないため、荷物が増えることを気にしないのであればピーナッツ入りのタイプの方がお得のように感じた。
麻袋はしっかりした造りで大きさも程よくあるので、例えばスリッパなどの室内履き入れとして使用することもできるだろうと感じたし、部屋のディスプレイとして飾っても様になるデザインである。
◆Towel Chief
こちらは25㎝×25㎝のタオルチーフである。お洒落なパッケージを開けると中からもパッケージと同じ青色の糸でラッフルズ・シンガポールのロゴが刺繍されたタオルが出てくる。
ちなみにタオル生地自体は日本の今治タオルが使用されているので、手触りは私たち日本人が期待するものと同じなので安心してもらいたい。
ポケットに入るサイズのタオルチーフは何枚あっても困ることはないし、デザインの点もセンスを感じさせる製品となっているので、自分用としてはもちろんギフトとしてもお薦めの製品である。価格はSGD 19.90ドル(約2,000円)。
◆Palm Tree Bookmark
こちらはクリップ部分を本のカバーに留め、チャームを読みかけのページに垂らして使用するブックマーク(栞)である。
やはりラッフルズ・シンガポールのロゴがデザインに使用されているのでシンガポールの思い出が蘇るシンガポールらしいお土産と言えるし、コッパー(銅色)のカラーなどデザインの観点でもセンスが良く、つい自分用のお土産として購入してしまった。
こういうコンパクトな中に良さが凝集されているアイテムには昔から弱い。価格はSGD 13.90ドル(約1,400円)。
文/Wataru KOUCHI
趣味は合唱、読書、語学、旅行、美術館巡り、雑貨屋探索etc…。日本、海外の雑貨やガジェット、デザインコンセプトの中から思わず「それ、いただき!」と言ってしまうモノ達を紹介!