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センスが求められるプレゼンのアドリブ、でも「アドリブ感」なら準備で対応できる!

2023.01.30

「上手な説明には「コツ」があります」26万人超の登録者を擁するビジネス系YouTuberのハック大学 ぺそ氏は言います。
説明が下手な人は、なぜ、同じ失敗を何度も繰り返すのか? それは、根本的な「考え方」「思考」に欠陥を抱えているからで、「ちょっとしたテクニック」を身に付けて、上手に使い分けられるようになれば、誰だって説明力はぐっと上がるそうです。外資系金融機関に勤める現役ビジネスパーソンである同氏がビジネスの最前線で出会った「説明が上手い人」がどんな話し方をしているのかを観察し、導き出した著書『「説明が上手い人」がやっていることを1冊にまとめてみた』から「説明下手な人の特徴」を一部抜粋・再構成してお届けします。

ハック大学ぺそ著/アスコム
『「説明が上手い人」がやっていることを1冊にまとめてみた』

大切な相手により喜んでもらえるプレゼントの贈り方は

[×]「ねえ、今度の誕生日なんだけどプレゼントは何が欲しい?それとも、一緒に買いに行く?」

サプライズが苦手なせいで、使うお金は同じなのに相手に与える感動はしぼむ。

[○]「誕生日プレゼント!これ、こないだ欲しがっていたよねきっと気に入ってくれるんじゃないかと思って買ってきたんだ。」

普段から情報を収集しておきサプライズで渡す演出をすれば、相手が受ける感動は倍増する。

プレゼンにも「サプライズ」は必要だ

 説明力を発揮する「集大成」のひとつが、大勢の前で行う営業やプレゼンです。プレゼンをうまくやり遂げる要素には、1対1の説明と同じ部分もあれば、特徴的なものも存在します。

 私自身は、プレゼンをする側よりも、受ける側・見る側として関わった経験のほうが多いのですが、中でも印象に残っていたり、心が動いたりした「いいプレゼン」には、大きく2つの共通点があると考えています。

 ひとつは、「サプライズ」があること。

 あるプレゼンに対して事前に何らかの期待を持って見ている場合に、実際は期待以上のものを見せられると、「期待を超えた部分」が強く印象に残ります。

 もうひとつは、サプライズとも重なりますが、プレゼン内で「アドリブ感」がうまく活用されていることです。

 すでに本書でも近いことを述べていますが、どこかで聞いたような話を、無難に順序通り進めていく説明は、スムーズですがインパクトの薄い、単なる「説明」で終わる可能性が高くなります。プレゼンも同じです。特に「攻める」ためのプレゼンには、必ず「演出」の部分が存在するのです。

■サプライズ・特別感は結局みんな大好き

 私たちはみんなサプライズが大好きです。誕生日などのお祝いごとでも、ちょっとしたプレゼントでも、相手が知らない状況でこっそり手を尽くし、急にびっくりさせられれば、うれしくないはずはありません。

 私が成功したプレゼン、さして面白くなかったプレゼンの差を考えると、やはりいい意味でのサプライズを効かせる効果は大きいと思います。ということは、夫婦や恋人、親友をびっくりさせるような感覚が、実はプレゼンの成功にも大きく関係し、仕組み自体は大きく変わらないということです。

 反対に、プライベートでもサプライズなんて気恥ずかしい、わざとらしくて好きではないと考えている人は要注意。あえて言うなら、プレゼンは「わざとらしい」と感じられるくらいでちょうどいいですし、そうした演出も真面目な準備の一環です。

■「アドリブ」はセンス、「アドリブ感」は準備

「アドリブ」が重要だと聞かされると、自分にそんなセンスはないと思い、あきらめる人もいるかもしれません。

 しかし、次の項で詳しく解説しますが、フリートークのようなアドリブを考える必要は全くありません。

 その場で起きたことに突発的に対応する力やセンスは(ないよりはあった方がいいとは言えますが)、基本的に不要です。むしろ、そこに頼ってプレゼンを回していくのはやや危険とも言えます。

 ここで大切な「アドリブ感」とは、正確に述べれば「アドリブっぽい展開だが、実は台本通り」で、決して偶発的なものではありません。事前に筋書きを用意し、流れを準備して、その通り「演じる」ものです。

 同様のやり方は、私が就職活動で得たヒントと基本的に同じです。また、わざと穴を作ったり、相手にツッコませたりするテクニックとも同じ流れの上にあると考えてください。

 あるいは、そんなあらかじめ用意された「アドリブ感」なんて白々しくないか、と心配する方もいるかもしれませんが、これもまた杞憂です。

 プレゼンは、工夫や準備がないとどうしても話の起伏がなく、一方通行になりがちです。それは聞いている方も同じで、内容としては過不足なくても、「面白くない」と受け取られれば成果には結びつきにくくなります。反面「アドリブ感」は努力とも映ります。仮にアドリブ感として十分成功しなかったとしても、がんばっている人、真面目な人という好印象にはつながる可能性があります。

☆ ☆ ☆

自らのビジネスへの向き合い方を再検証し、気づきとともに、正しいテクニックを学べば格段に身に付きやすくなるはず。筆者がビジネスの現場で「説明が上手い人」から学び、実際に試して確実に役に立つことを証明できたスキルだけを厳選した『「説明が上手い人」がやっていることを1冊にまとめてみた』。ぜひ「考え方」と「テクニック」の両方を学んで、ビジネスの荒波を乗り越える力を身に付けてほしい。

ハック大学ぺそ
ビジネス系YouTuber、1988年生まれ。主にYouTubeチャンネル「ハック大学」を通じて、仕事術、キャリア戦略などビジネスに役立つ情報を発信。チャンネル登録者数は25万人を超える。チャンネルにアップされた動画のなかでも、説明に関する動画は人気のコンテンツ。専業YouTuberではなく、普段は外資系金融機関に勤める現役のビジネスパーソンで、年収は約2000万円。著書に『行動が結果を変える ハック大学式最強の仕事術』(ソシム)、『「説明が上手い人」がやっていることを1冊にまとめてみた』(アスコム)がある。

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