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ダイソンの最新クリーナーで検証!猫と暮らすわが家の目を背けたくなる現実

2022.12.07

よく聞く「ハウスダスト」って、実はどんなもの?

リモートワークが日常的になった今、自宅で過ごす時間はさらに増加。「自宅の環境をより清潔に、快適に保ちたい」というニーズが高まっている。自宅の清潔さは数値ではなかなか表しにくいが、その指標のひとつが、ハウスダストの量だ。

「ハウスダスト」という言葉はよく耳にするが、具体的にはどういうものなのか。約30年にわたり掃除機テクノロジーの研究開発を行い、自社内に微生物研究所を有するダイソンは、以下のように解説している。

「ハウスダストには、ダニのフン、皮膚片、髪の毛、ダニの死骸、カビ、昆虫類やその他の繊維類といった、微小な生物や物体が混在している。多くは100ミクロンにも満たないサイズのため、肉眼では捉えにくく、顕微鏡を用いて確認ができるサイズ。それらが床、ソファーや寝具ベッド等、一般的な生活空間に存在している

ペットと暮らす家庭は、ハウスダストのリスクが高い?

特にハウスダストが多いとされているのが、ペットと暮らす家。ダイソンが2022年にペットと暮らす家庭に対して行った調査では、以下のような結果が報告されている。

・ペットの飼い主の2人に1人が自分ないし家族のベッドでペットが寝ることを許している(日本単体の回答は、59%)。

・ペットの飼い主の2人に1人は、ダニのエサにもなりえる皮膚片がペットに付着している可能性に気づいていない。

・ペットの飼い主の約7割が、ダニの死骸やダニのフンなどがペットに付着している可能性に気付いておらず、また寝具掃除を実践しているのは、約3割のみ。

わが家も猫と暮らしてはいるが、完全室内飼育なので、それほど気にせず寝室にも自由に出入りさせていた。だが上記のようなデータを見ると、不安になる…。

わが家の愛猫・ドーラ。ベッドの上が大のお気に入りお昼寝スペース。

こんな不安に追い打ちをかけるような研究結果がある。こうしたハウスダストの中でも、長く空気中に浮遊し、家具、寝具、布などに付着することがあるのが「ペットの毛」に由来するものだという。ダイソンの微生物学者 モニカ スタッツェンは、次のように述べている。

「ペットの毛には毛づくろいなどの動作で唾液が付着することがあります。この唾液中にはタンパク質微粒子が含まれ、乾燥すると、剥がれ落ちる場合があります。この微粒子は、軽く、他のハウスダストよりも長く空気中に浮遊し、家具などに付着します。研究では、猫が一度も行ったことのない部屋で猫のタンパク質微粒子が検出されました」

“ペットの毛”をパワフルに吸い込み取り除く新クリーナーヘッド登場

こうした問題を解決するため、ダイソンは自動でペットの毛絡みなどを解消する新しいクリーナーヘッド「毛絡み防止スクリューツール」を搭載した新商品「Dyson V12 Detect Slim Complete」を22年8月24日に新発売した。ペット用ベッドを含む寝具やソファ、車内の掃除に適しているツールだという。

毛絡み防止スクリューツールは、円錐型のブラシバーが搭載されており、直径が長い方から短い方へ回転しながら移動させることで、毛が絡むことなくクリアビンに吸い上げられる。

吸い込んだゴミの大きさと量が、リアルタイム表示される機能!

さらに画期的なのは、取り除いたゴミの大きさと量が、背面液晶ディスプレイにリアルタイムで表示される機能。クリーナーヘッドから吸引されたゴミが吸気口付近にあるピエゾセンサーに当たると、粒子の音響振動が電気信号へと変換され、量と大きさを計測。なんと1秒間に最大15,000回の計測が行われると言うから驚きだ。ダニの死骸などはサイズが小さいので、この表示で、家の中のどの箇所にハウスダストが多いのかを、ある程度把握することができるという。

「Dyson V12 Detect Slim Complete」には、背面液晶ディスプレイにリアルタイムで表示される機能を搭載。

わが家のハウスダストの量と内容を、ダイソンがチェック!

今回、この「Dyson V12 Detect Slim Complete」を貸し出していただき、わが家の寝室床と寝具のハウスダスト量と内容を調べてもらうチャンスをいただいた。

もしかしたらとんでもなく恥ずかしい結果になっても公表しなければならない。迷ったが、めったにないチャンスなので思い切って調べてもらうことにした。

寝室の床および寝具 180×90cm をブロッキングし、そこに決められたスピードで約 90 秒間掃除をかけてハウスダストを採取した。

衝撃の結果…わが家の寝室の床のハウスダスト量がはんぱなかった…!

