バイク乗りにとって厳しい環境となりがちなのが、真冬です。
走行中のライダーは冷たく強い風を受け続けるため、実際の気温よりも身体が冷えやすい環境に陥ってしまいます。その結果出かけるたびに体力を消耗し、ドッと疲れてしまうのです。
そこで筆者がおすすめしたいのが、バイクの衣替えです。ちょっとした違いですが効果てきめんですよ!
スクリーンとハンドルカバーを装着しよう
こちらが秋までのクロスカブの状態です。2年ほど使った安物の汎用スクリーンが壊れつつあり、対策する必要が出ていました。
せっかくの機会なのでもっとしっかりしたスクリーンに取り換えつつ、他にも寒さ対策を施すことにしましょう。
用意したのはデイトナのスクリーン(税込1万5180円)と、ラフアンドロードのハンドルカバー(税込6578円)です。
ハンドルカバーに関しては、生活感が出てスタイリッシュさがなくなるからと避けている人が多いかもしれません。しかしカブの場合は、もともとがビジネスバイク。生活に根差したデザインです。
筆者個人としては、ハンドルカバーをつけることで逆にカブらしいスタイルに仕上がるのではないかと思っています。
スーパーカブ用に用意したのは、旭風防のスクリーン(税込1万670円)とヤママルトのハンドルカバー(2600円ほど)です。
昔ながらのカブらしい雰囲気が出せるよう、クロスカブとは方向性の違うアイテムを選んでみました。
クロスカブの作業から得たふたつの教訓
古いスクリーンを取り外す手間がかかるため、まずはクロスカブから作業を済ませることにしました。
今回用意したデイトナのスクリーンは、ミラーステーを利用して取り付ける仕組みになっています。これは古いスクリーンにも共通する作業のため、これまでも何度か経験しています。特に苦戦をすることなく簡単に進めていきました。
ところが意外にも難航したのが、取り付け前の新しいスクリーンを組み立てる段階です。
デイトナのスクリーンは角度の調整機能ができたり、風に負けない丈夫なつくりになっていたりと高機能です。
そのためパーツ数が多く、地面でしゃがみながら作るには若干複雑な構造です。また、地面や小石で傷つけないよう気を使って作業する必要があったのでした。思わず「先に家で組み立てておけばよかった~!」と、少し後悔です。
左右を逆につけたり、取扱説明書とにらめっこしたりと時間がかかり、無事取り付けられた頃にはすっかり日が暮れていました。
カスタム前は事前に開封し、説明書を読んで作業内容をチェックするべし。そして何よりも、時間に余裕をもって作業を開始するべし。作業を通してふたつの教訓ができました。
幸いなことにハンドルカバーの方はといえば、ガバッと大きく開いてハンドルにかぶせるだけ。
汎用品のためうまく装着できるか心配していましたが、あっという間に作業が終了しました。
暗くなってしまったため、この日の作業はおしまいです。スーパーカブの衣替えは翌日に持ち越されることとなりました。