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ビジネスシーンで「はい論破!」をやってはいけない理由

2023.01.01

「上手な説明には「コツ」があります」26万人超の登録者を擁するビジネス系YouTuberのハック大学 ぺそ氏は言います。
説明が下手な人は、なぜ、同じ失敗を何度も繰り返すのか? それは、根本的な「考え方」「思考」に欠陥を抱えているからで、「ちょっとしたテクニック」を身に付けて、上手に使い分けられるようになれば、誰だって説明力はぐっと上がるそうです。外資系金融機関に勤める現役ビジネスパーソンである同氏がビジネスの最前線で出会った「説明が上手い人」がどんな話し方をし
ているのかを観察し、導き出した著書『「説明が上手い人」がやっていることを1冊にまとめてみた』から「説明下手な人の特徴」を一部抜粋・再構成してお届けします。

ハック大学ぺそ著/アスコム
『「説明が上手い人」がやっていることを1冊にまとめてみた』

きちんと説明したことを相手が取り違えていた場合に

[×]「この件については、先日、はっきり説明したじゃないですか!確認しなかったんですか?ここにそのときの資料もあります。」

ミスを細かく指摘して、相手を逃げられないところまで追い詰めてしまっている。

[○]「先日ご説明したと認識していたのですが、もしかしてうまく伝わっていなかったでしょうか?その点は今後お互いに再発防止のために、共有していきましょう。問題があれば、ぜひご指摘ください。」

ミスを指摘しながらも追い込まず、将来の価値発揮のために共に努力する前向きな解決策を提案。

「はい論破! 」は絶対NG! 感情的になって良いことはひとつもない

 ネットの世界でよく使われている「はい論破!」というあおり文句があります。主に文字で議論している際、相手の決定的な論理ミスをついて、あるいはミスがあるかのような雰囲気作りをした上で放つ、「とどめの一言」です。

 これ、絶対にビジネスの説明の場で使ってはいけません。たとえ、相手に決定的なミスがあったとしても、です。

 そもそも、説明に限らず、ビジネスでのコミュニケーションは、たとえ議論形式であったとしても勝ち負けを決めるようなものではありません。

 まして、コミュニケーションを通じてマウントを取るかのような発想は非常に危険ですし、自分の感情をむき出しにしたり、相手の感情を刺激したりすれば、それだけお互いの仕事の効率は落ち、しかけた側の信頼度も大きく下がらざるを得ません。そんな人と一緒に仕事をしたいと考える人は少ないからです。

 まず、絶対的な原則として、「感情的になってはいけない」という点は必ず押さえておいてください。

■ビジネスにも説明にも「正解」はない

 しかし、私たちは人間である以上、説明の場においても、自分の感情が害されたり、相手からあおられたりするケースがないわけではありません。そんなとき、どうすれば感情的にならずに済むのでしょうか?

 まず、絶対的な原則として覚えておくと有用なのは、「ビジネスには正解がない」ことです。

 違和感を持つ方もいるかもしれません。正解がないなら、自分が上司から「説明が下手だ」と批判されることもないはずですから。

 しかし、手順や作法に対する批判は、「内容的な正しさ」とは違います。「もっとこう説明すればわかりやすいのに」というヒントやアドバイスを、わざわざ時間をかけて、さまざまな形で示してくれていると受け取りましょう。

 自分の説明力を批判してくれる人は、大切な時間を割いてその事実を教えてくれていると理解してください。「私の説明を理解できないのはあなただけだ、あなたの理解力が足りないからだ」などとは決して思わないこと。説明が上手な人は、小学生にもわかりやすく説明することができます。つまり、ある時点で、ある人がその説明で理解できなかったという事実からは、必ず学ぶべき内容があります。批判を糧に、自分の説明力をブラッシュアップしましょう。

 同様に、相手の説明や、自分の説明に対する相手からの反応に決定的な間違いがあったとしても、相手の名誉をおとしめるような指摘や追い込みをしてはいけません。そこからも、「なぜ相手に間違えて認識されたのか」「誤解されやすい表現があったのか」などのヒントが得られるはずです。

■説明は「みんなで価値を作る」ためにある

 もうひとつ重要な点を述べておきましょう。

 説明は、自分と、広い意味での「他人」が、ともに仕事をしながら新しい価値を作っていくために使われるツール、という点です。

 互いに説明を通じて感情を害し、「言った・言わない」でもめ、能力を軽けい蔑べつし始めたら? 価値を作るどころか、自分から壊してしまっているも同然。そんなことをしていては、評価以前の問題です。

 社内でも社外でも、いっしょに仕事をしている人には、それぞれの分担や役回り、得意な分野、不得意な分野、積み重ねてきた経験や知見に違いがあります。そして、違いがあるからこそ分業が成立しているということでもあります。

 正しく説明する力は、その間をつなぎ、互いの強みを共鳴させるための能力です。誇らしげに論破して気持ちよくなるために「説明力」を使っている時間があったら、説明力を磨き、いろいろな人の力を借りて大きな仕事を成し遂げ、その成果を誇りましょう。

☆ ☆ ☆

自らのビジネスへの向き合い方を再検証し、気づきとともに、正しいテクニックを学べば格段に身に付きやすくなるはず。筆者がビジネスの現場で「説明が上手い人」から学び、実際に試して確実に役に立つことを証明できたスキルだけを厳選した『「説明が上手い人」がやっていることを1冊にまとめてみた』。ぜひ「考え方」と「テクニック」の両方を学んで、ビジネスの荒波を乗り越える力を身に付けてほしい。

ハック大学ぺそ
ビジネス系YouTuber、1988年生まれ。主にYouTubeチャンネル「ハック大学」を通じて、仕事術、キャリア戦略などビジネスに役立つ情報を発信。チャンネル登録者数は25万人を超える。チャンネルにアップされた動画のなかでも、説明に関する動画は人気のコンテンツ。専業YouTuberではなく、普段は外資系金融機関に勤める現役のビジネスパーソンで、年収は約2000万円。著書に『行動が結果を変える ハック大学式最強の仕事術』(ソシム)、『「説明が上手い人」がやっていることを1冊にまとめてみた』(アスコム)がある。

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