ドキドキして待つこと約1カ月。ダイソンから結果が届いた。

ダイソンから届いた「dyson コードレス掃除機で吸引したハウスダストの生物アレルゲン分析検査」。

まずは、量から。わが家のダスト総量は、床が2.57g、寝具が0.57g。これだけでは多いのか少ないのか全くわからないが、比較のための資料として、今回の調査に参加した20名の治験者全体のデータも添えられていた。

治験者20名全体のデータ分布。

「床のダスト量の分布」では、最も多いのが0.05g未満で35%。わが家が2.57gなので、つまり全体の1/3のお宅が、わが家の50分の1以下のダスト量だったという、恐ろしくも恥ずかしいい事実が判明した。

言い訳になるが(実際、言い訳)寝室はペット用のベッドや水飲み用の器、ケージなど猫用に床置きしている物が多く、頻繁に掃除機をかけづらい場所。ハウスダストは多いだろうと予想はしていたが、これほどとは…。

ゴミ採取時、夫は「寝室は普段からあまり掃除機をかけていないから、先に軽く掃除機をかけて、大きなホコリだけでも取っておこうか」と提案したのだが、私が「それではリアルな実態調査にならない」と却下したのだった。こんな恥ずかしい結果になるのだったら、夫の提案を受け入れておくべきだった…(わが家と同程度の1~5gのハウスダスト量の治験者も、15%はいたことが、救い)。

寝具のハウスダスト量は、0.57g。0.5から1の間で、これも多いほうの上位10%に入る量という、残念な結果になった。とはいえ、0.5g台なのだから、ほぼ、最も多い65%のゾーン寄りと言っていいのでは…。

ショック…「コナヒョウダニ」の量もトップクラス

次に、ハウスダストの内容の結果だ。「検出された生物の種類」が列記されている。床や寝具に生物が住んでいるという、恐ろしい現実が、容赦なく目の前につきつけられる。ダイソンの報告書ではさらには丁寧に、それらの生物のリアルな拡大写真まで載っている。こんなのが、床や布団にいるのか。知りなくなかった。まじでこの調査、やめておけばよかった…。

ダニやカビなど、さまざまな生物の名前と量が一覧で表示されているが、「コナヒョウダニ」と、「ヤケヒョウダニ」に限定すると、床のコナヒョウダニが1734頭で、もちろん最も量が多いゾーン。なぜかヤケヒョウダニは「未検出」だったので、ホッ。

寝具からは、コナヒョウダニが1383頭。これも最も多い20%のゾーンに含まれている。ヤケヒョウダニは、寝具からも未検出。とはいえ、グラフを見ると5匹以下が80~90%を占めているので、どの家庭でもそもそも少ないのだろう。ちなみにわが家は床のダニが多かったが、治験者全体では床よりも寝具の方がダニが多かったそうだ。

さらに、床と寝具から採取したカビの胞子を、7日間培養した写真も添えられていたが、あまりにおぞましいので自主規制する(なにも培養までしなくても…)。

寝具から見つかったコナヒョウダニ。どの布団にもいるとは聞いていたが、見たくなかった…。

床から見つかったトゲダニの一種。こんな生物と暮らしていたなんて、これからは毎日死ぬほど掃除機をかけようと決意。

多くの家庭が、「床よりも寝具にアレルゲンが多い」!?

治験者全体では、下の【集計3】でもわかるように、一般的にアレルギーの原因とも言われるヒョウヒダニのアレルゲン蛋白の量が多い住宅が多く、寝具のほうが床よりも多かった。寝具は一日の1/3を密着して過ごすため、寝具のダストに含まれるダニアレルゲンが多いほど、健康へのリスクが高いことが判っているという。

寝具のダニアレルゲン量を減少させる方法はいくつかあるが、最も効果的な手段は寝具の掃除機がけとされ、掃除頻度が高いほどダニアレルゲン汚染が少なくなることも報告されているという。

予想以上に厳しい結果だったが、現実を直視できてよかったかもしれない。わが家の愛猫はめったに布団に入ってこないのを寂しく思っていたが、これからはむしろできるだけ入れないようにし、もし布団に入ったら翌日は死ぬほど掃除機をかけようと決意した。

わが家ではたまたま今年前半、旧モデル「ダイソン v10」を購入したばかり。だが実際に新モデルを試してみて、ゴミの量と大きさがリアルタイムで表示されるのは、かなり掃除機をかけるモチベーションになると実感した。

寝具のダストを「Dyson V12 Detect Slim Complete」で採取している夫の後ろ姿。採取したゴミの大きさと量がわかる液晶は、クリーナーをかけながら見える位置。

左は、現在わが家で使用中の「ダイソン v10」。右が今回、貸出してもらった「Dyson V12 Detect Slim Complete」。クリアビンがかなりコンパクトになっていることがわかる。

取材・文/桑原恵美子
取材協力/ダイソン株式会社

編集/inox.

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