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【カブガールが行く】秋の山をツーリング!自分だけの絶景紅葉スポット探しの旅

2022.11.20

バイク乗りにとって、秋は過ごしやすい季節です。寒すぎず暑すぎず、花粉が少なく、なにより木々が色付いて美しい…!

有名な紅葉スポットが素晴らしいのはもちろんですが、ただ山道を走っているだけでも印象的な風景に出会えるのが、日本のよいところ。

そんな無名の紅葉スポットのことを、本記事では愛を込めて「名もなき紅葉」と呼び、お気に入りスポットで撮影した写真をご紹介させてもらいます。さぁ、皆さんもご近所の名もなき紅葉を探しにいってみませんか?

紅葉狩りの季節です!

食欲の秋、芸術の秋、スポーツの秋。いろんな秋がありますが、個人的に一番好きなのは紅葉の秋です。

11月に入って一気に寒くなり、今年も山がカラフルに彩られるこの季節がやってきました。

全国各地に紅葉の名所はたくさんありますが、多くは公園だったりお寺だったり、バイクでの見学がNGです。またすでに有名な場所には人が多く、のんびり眺めたり写真を撮ったりすることができません。

どうせ紅葉狩りに行くのならマイペースに楽しみたい。そんな気持ちで始まったのが、自分だけのマイナースポット「名もなき紅葉」探しでした。

旧道や林道へ行ってみよう

名もなき紅葉探しにおすすめの場所は、旧道や林道です。交通量が少なく、草木の整備も頻繁に行われないため、活き活きとした自然を楽しむことができます。

筆者が過去に見つけた一番のお気に入りスポットは、国道の旧道にあたる道でした。

残念ながらこの場所は既に廃道となり、木がすべて伐採されてなくなってしまいました。もう見ることができない景色だからこそ、ますますきれいに感じますね。

…ということで、今回は山奥のとある場所へ散策にやってきました。この道は、県道でありながら未開通区間。奥まで進むと行き止まりになっており、おまけにスマホも圏外になるような場所なのです。

2時間ほど走ってみると…絶景とまではいきませんが、秋らしさを感じられる風景を発見!

今回の道は、様々な種類の広葉樹が混在している場所。赤や黄色だけではなく、黄緑色や茶色の葉っぱもたくさん見られます。走るスピードにあわせて、目の前を暖色のグラデーションが移ろっていきました。

多くの名もなき紅葉スポットでは、古びたガードレールやトンネルが味になります。

特にトンネルは、フレームのように景色を切り取ることができます。明暗差と彩度差が大きいため、よりドラマチックに見えるような気がしませんか?

秋のツーリングの注意点①落ち葉

もともと旧道や林道は路面が荒れている傾向にありますが、特に秋以降で気を付けたいのが、落ち葉が原因の交通事故です。

旧道や林道は交通量が少なく、路面を覆うほどにたくさんの落ち葉が積もっていることがあります。見ためにはキレイなのですが、走るには要注意。

落ち葉には油分が含まれており、雨や露で濡れることで、葉から油分が溶けだします。それらを踏むと、タイヤが滑りやすくなるのです。

またカラカラに乾いた落ち葉であっても、タイヤと道路の間に挟まることでスリップの原因になります。さらには排水溝などが落ち葉で埋まって見えなくなり、気付かず上を通ることで、タイヤが嵌ってしまうこともあるのです。

旧道や林道はスマホが圏外であることも珍しくなく、万が一の交通事故の際は助けを呼ぶにも一苦労します。したがって名もなき紅葉を探しに行く際は、普段のツーリング以上に安全運転を心がける必要があるのです。

秋のツーリングの注意点②夕方の気温

「秋は夕暮れ」と清少納言も言っていますが、現代日本においても秋の夕陽は格別です。

3時ごろから徐々に陽が傾き、4時を過ぎたぐらいにはあたりがオレンジ色で染まります。山は真っ黒なシルエットへと変わり、紅葉した葉は光で透かされて幻想的に見えます。

1日の終わりを実感して切ない気持ちで胸がいっぱいになると同時に、真正面から光を浴びているにも関わらず、肌寒く感じることに気が付くはずです。

…そう。秋の夕暮れは、気温が一気に下がるのです。また夕陽が沈むスピードも早く、夕焼けが見えたと思ったら1時間もしないうち、あっというまに夜が迫ってきます。

昼間に気温20度近くあった日でも、暗くなるころには10度を切っていることがあります。1日のなかでの寒暖差が大きいため、薄手のダウンジャケットや防風インナー、使い捨てカイロなどを持って行くと役立つはずです。

「名もなき紅葉」を探してみよう!

正直に言うと、1日中走りまわっても、写真集やInstagramに出てくるようなフォトジェニックな紅葉にはまず出会えません。

しかし「それでもいいや」と思えるのが名もなき紅葉。

誰にも頼らず自力で見つけた小さい秋をマイペースに楽しむことで、ちょっとした幸せに浸ることができるのです。

皆さんも自分だけの「名もなき紅葉」、探しに行ってみてはいかがでしょう?

文/高木はるか

アウトドア系ライター。つよく、しぶとく、たくましくをモットーにバイクとキャンプしてます。 愛車はversys650、クロスカブ110、スーパーカブ90。

高木はるかの記事は下記のサイトから
https://riding-camping-haruka.com

編集/inox.

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