住民税の支払いを現金ではくクレジットカード払いにしたい方は多いでしょう。ですが、実際にクレジットカードで支払えるのでしょうか? また、支払えたとしても手数料はどうなっているのでしょうか?
住民税とは何?
生活する上で私たちは、公共施設や上下水道、ごみ処理や学校教育などの行政サービスを利用します。
その費用は、地域に住んで利用する住民が、必要となる経費を分担することが望ましいです。そこで、住民税は行政サービスの活動に充てるために納税する地方税となっています。住民税には市町村民税と道府県民税があります。
住民税には「個人住民税」と「法人住民税」があり、そのうち個人が負担するものが「個人住民税」です。
【参考】個人充員税|総務省
所得税との違いは?
個人の給与などへの税には、個人住民税のほかに所得税があります。その違いは、個人住民税が地方税であるのに対して、所得税は国税となっていることです。
まずは住民税の支払いにクレジットカードが使える自治体か調べる
個人住民税は住んでいる自治体に納税するのが原則となっています。支払いにクレジットカードが使えるかどうかは、自治体によって異なりますので、住んでいる自治体のホームページを確認します。
ここでは例として、東京23区の千代田区を例に調べていましょう。
【参考】千代田区ホームページ
1.同ホームページのトップページ上部にあるタブから「暮らし・手続き」をクリックします。
2.「税金」をクリックします。
3.「納税方法」をクリックします。
4.「クレジットカード納付が始まります」をクリックすると、千代田区の場合、令和3年10月1日から、税金の納付にモバイルクレジット(クレジットカード払い)が追加されたことがわかります。
利用できる費用として、特別区民税・都民税(普通徴収分)があります。 納付書の表面にバーコードが印刷された、1枚の金額が30万円以下の納付書が有効です。
住民税の支払いに利用できるクレジットカードは?
住んでいる自治体がクレジットカードでの納税に対応している場合、利用できるクレジットカードの種類も確認しましょう。
千代田区で特別区民税・都民税(普通徴収分)の支払いに利用できるクレジットカードは、VISA、Mastercard、JCB、AmericanExpress、DinersClubとなっています。
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<H2>住民税の支払いにクレジットカードを使うと手数料はどうなるの?
クレジットカードによる住民税の納税が行える場合、決済手数料を納税者が負担する仕組みになっています。この決済手数料は自治体の収入ではなく、クレジットカード会社の立替に対して支払われるものです。
手数料は各自治体により異なる場合があり、納付金額の多少で金額が決まります。例えば千代田区の決済手数料(消費税込み)は2022年11月現在、以下の様になっています。
※データは2022年11月上旬時点での編集部調べ。
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文/中馬幹弘