極小サイズなのに出し入れしやすい「usuha-tavlle」
コロナ禍以来、名刺交換をする機会がずいぶんと減った。
それでちょっと横着してしまい、名刺入れを持たず、胸ポケットに名刺を入れて交換するようになった。
あるとき、初対面の相手が革製の名刺入れを取り出して、気後れしてしまったことがある。そこで改めて、「何かいい名刺入れはないかな」と探して見つけたのが、「usuha-tavlle」(工房artigiano)という名の新製品。
もともと小さい名刺入れを、さらに限界まで小さくした、ミニマリスト好みの一品だ。
そのサイズは、9.6cm×6.5cm×1.5cm。数字ではピンとこないかもしれないので、従来型の名刺入れとの比較写真を以下に載せる。
「usuha-tavlle」(上)と従来型の名刺入れ(下)の縦横サイズ比較
「usuha-tavlle」(手前)と従来型の名刺入れ(奥)の厚み比較
その差は一目瞭然。縦横ともに一回り小さく、ポケットに難なく入るコンパクトさ。
厚みは従来型より若干あるが、これはマチ幅をつけ、無理なく多枚数の名刺を収納できるようにしたため。
収納スペースは2つ設けられており、手前側は25枚、奥の側には5枚の名刺が入る。勤務先用の名刺と副業用の名刺とに仕分けるのに便利な構造だ。
ここまでミニサイズだと、「名刺の出し入れに苦労するのでは?」と、ちょっと心配。
以前、極小サイズの長財布を使ったことがあるが、収納スペースがきつくて、カードや紙幣を取り出すのに難儀した記憶がよみがえる(結局その長財布は手放した)。
さて、実際に「usuha-tavlle」に名刺を入れてみると、ぴったり感はあるが、途中で引っかかったりなどといった窮屈さはまったくない。
むしろ、今まで所有していた名刺入れよりもずっと快適に出し入れできるくらいだ。
また、底部に切掛けの穴があるのは、ここに親指をあて、名刺を取り出しやすくするという工夫で、まさにアイデアの勝利。
「usuha-tavlle」は素材にも妥協しない。革は、イタリアの名ブランド「ブッテーロ」。
100%植物タンニンなめしで、経年変化によって魅力的なツヤが出てくるのが特徴。製作者が「限りなく高品質」と太鼓判を押すとおり、間近で見るとそのクオリティがわかる。
名刺入れとしては、それなりの値段がするが、それに見合う満足感は得られるはずだ。正直、久しぶりにいい製品に出会ったと思う。
「usuha-tavlle」は、ただいま、アタラシイものや体験の応援購入サービス「Makuake」にて予約販売中。カラーは、ブラック、キャメル、ワイン、ブルー、チョコ、生成(きなり)の6色展開で、各色とも左利きバージョンも用意されている。
一般販売予定価格(12,100円)の約3割オフのお買い得となっているので、興味のある方は早めにチェックしておこう。
編集部注:記事掲載時には、記載のリターンが売り切れてしまっている場合があります。立案会社の問題でプロジェクトが頓挫する可能性や支援金が戻らなくなるリスクも稀にあります。購入に当たっては、お客様ご自身でご判断いただきますようお願い致します。
文/鈴木拓也(フリーライター)