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何ができる?マイナンバーカードの交付を受けるメリット

2022.12.04

ポイント付与のキャンペーンなどにより、マイナンバーカードの交付率は全国的に上昇しています。

マイナンバーカードに関しては、セキュリティ面に関する不安の声なども聞かれるところです。しかし行政サービスの利用等に関しては、マイナンバーカードの交付を受けると、さまざまなメリットを享受できます。

今回は、現時点でのマイナンバーカードの交付状況や、マイナンバーカードの交付を受けるメリットなどをまとめました。

1. マイナンバーカードの交付状況

総務省の公表データによると、2022年10月末時点におけるマイナンバーカードの交付状況は、以下のとおりです。

 

人口(202211日時点)

交付枚数

人口に対する交付枚数率

全国

12,5927,902

6,4384,833

51.1

政令指定都市

2,7484,780

1,4570,913

53,0

特別区・市(政令指定都市を除く)

8,7897,927

4,4671,965

50.8

町村

1,0545,195

5141,955

48.8

出典:マイナンバーカードの交付状況について|総務省

2016年の交付開始以降、マイナンバーカードの交付率は低調に推移していました。しかし最近では、ポイント付与のキャンペーンなどが奏功して、交付枚数が人口の半数を超えるに至っています。

特に以下の地方公共団体では、マイナンバーカードの交付率が高くなっています(2022年10月末時点)。

<特別区・市>

順位

団体名

人口に対する交付枚数率

1

宮城県都城市

86.0

2

兵庫県養父市

84.2

3

石川県加賀市

77.7

<町村>

順位

団体名

人口に対する交付枚数率

1

大分県姫島村

90.5

2

新潟県粟島浦村

88.2

3

福井県池田町

77.3

<都道府県>

順位

団体名

人口に対する交付枚数率

1

宮崎県

65.4

2

兵庫県

55.7

3

奈良県

55.4

出典:マイナンバーカードの交付状況について|総務省

2. マイナンバーカードを持っていると何ができる?

マイナンバーカードには、以下に挙げるような活用方法があります。行政サービスの利用等に関する利便性の向上に繋がるので、メリットを感じた方は交付を申請するとよいでしょう。

2-1. 個人番号(マイナンバー)の証明書として使える

勤務先や年金事務所などから個人番号(マイナンバー)の提出を求められた場合、併せて個人番号の証明書の写しを提出する必要があります。マイナンバーカードには個人番号が記載されているため、個人番号の証明書として用いることができます。

なお、マイナンバーカード以外に個人番号の証明書として用いることができるのは、通知カード(個人番号通知書)や住民票の写し(個人番号が記載されたもの)などです。

2-2. 本人確認書類として使える

マイナンバーカードは顔写真付きの身分証明書であるため、運転免許証やパスポートと同様に、1通で本人確認書類として用いることができます。

運転免許証やパスポートと異なり、マイナンバーカードは更新手数料がかかりません。特に運転免許証を持っていない方は、マイナンバーカードを本人確認書類として持っておくと便利でしょう。

2-3. 公的書類をコンビニで取得できる

マイナンバーカードを利用すると、住民票の写し・印鑑登録証明書・戸籍全部事項証明書(戸籍謄本)などの公的書類をコンビニで取得できます。

市区町村の窓口まで足を運ぶ必要がないので、公的書類の取得が必要な際には、時間と労力の節約に繋がるでしょう。

2-4. 健康保険証として利用できる

一部の医療機関・薬局では、マイナンバーカードを健康保険証として用いることができます。特定健診や薬の情報をマイナポータルで閲覧できるほか、確定申告時の医療費控除の申請をスムーズに行うことができるなどのメリットがあります。

なお、健康保険証としてマイナンバーカードを利用する場合、事前にマイナポータルまたはセブン銀行ATMから利用登録を行うことが必要です。

参考:保険証利用登録|マイナポータル

2-5. 公金受取口座を登録できる

マイナンバーカードの交付を受けている場合、マイナポータルから公金受取口座を登録することができます。

公金受取口座を登録しておくと、緊急時の給付金等の申請をスムーズに行うことができます。具体的には、申請書への口座情報の記載・通帳の写し等の添付・行政機関における口座情報の確認作業等が不要となり、簡単かつ早期に給付金等を受け取れます。

参考:公金受取口座の登録について|マイナポータル

2-6. オンラインで確定申告ができる

ICカードリーダライタまたはスマートフォンを使ってマイナンバーカードを読み込むと、オンラインで確定申告を行うことができます。

参考:国税庁 確定申告書等作成コーナー

なお、現在はマイナンバーカードを持っていなくても、税務署に申請を行えば、ID・パスワード方式によってオンラインで確定申告を行うことが可能です。

ただし、ID・パスワード方式はマイナンバーカードが普及するまでの暫定的な措置であり、今後見直しが行われる見込みとなっています。

取材・文/阿部由羅(弁護士)
ゆら総合法律事務所・代表弁護士。西村あさひ法律事務所・外資系金融機関法務部を経て現職。ベンチャー企業のサポート・不動産・金融法務・相続などを得意とする。その他、一般民事から企業法務まで幅広く取り扱う。各種webメディアにおける法律関連記事の執筆にも注力している。東京大学法学部卒業・東京大学法科大学院修了。趣味はオセロ(全国大会優勝経験あり)、囲碁、将棋。
https://abeyura.com/
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