古い寺社仏閣が建ち並び、歴史を感じる街並みを楽しめる京都。豊かな自然や都市機能も充実しており住みやすい環境が整っているエリアであるが、実際に住んでいる人たちはどの程度幸福を感じているのだろうか。
大東建託は、京都府居住の20歳以上の男女、14,862名を対象に過去最大級の居住満足度調査を実施。「いい部屋ネット 街の幸福度ランキング2022<京都府版>」「いい部屋ネット 住み続けたい街ランキング2022<京都府版>」として集計した。
幸福度の高い自治体1位は2年連続で乙訓郡大山崎町、駅1位は京阪本線橋本駅
自治体別の1位は2年連続で乙訓郡大山崎町となり、「住み続けたい街(自治体)」では4位を獲得していた。
大山崎町は、かの有名な「山崎合戦」の舞台となった「天王山」と、三川が合流する「淀川」の豊かな自然に抱かれ、複数の鉄道や高速道路、幹線道路が町域を縦断しており、京都市中心部まで15分、大阪まで30分と都市近郊にありながら豊かな自然に触れることができる「ほどよい田舎感」が魅力のエリアだ。
2位は綴喜郡宇治田原町で、昨年は累計回答数が50名未満だったためランキング集計対象外だった町だ。3位は木津川市で、「住み続けたい街(自治体)」では8位であった。
上位には、郡部の町(乙訓郡大山崎町・綴喜郡宇治田原町)や京都市以外の自治体(木津川市・向日市・長岡京市・京田辺市・福知山市など)が多数入っている。
駅別では八幡市にある橋本が1位を獲得し、唯一偏差値70台の高い評価を得ていた。古い町並みが残る一方、駅東側の丘陵地には、昭和以降開発が進んだ住宅地が広がり、古い“町並み”と新しい“街並み”が融合されたエリアだ。
付近には「背割堤の桜」で多くの観光客が賑わう木津川・宇治川・桂川の三川合流の水辺空間、国宝「石清水八幡宮」が鎮座する男山など、自然と歴史・文化が調和されたエリアでもある。
2位の烏丸御池は、「住みここち(駅)」「街に愛着がある(駅)」1位、「街に誇りがある(駅)」2位、「住み続けたい街(駅)」3位、「住みたい街(駅)」5位と、全てのランキングでトップ5以内に入る高い評価を得ている駅だ。3位は、木津川市にある木津が獲得。
住み続けたい自治体1位は長岡京市、駅1位は2年連続でJR片町線松井山手駅
自治体別の1位は長岡京市で、「街に愛着がある(自治体)」2位、「住みここち(自治体)」3位、「街の幸福度(自治体)」5位と各ランキングで上位に入っている街だ。
2位は2年連続で京都市中京区が獲得。「住みここち(自治体)」「住みたい街(自治体)」「街に誇りがある(自治体)」「街に愛着がある(自治体)」の各ランキングでは全て1位の高い評価を得ている。3位は与謝郡与謝野町で、「街に愛着がある(自治体)」では7位となっている。
駅別の1位は2年連続で松井山手が獲得し、「街に誇りがある(駅)」でも1位、「街に愛着がある(駅)」では2位となっている。2位は三室戸で、昨年は累計回答数が30名未満だったためランキング集計対象外だった駅だ。
3位は2年連続で烏丸御池で、「住みここち(駅)」「街に愛着がある(駅)」1位、「街の幸福度(駅)」「街に誇りがある(駅)」2位、「住みたい街(駅)」5位と、各ランキングで高評価を得ている。
調査概要
調査方法:株式会社マクロミルの登録モニタに対してインターネット経由で調査票を配布・回収
調査期間
2022年3月8日(火)~3月29日(火):2022年調査(回答者数:3,752名)
2021年3月17日(水)~3月30日(火):2021年調査(回答者数:3,887名)
2020年3月17日(火)~4月3日(金):2020年調査 (回答者数:4,385名)
2019年3月26日(火)~4月8日(月):2019年調査 (回答者数:2,838名)
計14,862名
関連情報:https://www.eheya.net/sumicoco/
構成/Ara