12月21日が「遠距離恋愛の日」になった理由

12月21日の遠距離恋愛の日は、コロナ禍でなかなか会えない遠距離恋愛中の人々にとっては、改めて互いの気持ちを伝え合う絶好のタイミングです。遠距離恋愛の日の意味や由来から、この日を楽しむポイントについて解説します。

遠距離恋愛の日とは

新型コロナウイルスの感染拡大防止策として、都道府県をまたいだ往来が自粛されたことにより、なかなか会えなくなってしまったという遠距離恋愛中の人は少なくないでしょう。

そんな遠距離恋愛中の人にとって、イベントとして一緒に楽しむきっかけとなるのが12月21日の『遠距離恋愛の日』です。どのような記念日なのか確認しましょう。

お互いの気持ちを伝え合う日

遠距離恋愛の日は、離れて暮らす恋人たちがクリスマスを前に、お互いの気持ちを確認し合う日とされています。

会う機会が少ないことから不安を募らせてしまいやすい遠距離恋愛中は、意識的に気持ちを伝え合うことが、良好な関係を継続させる上で大切なポイントです。

一緒に過ごす機会を設けやすいクリスマスから年末・年始に入る前に、改めて関係性を深めるためのブースター的な記念日といえます。

ラジオの恋愛相談が発端

遠距離恋愛の日が設定された由来については諸説あるものの、有力とされるのが、ラジオの恋愛相談コーナーが由来とされる説です。

現在も長野県で活躍するフリーアナウンサーの大岩堅一さんがFM長野勤務時代（1988～2006年）に、ラジオ放送の中で遠距離恋愛中のリスナーにエールを送るために、12月21日を遠距離恋愛の日とすることを提唱したとされています。

一方で大岩さんが提唱する以前より、女子高生の間では都市伝説として浸透していたという説もあり、はっきりとした由来はいまだに不明なままです。

なぜ12月21日が遠距離恋愛の日なのか

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12月21日が遠距離恋愛の日に設定された理由は、クリスマス前に気持ちを確認しておくためというもの以外にも存在するようです。諸説ある理由の中でも代表的な二つの理由について解説します。

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「1221」は恋人同士に見える

遠距離恋愛の日が12月21日に設定された理由として、日付を4桁の数字に並べた様子が、遠距離恋愛中の恋人同士を表しているとされる説があります。

12月21日を『1221』と記載した際、両端の1は離れた場所で恋愛中のそれぞれを表し、中央の2が近づいた2人を指すという解釈です。

この解釈には、頻繁に会えず不安になってしまいがちな遠距離恋愛中であっても、心の中で互いにつながっているという応援メッセージが含まれていると考えられています。

「1221」は縁起の良い数字

12月21日が選ばれた理由の一説として、縁起の良いミラーナンバーであるという説が挙げられます。

ミラーナンバーとは、中央で区切ると鏡合わせのように対になっている「1331」や「8228」といった数字の並びのことです。

ミラーナンバーは、自分の考えを見直し、物事を見極めるという意味を持つとされ、数字の組み合わせによって内包するメッセージが異なります。

ミラーナンバー「1221」は、不安や疑いなどのネガティブな感情に打ち勝ち、ポジティブな未来を願って行動することで、願いが現実になるという意味です。

離れていても前向きに2人の明るい未来を願うことを応援する遠距離恋愛の日を設定するにあたり、12月21日はぴったりの意味を持つ日付といえます。

遠距離恋愛の日を楽しむポイント3点

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日頃からこまめに連絡をとっていても、実際に会うときはワクワクしたり、緊張してしまったりするのも遠距離恋愛の醍醐味の一つです。遠距離恋愛の日を2人で楽しく過ごすためには、以下の3点に注意しましょう。

ポジティブな話をする

久しぶりに会って話したいことがたくさんあるという気持ちが溢れていても、デートでは冷静になってポジティブな会話を心がけることが大切です。

たまにしかないデートでの会話は、普段よりも強く印象に残ります。会話の内容がネガティブなものだと、デートそのものがマイナスイメージで記憶されてしまうのです。

仕事や家族の愚痴はもちろん、『太った』『疲れてる』『（髪型や服装が）似合ってない』などのネガティブ要素は、気軽に口に出してしまいそうになっても心の中に留めておいた方が賢明でしょう。

コストは惜しまない

遠距離恋愛を長続きさせるためには、コストを惜しまないのが重要なポイントです。

会うための交通費や宿泊費など、遠距離恋愛は何かとコストがかかりますが、それを出し惜しんでは遠距離恋愛はうまくいきません。

特に久しぶりのデートでは、『ちょっと贅沢なディナーやホテルを利用する』『無駄な体力を消耗しないためにタクシーを利用する』など、最高の思い出を演出するためのコストは惜しまないことが大切です。

互いの懐具合を気にしながらのデートは心身ともに疲弊し、楽しい思い出にはなり得ません。2人にとって必要なコストだと割り切って、会っている時間を最大限楽しむことに集中しましょう。

感情を素直に伝える

LINEや電話で日頃から気持ちを伝え合っている間柄であったとしても、会っている間はしっかりと感情を伝えることが大切です。

遠距離恋愛では、1回ごとのデートでの出来事や会話内容、その時々の感情が記憶されるため、『楽しい』や『好き』などの感情を改めて言葉で伝えることで、より良い思い出として相手の記憶に残ります。

加えて、対面で見つめ合うことで互いの脳活動パターンが同期するという研究結果も報告されていることから、対面で伝えたポジティブな感情に相手も同調するようになると考えられます。

対面コミュニケーションのメリットを最大限に活かして、デートごとにポジティブな印象を積み上げていくことにより、2人のつながりが一層深まり、遠距離恋愛であっても良好な関係を継続できるでしょう。

構成／編集部