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怠けグセのある脳を活性化するのに「すぐ実現できる目標」が役立つ理由

2023.03.04PR

東大、フランス国立研究所、MENSA(全人口の上位2%の知能指数を持つ人が入会できる国際グループ)などで世界のさまざまな「頭のいい人」を見てきた脳科学者・中野信子氏。そんな中野氏が「物忘れを防ぐ『検索タグ記憶法』」「『誰かのために』が脳に快感と若さをもたらす」「挫折がなくなる『やらないことリスト』の作り方」など、仕事や勉強、人生がうまくいく脳を活用した31の習慣を解説した著書が世界の「頭のいい人」がやっていることを1冊にまとめてみたです。

本稿ではこの本から一部を再編集、「世界で通用する、本当に賢い人たち」が実践している少し意識を変えるだけで、誰にでも今日からできるコツをお届けします。

中野信子著/アスコム
世界の「頭のいい人」がやっていることを1冊にまとめてみた

三日坊主を引き起こす原因を知っておこう

「目標を決めたとしても、いつも三日坊主で終わっちゃうし、どうも続かないんだよね……」なんていう人も、多いのではないでしょうか。

よくあるのが、ダイエット。スタイルのいいタレントさんや、中年になってもお腹の出ていない格好いい友人を見たりして、「よし、ダイエットしよう!」なんて、ダイエットグッズを買ってきたはいいものの、やる気がだんだんなくなって、いつの間にか断念。「いつも三日坊主で終わるんだから! ケッケッケ」なんて、家族やパートナーにバカにされたり……。

目標達成を妨げてしまう気持ちの動きには、いくつかのパターンがあります。私の経験をもとに、ダイエットや勉強を例として、主な二つを挙げてみます。

一つ目は、久々に会った友だちや元恋人に「太った?」と言われたことがショックで、ダイエットを決意する、なんていう場合です。普段会わない友だちや、元恋人の言うことであることに、要注意。今のパートナーが特に何も言わない場合も多いでしょうから、時間が経つにつれて、ショックだった気持ちも薄らいでしまいます。こうして、ダイエットしようという決意を忘れてしまうわけです。

これが勉強だったとしたら、普段会わない人に「そんなことも知らないの?」なんて言われて、ショックを受けて勉強を始めるパターンですね。その刺激がなくなると、勉強をするモチベーションもやがて下がってしまいます。

つまりこれらは、一時的な強い気持ちだけが動機になっている場合ですね。

二つ目は、ダイエット中に、誘惑に負けてしまったり、付き合いでどうしても仕方なく高カロリーの食事をしてしまうこと。この時点で、「もう、どうでもいいや!」という気分になってしまい、そこでダイエットを中止するわけです。ある程度まではせっかく頑張ってきたのに、これでは今までの努力が水の泡ですよね……。

勉強に置き換えれば、試験に失敗してしまって、そこで努力を投げ出してしまうということになるでしょうか。一度試験に失敗しようがなんだろうが、そこまで勉強してきたことは積み上がっているのですから、それを活かさないで眠らせてしまうのはもったいない話です。

いずれも、途中で遭遇した外的な要因に左右されるという状況でしょうか。

目標が遠すぎると人間はやる気を継続できない

それでは、どうすればこのような失敗パターンを回避できるのでしょうか?

逆説的ですが、ダイエットをしているならまず、「痩せる」を忘れることです。その代わり、「毎日体重計に乗る」ようにします。

また、受験勉強だったとしたら、「合格する」をいったん忘れて、少しでも「偏差値を上げる」を意識するのです。

これは、目標を常に心に描くということと矛盾するように思えるかもしれません。でも、これが大切なのです。

「痩せる」も「合格する」も、常に心に描くには遠くて抽象的すぎる目標。だから、長続きしにくいのです。

そこで、イメージしやすい身近な目標を、代わりに設定してやる必要があるのです。人間の脳は、とてもエネルギーを使うので、すぐ怠けようとしますから。

このとき、イメージしにくい目標だと、挫折しやすいのです。ダイエットだと「体重計に乗る」「ちょっとでも体重を減らす」、受験勉強だと「偏差値を上げる」が、イメージしやすい身近な目標となります。

昔聞いた話ですが、大手予備校が行う模試で全国一位を取り続けているのに、肝心の大学には合格しない人がいたそうです。この人はもしかしたら「合格すること」よりも、「偏差値を上げること」のほうが楽しくなってしまったのかもしれません。合格できなければ本末転倒でしょうが……。それはさておいても、日々の努力ですぐに結果が出ることには、かなりの中毒性があるということの典型だと感じられます。

このように、受験勉強やダイエットを成功させるためには、努力がすぐに結果として見られるようにする工夫が必要です。結果がどんどん出れば楽しくなって、中毒になるほどハマってしまいますから。

予定通りにいかなくても次の日から再開すればOK

以上を踏まえて、ダイエットの目標を「痩せる」ではなく、「毎日体重計に乗る」にしてみると、どうなるかを想像してみてください。

目標が「痩せる」では、日に日に決意が薄らいでいきます。でも、「毎日、体重計に乗る」だったら、難しくもなんともないことですよね。誰に言われなくとも、無理なく自分で続けられます。そうすると今の自分の体重がどれだけなのかわかります。

そして、その体重がちょっと多いなと思ったら、「走ってみようかな」とか「食べる量をセーブしよう」という対処ができます。こうした工夫が、無理なく目標を達成するための秘訣なのです。

とはいえ、毎日が予想通りにいくとは限りません。社会人なら残業や飲み会、受験生なら部活動の試合や合宿などがあると、いつも通りの習慣が実行できません。でも、途中で体重計に乗れなかったり、決めただけの勉強ができない日があったとしても、そのことは、あまり気にしないようにしましょう。

また次の日から、ダイエットも勉強も続けていけばいいのですから。こういう気持ちの前向きな切り替えも、長続きさせるには大事な工夫ですよ。

☆ ☆ ☆

脳のパフォーマンスは使い方や習慣次第で大きく変わります。「世界で通用する、本当に賢い人たち」が実践している『世界の「頭のいい人」がやっていることを1冊にまとめてみた』を参考に脳の上手な使い方を学んでビジネスに活用してみてはいかがでしょうか。

中野信子(なかの・のぶこ)
1975 年、東京都生まれ。脳科学者、医学博士、認知科学者。東京大学工学部応用化学科卒業。同大学院医学系研究科脳神経医学専攻博士課程修了。フランス国立研究所ニューロスピンに博士研究員として勤務後、帰国。脳や心理学をテーマに研究や執筆の活動を精力的に行う。科学の視点から人間社会で起こりうる現象及び人物を読み解く語り口に定評がある。現在、東日本国際大学特任教授、京都芸術大学客員教授。著書に『脳はなんで気持ちいいことをやめられないの?』『人は、なぜ他人を許せないのか?』(アスコム)、『サイコパス』(文藝春秋)、『空気を読む脳』『ペルソナ脳に潜む闇』(講談社)、『キレる!』『「嫌いっ!」の運用』(小学館)など多数。また、テレビコメンテーターとしても活躍中。

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