動画視聴のビューアーに使っているのであれば、旧型でも事足りるが、仕事で生かすなら『Apple Pencil(第2世代)』は必須。2018~20年の『iPad Pro』を狙いたい。
「まずはApple認定整備済製品をチェックしましょう」
「現行の『iPad Pro』『iPad Air』はM1チップが搭載ですが、前世代モデルと比べても大きな違いはありません。対応アプリの有無にもよりますが、『Apple Pencil(第2世代)』が使えるか否かが選択の分岐点になりそうです。『iPad Pro』は2018年モデルから、『iPad Air』は2020年モデルから『Apple Pencil(第2世代)』が使えます。Apple認定整備品も種類が多いので、まずここをチェックし、状態や価格を他店と比較するとリーズナブルに買える可能性もあります」
PCライター 平澤寿康さん
ネットメディアや雑誌などでスマホやPCなどの執筆を行なうフリーライター。テクニカルな記事から一般目線のレビュー記事までわかりやすい解説にも定評がある。
【選びのポイント】
● ストレージは256GB以上
●『Apple Pencil(第2世代)』対応モデル
● 使うアプリに対応しているか否か
『iPad Pro』に迫るパワフルモデル
発売時の定価8万7780円 → 中古平均価格8万1588円
Apple『iPad Air Wi-Fi (第4世代)』※256GB
前世代機より大きなオールスクリーンデザインの10.9インチディスプレイを採用。トップボタンにはTouch IDセンサーを内蔵し、背面には「12MPカメラ」が搭載されている。
〈 ここが狙い目!〉M1チップ搭載の現行モデルは10万6800円。ビューアー的な使い方なら本機の中古品で十分使える。
4年がたってもバリバリの現役
発売時の定価15万800円 → 中古平均価格7万4232円
Apple『12.9インチiPad Pro(第3世代)』※256GB
2018年11月に発売。すでに4年前のモデルだが、「Face ID」や転送速度の速いUSB Type-C コネクタを採用。コンパクト化も実現するなど前世代モデルに比べ大幅な進化を遂げている。
〈 ここが狙い目!〉モバイルに不向きだが、『iPad』に欲しい機能がそろい、『Apple Pencil』を使った作業も一通りできる。
第1世代も仕事の最前線で大活躍
発売時の定価11万7480円 → 中古平均価格7万3816円
Apple『11インチiPad Pro(第1世代)』※256GB
『12.9インチiPad Pro(第3世代)』と同時期に発売。「Face ID」やUSB Type-C コネクターを搭載するなど第1世代から完成度が高く、モバイル用としてクリエーターに愛用された。
〈 ここが狙い目!〉中古は現行価格13万2800円の半額以下。『Apple Pencil(第2世代)』を試すには最適な1台だ。
カメラ機能が強化され使い勝手もアップ
発売時の定価12万7380円 → 中古平均価格8万4480円
Apple『12.9インチiPad Pro Wi-Fi 256GB(第4世代)』※256GB
新たに10MP超広角カメラを追加したデュアルカメラや、光の反射を使って距離を計測するLiDARスキャナーを搭載。前世代モデルに比べて、性能面で劇的な変更点はない。
〈 ここが狙い目!〉本機と同時に登場した『Magic Keyboard』も魅力。ソフマップの中古価格は2万6980円だった。
中古相場は第1世代と同水準
発売時の定価10万5380円 → 中古平均価格7万5240円
Apple『11インチiPad Pro(第2世代)』※256GB
メモリーが4GBから6GBに進化し、デュアルカメラ、LiDARスキャナー機能を搭載。Wi-Fi 6にも対応している。初代と比べ大きな差は感じないものの、新機能が欲しい人にはベストな選択だ。
〈 ここが狙い目!〉意外なことに中古の相場は第1世代モデルと大差がない。安ければ、こちらの選択のほうがお得。
新旧判定の分岐点は『Apple Pencil』にあり!
発売時の定価1万9800円 → 中古平均価格1万6200円
Apple『Apple Pencil(第2世代)』
ワイヤレスによるペアリングと充電が可能。マグネットで本体の側面に取り付けられる。現行品では無印『iPad』以外は使用できる。
〈 ここが狙い目!〉この夏1万5950円から1万9880円に値上げ。旧価格以下なら損はない。
取材・文/安藤政弘
※掲載の中古品は2022年9月26日現在の情報です。商品の売り切れ、価格の変更の可能性があります。