小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

まるで万年筆のような高級感!消せるボールペンの最新作「フリクションボールノックゾーン」を試してみた

2022.12.04

■連載/コウチワタルのMONO ZAKKA探訪

株式会社パイロットコーポレーションの消せる筆記具「フリクション」シリーズと言えば、日本でも2007年に発売以来、筆記具において1つのジャンルを確立したと言っても過言ではない製品である。

その「フリクション」シリーズからこのたび発売された最新作の上位モデルは、文房具好きならまず手に取ってみたくなる製品である。今回は実際に使用してみた感想も交えてこちらの製品を紹介していこう。

『フリクションボールノックゾーン』とは?

先述の通り、『フリクションボールノックゾーン』は「フリクション」シリーズの最新作であり、2022年11月18日(金)より発売開始されている。

今回は同時に3タイプが発売されているが、その主な違いはグリップの素材。550円モデルではラバーグリップを、2,200円モデルでは木製グリップを、3,300円モデルでは樹脂グリップを採用しており、見事なまでにその印象は異なるものとなっている。

なお名前に付けられている“ゾーン”の由来は集中力が高まり、感覚が研ぎ澄まされる“ゾーン状態”から。

後述するZONE TECHNOLOGY(ゾーンテクノロジー)と呼ばれる新機能たちによってビジネスパーソンらを“ゾーン”状態に導いてくれることにちなんで名づけられたそうである。

『フリクションボールノックゾーン』の特徴

◆私たちを“ゾーン”状態に導く3つの新機能「ZONE TECHNOLOGY(ゾーンテクノロジー)」

本製品では「ZONE TECHNOLOGY(ゾーンテクノロジー)」と総称される3つの機能が追加されているが、一言で言えばこれらは筆記する際に生じる書きにくさを低減し思考の妨げを防ぐ機能たちである。

まずは「チップホールドシステム」。こちらはペン先を特殊な構造で挟み込むことでがたつきを抑制し、安定した筆記を実現するものである。

同様の機能をウリにした先行品が存在するため目新しい機能ではないものの、「フリクション」シリーズに搭載されるのを待ちわびていた人にとっては嬉しい機能追加だろう。

続いては「ノイズカットノック」である。こちらは内部パーツにバネを追加することでノック時の衝撃を和らげノック音を軽減するものである。

公式サイトでの情報によれば従来の製品に比べノック音を78%カットしたとのこと。本製品の芯は単色となっており、クリップ部分をノックして芯の出し入れを行なうが、確かに柔らかい音になっている印象は受けた。

ただ、それでは全く音がしないかというとそういうわけではなく、音を出すことに気を遣う場面では依然として音が目立つのでは、というのが個人的な感想である。

最後は「フリクションボールレフィルver.2(バージョン2)」と呼ばれるもので、新開発の「プレミアムフリクションインキ」を採用することでインキ濃度を15~30%アップさせたほか、金属レフィルを採用することで筆記距離も40%アップさせている。

なおこちらのレフィルは別売りもされており、ボール径は0.5mm(極細)と0.7mm(細字)の2種類、インキ色はブラック、レッド、ブルーの3種類が用意されている。

こちらのレフィルは現行の「フリクション」シリーズにも使用することができるとのことなので、インキ濃度に物足りなさを感じていた人はリフィルのみ購入しても良いだろう。

◆全く異なる印象を与える3種類のグリップ素材

先述したように本製品では3タイプが用意されており、その主な違いはグリップの素材である。今回私が購入した3,300円モデルでは樹脂グリップが採用されているが、まるで万年筆のような高級感は思わず手を伸ばしてしまう魅力がある。

実際のところ万年筆の中には本体の素材に樹脂を用いているものもあるので(VISCONTIなど)、そのような印象を受けてもおかしくはない。

なお3,300円モデルの樹脂グリップのカラーはレッド、ブルー、グリーンの3色があるが、そもそも樹脂が綺麗なのでどの色も綺麗なことに変わりなく、どの色を選ぶか個人的には迷いどころであった。

気分によって正解の色が変わるためいずれかの色を切り落とすことに抵抗を感じたが、星空や夜の海を彷彿とさせる色が好きなこともありブルーを購入している。

また、グリップ素材以外にも細かい違いがタイプ間にはあるようで、今回購入した3,300円モデルではボディにプリントされているロゴの文字が他のタイプに比べて目立たないよう工夫されている。

「フリクション」シリーズと言うと良くも悪く幅広い世代から支持されている製品であるので、「フリクション」っぽさを薄める点は個人的に嬉しい工夫である。

『フリクションボールノックゾーン』を購入するには?

『フリクションボールノックゾーン』は3タイプの展開となっており、各々価格は税込み550円、2,200円、3,300円。楽天市場から購入できるほか、全国の文房具店、書店等でも取り扱いがあるようなので確認してもらいたい。

文/Wataru KOUCHI
趣味は合唱、読書、語学、旅行、美術館巡り、雑貨屋探索etc…。日本、海外の雑貨やガジェット、デザインコンセプトの中から思わず「それ、いただき!」と言ってしまうモノ達を紹介!

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年11月15日(金) 発売

DIME最新号は「2024年ヒットの新法則!」、永尾柚乃、小田凱人、こっちのけんと他豪華インタビュー満載!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。